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凄い勇者だった俺が美少女勇者をプロデュースした件  作者: 穂麦
第3章 凄い勇者は美幼女勇者(7歳)をプロデュースする
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俺は美幼女勇者の成長を見ている 『来てください』

イリアは虚像の精霊の加護を受けた武器を得た。


加護を得たのは……

1.玉鋼で作った剣

2.鋼で作った短剣

3.マナの枝で作った木剣


この3つだ。


本来は特別な武器を貰うが今回は加護を得た武器を得ただけだ。

だから勇者専用武器の中でも初歩的な武器という位置づけになる。


「イリア、武器を構えろ」

「はいっ」


俺とイリアは森の奥の開けた場所で訓練を始めるところだ。

今回は勇者専用武器を使いこなす為の訓練だな。


「いくぞ」

「来てください!」


イリアが覚悟を決めた所で俺は火魔法を使う。

すると火球が俺の手元に生じたあとイリアに向かって飛んでいく。


「!やあっ」


イリアが気合とともに剣を振り下ろすと火球が消えた。


「上出来だ」


虚像の精霊から武器に与えられた加護により魔法を消せるようになった。

正確には魔法のプログラムともいえる術式を破壊できるようになったのだが。


これは初級の勇者専用装備の効果だ。

通常の剣でも魔力を通せば術式を破壊できる。

だが自分の力量以上の術式破壊は不可能。


一方で加護を受けた勇者専用装備であれば自分の力量以上の術式も壊せる。

足りない力量を加護が補う形だから限度はあるがな。


「ふぅ」

「感動が薄いみたいだな」

「自分が勇者専用の武器を使っていることに実感がなくて」

「まあ、そういう物か」

「それに……」


イリアは『それに』といった後、自分の両肩を抱きガクガク震え始めた。

虚像の大精霊のことを思い出しているな……


しかし、あれほど激しい抱擁がこの世にあるとは俺も初めて知った。


「ク、クレス!特訓の続きを!!」

「あ、ああ」


イリアは体を動かすことで色々と忘れようとしているらしい。

俺とイリアは、この後ひたすら訓練を続けた。



~イリアの成長状況~


剣の扱いが上達した。

魔法を使えるようになった。

魔法剣を使える。

精霊の感知が出来るようになった。

勇者専用武器(初級)を手に入れた。

勇者の素質が開花しつつある。



イリアの成長状態は、こんな感じだ。

基本的な部分をしっかりと押さえているから安定感がある。

それに7歳では十分すぎる程の能力だ。


勇者候補として騎士学校に行ける可能性は高いだろう。



もうじき勇者の選定がある。

選定後、しばらく会えなくなるかもしれない。

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