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#1 オトコの娘の異世界転生はまだ始まりません。

初めまして大賀メイメイです。

『オトコの娘が異世界で魔王討伐をしてみます。』を読んで頂きありがとうございます。

処女作ですが、頑張って行きたいと思います。

文字数は少なめで行きますのでよろしくお願いします。




「という訳で、貴方は選ばれたのです。」

「ちょっと理解出来ないです。」

いきなり、美少女に理解出来ない事を言われた僕はただ、そう言い返す事しか出来なかった。


「だから、貴方は異世界へ旅立つ勇者に選ばれたのです。」

駄目だ、やっぱり理解出来ない。


視界いっぱいに広がる白い空間、其処にあるポツンとある二脚の椅子、其処に美少女と僕は座っている。


「何故、僕が勇者に選ばれたんですか?普通の学生ですよ?」

僕は、質問する事にした、それに勇者に選ばれる要素が見当たらない。

そう、僕は普通の学生でただ、学校からの帰宅途中で空から降ってきたタライで死んだ学生だ。

いや、普通の学生は空から降ってきたタライで死ぬ事はない、普通の人はタライが空から降って来る事は無いだろうが僕には降ってきた、これも僕の幸運(笑)のお陰だね。

涙が頬を伝う。


「あの、泣かれるとちょっと私も困るんですけど。」

笑顔で困る美少女、まぁ笑顔が引き立ってますけどね。


「だって、空からタライが降ってきて死ぬとか涙物ですよ、女神様もそう思うでしょ、だってタライですよ、空から降って来たんですよ、普通タライが空から降って来ないでしょ。」

僕はヤケクソだった、だってタライが空から降って来たんだもん、ヤケクソになるでしょ。


「えーと、実は葉加瀬 士童さんの頭に降って来たタライは私が洗濯してる時に落としてしまって。」


え?今なんと、え?じゃあ目の前の美少女いや、女神様が洗濯しててタライを落としたと?

え?つまりこのドジっ子女神様のお茶目で死んだと。

なんだと、、、


「ごめんなさい」

お茶目感たっぷりに語尾にテヘって付きそうな勢いで謝られた。

うん、許そう。だって、可愛いんだもん。


「大丈夫ですよ。女神様、許します。」

「わぁー優しいんですね。じゃあこの話は終わり、さぁ話の続きをしましょう。」

「あー良かった。これで糞めんどくさいファッキンな始末書書かなくて済むわ」

女神様の満面の笑みに僕は恋をす、る、、、

え?え?糞めんどくさいファッキンな始末書?

あれ?


「えーと、女神様?」

「何ですか?何かありました?」

女神様の満面の笑み目が笑ってない、あ、あの目はいらない事を言ったらSATUGA DEATHって言っている。

触れちゃ駄目だ。

触れちゃ駄目だ、、、忘れよう。


「何もございません。女神様。」

「わかりました。それでは先程の続きを」

「よろしくお願いします。」


女神様の話を纏めると今回不運な事故死をした、僕(ドジっ子女神様のタライで)

そんな、僕をこのハイパー超絶美少女女神様の慈悲で勇者に選ばれたとの事、しかも、チート能力をハイパー超絶ドジっ子女神様が直感で選んでくれるとの事

ふぅ、不安と絶望しかないぜ(汗)

自分のキャラもブレまくりンゴ


しかも、その世界は魔族率いる魔王と戦争してパーリィーピーポーしているらしいファンタジーな異世界で魔法もあり様々な種族がパーリィーピーポーしてるとの事


即死する未来しか見えない(大汗)


「大丈夫ですよ、貴方は確かに見た目がオトコの娘でも、私が授ける能力さえあれば魔王討伐を成し遂げられるでしょう。後私はドジっ子ではありません。地獄に堕ちますか?」

和やかに微笑む女神様、目は1ミリも笑っておりません。


僕は冷や汗をかきながら微笑み返す。


コ、コイツ心を読むぞ

『SATUGAI DEATH 』

直接脳内に話しかけて来た。


「女神様、冗談です。僕はこんなにも美しく絶世の美少女に異世界へ送られる事に歓喜しております。」


土下座しながら僕は女神様へ弁解を余儀なくされる。

だってガチだもん、女神様ガチだもん。


拝啓、お父様、お母様、僕、葉加瀬 士童は女神様に土下座をして許しを請うています。

お父様、お母様、女神様から慈悲を頂ける様にお祈り下さい。


異世界への旅立ちはいつになるやら。


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