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ブラック珈琲をお持ちになって。  作者: 松風
関西男と無表情娘
2/2

関西男と無表情娘2

とりあえず2です。

小説書くのって難しい。

HRな終わると1限目の授業が始まろうとしていた…


「それじゃ授業始めるぞー木崎今日は隣の一之瀬に教科書見せて貰いなさい。では教科書の12ページを開いてー」


担任がそう告げると授業が始まった。


「ごめんなー一之瀬さん今日だけ堪忍な?、机くっ付けるで?」


木崎は一之瀬の方へ向きそう言いながらとなりの一之瀬と言う自己紹介で全く笑い所か無表情ままこちらただ見つめいた女子生徒の机に自分の机をくっ付け様とした。


「いえ…お気になさらず。」

一之瀬も一言だけそう言うと自分も少しだけ木崎の方へと机を動かした。


「いや、ほんまありがとう!それで次いでやから聞いときたいねんけど、一之瀬って下の名前なんて言うん?」


少し笑みを浮かべて木崎は問いかける。


「沙姫です、さんずいに少いの沙と姫と書いて沙姫ですがそれがどうかしましたか?」


「いやいや、クラスの連中の名前を知っておきたいし…それにお隣さんやしな」


「そうですね、でももう授業が始まってますので」


「せ、せやな!授業は大切やもんなせんせーの話聞こ聞こ」


一之瀬に告げられると会話が終わってしまい一之瀬へ向けられていた木崎の顔も前を向く。


(これはなかなかの難物やなぁ)

骨が折れる木崎であった…




―昼休み―


「では、また5限目に」


昼休みになり一之瀬はくっ付けていた机を一旦離した


「ほんまありがとう!一之瀬さんは弁当?食堂の場所ってわかる?」

食堂の場所が分からなくて、困惑する木崎


「はい。私はお弁当です。ですが食堂でしたら廊下を出て…」


一之瀬が最後まで言葉を話そうとしたと同時に


「ねぇねぇー木崎くんよかったら私達と一緒にお昼食べない?」


クラスメイトの女子生徒二人が後ろから木崎へと声を掛けた。


「あー昼ご飯ね!いやーごめん俺はコイツと食べる約束してんねん」

(一之瀬さん1人で弁当食べるんか?)


木崎は前の席に突っ伏して寝ていた男子生徒の脇腹を,ツンツンとつつく


「ヒャッン!…なにんすだよ?」


寝ていた所を脇腹をつつかれ背筋を伸ばしてしまいって不機嫌そうに木崎へ無理向き告げる


「ヒャッン!って自分おもろいリアクションするなー!ってわけでさ俺はコイツと昼食べるから、また今度食べよ?」

(気になるけど…今は情報収集や)


「は?俺はそんな話聞いてねえぞ!」


「ええからええから、いくでー」


無理やり男子生徒の腕を引っ張り廊下の方へと歩きだす。


「そっかー山田くんと食べるのかー残念」「また今度絶対食べようね?」

女子生徒二人は木崎に告げると小走りで教室から去っていった。


「ってなんだよ!転校生!別に昼飯食うとか約束してなかっただろ?」


腕を捕まれてた手を振りほどきながら男子生徒は木崎に問いかける


「まぁまぁ男二人で食うのもええやん、食堂の場所も知らんしそれに聞きたい事もあるんやしーいこうやー」


木崎は男子生徒に両手を合わせてうさんくさい懇願ポーズを取る。


「はぁ~ったくしょうがねぇな、食堂案内してやるよ、あと俺は山田な」


後ろ髪をポリポリ掻きながら廊下へと出ていく山田。


「ありがとやでー山田くぅん!ほないこかーこっちかなー?」


「そっちじゃねぇよバカ!」


「バカって言う方がバカなんやで!」


「ガキかお前は!」


二人は意気投合しながら食堂へと向かおうと教室でる。



教室を出て5歩進んだあたりで、


「あっ!」


思い出したかの様に教室へと戻ろうとする。


「なんだよ!?急に大きな声出すなよ」


ビクッとしながら山田が木崎に問いかける。


「いやー教室に財布忘れたわ!ちょいここで待っててや」


そう言いながら教室に向かう木崎


「そうゆうことかよ、驚かすなよなー」


ハハッと笑みを浮かべる山田。




木崎が教室に戻ると、一之瀬は1人でお弁当食べていた。


「一之瀬さん!」


黙々と食べていた一之瀬は橋を止め自分の名前を呼ばれた方へと振り向く。


「木崎くん?山田くんと食堂行ったのでは?」


無表情のまま首を傾げ木崎に告げる


「せやねんけど、一之瀬さんさっき食堂の場所言おうとしてくれてたやろ?、ありがとうって言うの忘れてたわ」

(首を傾げるちゅー動作はするんやな、まぁ当たり前の事やけどこの子やから心配やったわ)


「いえ…お気になさらず。それと木崎くん今日ずっと私にありがとうって言ってます」


「あー言われてみれば?、でもそれを言うなら一之瀬さんもお気になさらずってずっと言うてるで?」


ニコッと笑いながら木崎も返す。


「確かに…そうかもしれません。気を付けますね」


「いやいや気を付けんでええから!もっと言うと敬語も使わんでええで?」


そんな木崎の気遣いだったが、


「私はこちらの方が話しやすいので…それより山田くんが待ってるのでは?」


「せやな…ほなまた午後からよろしゅう」


むしろ一之瀬に気遣われた。




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