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バウンティ・ハンター レイカ  作者: 武者小路団丸


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第26話 わたしの意思で

開いた外壁の前で、レイカはバイクを止めた。

“ファング”のエンジンが沈黙し、都市の音が戻ってくる。


彼女はゆっくりと、ヘルメットのバックルに手をかけた。

カチリ。

外気がそっと頬に触れる。


ヘルメットを外すと、艶やかな黒髪がふわりと広がった。

包帯には、まだ塞がらぬ傷の血がにじんでいた。


風が吹く。

髪が揺れ、傷跡が露わになる。

レイカはそのまま、割れた外壁の奥を見つめた。


一歩、踏み出そうとして――止まる。


「……もう、戻れないかもしれない」


けれど、それすら確かではない。





彼女は目を閉じ、深く息を吸った。

そして、再び目を開ける。


「……行く。私の意志で」




足を前に出す。

その一歩が、観察される側から“抗う者”への境界線を越えていく。







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