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バウンティ・ハンター レイカ  作者: 武者小路団丸


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33/51

第33話 その声、記録外

 通路を進む足が、不意に止まった。

ヘルメット越しに、微かなノイズが混じる。ノイズの中から小さいが人間の声が聞こえてきた。


「……R-Ka1032、応答を求む」


初めは幻聴かと思った。

でも違う。“外”から届いている――この封鎖された都市の外、誰かがこちらを見ている。


「……君は観察される側じゃない。

君は、“観察を終わらせる側”だ」


レイカの瞳が、わずかに揺れる。


ノイズ混じりの音声に、圧倒的な違和感はなかった。

むしろ、どこか“懐かしいような”響きがあった。


「その声……誰?」


応答はない。


再びノイズ。何かが接続され、また遮断されたらしい。


だがその一瞬で、レイカの中で何かが静かに書き換わっていた。




「これは、私の任務じゃない。

 ……私の決断で、ここに来たってことにする」




独り言――ただの独白にすぎなかった。

それでも都市は、わずかに軋みを上げて、揺らぎ始めた。

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