一年間を振り返っての嘆きというか備忘録
恥の多い一年間を送ってきました。
自分には、高校生の生活というものが、見当つかないのです。
・・・と書き綴ったところで何かしらのイベントが発生するわけでもない。
高校生になったからといって華やかなスクール・ライフを満喫できるとは限らないのに、
俺はこうして油断して、高を括って、あっけなく一年が過ぎた。
部活に入らず友達も作らず(おい今「作れず」だろって思ったやつ出てこい)、
受動的かつ堕落しきった日々をまあ無駄に過ごしたわけだが、特に後悔はしていない。
むしろ自分で蒔いた種が発芽、生長を経て身をつけたように感じたので嬉しいくらいだ。
もっとも、花は咲いていないが。
咲いていたとしてもあまり見栄えのするものでもなかろう。
だが、やはり自分の中にやるせなさが残っているのかもしれない。
何か証を残したい。それもなるべく大きなことを。
そんな風に一念発起しかけた、一年生から二年生になるまでの間に与えられた春休み中の、とある暖かい日のことだった。
あとで確認するとこの日は4月1日だったが、その時の決心に嘘も揺らぎもなかったし、なにより行事という概念を消し去った俺にとってはエイプリルフールなんて無関係のできごとだった。