表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

under 500

脳フレンド

作者: ともちょぴ

マスクに冷気がガンガンにブチ当たる。


手のひらも指のひらも、冬に引っ張られているように言うことを聞かない。


メジャーな色でいうと黒に近い空と地の間に、ゴォーという重低音が鳴り響く。


淡いのに目を突く光の先には、立方体の楽園があった。


その場で、頭の中にいるノウチャンに相談した。


僕はアドバイス通り、全速力でその楽園に走り寄った。


そして、また頭の中にいるノウチャンに相談した。


僕はアドバイス通り、十円玉だけを何枚も何枚も穴に投入した。


そして、また頭の中にいるノウチャンに相談した。


僕はアドバイス通り、王道の缶コーヒーに行くと見せかけて、おしるこを一回力無く触れる程度に押してから、冷たい梅ジュースを強く押した。


ドンッと音をたてて落ちてきたペットボトルを、アドバイス通りに一回取り出し口の開け方に迷ってから開けて、取り出した。


手には空気を超える冷たさを含んだ滴が付き、さらに芯の冷たさは倍増した。


アドバイス通りに一気に飲み干すと、カラダの芯から冷えきった。


頭の中にいる大親友は少々クセが強めだが、不思議とあたたかい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ