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四季の詩

冬の詩『道程』

作者: 中島 透乃

『道程』




心して前に進みなさい


這って 泥にまみれて


お前はかつて自分で自分の(あし)をもいだ


その代償を 噛み締めて行きなさい




淡雪も お前が見れば腐り落ち


耐雪の芽も お前が触れれば枯れる


薄氷は黒く溶け崩れ 冬の陽は息をひそめる


お前の吐息は北風となってお前に吹き(すさ)




それでも 前に進みなさい


お前の道が変わることはもう無い


お前はあの時


望んではならないものを望み


失ってはならないものを手にかけた


永久の冬を厭う資格など無い




約束を履行しなさい















**********************


それでも前に進むのは救済だと思ったりします。

自作の中で一番読み返す事の多い詩かも。

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