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序章第一話

今よりも遥か昔、神々はこの地に降臨し人々に叡智を授けたという。それ以来世界中に数多くの宗教が存在する世界アルメリア。

数ある国の中で小国であるアンバー王国、その郊外にある農村の家の中で、一人の少年が祖父の膝に座り話を聞いていた。

5歳の少年リオン•アルバ、元冒険者であり現農家の祖父とその息子である父、嫁である母を持つ。

リオンは祖父ジル•アルバの武勇伝を聞くのが大好きで、そんな彼が冒険者に憧れるのは当然のことだった。


「おじいちゃん、僕ね、大きくなったら冒険者になるよ!そしておじいちゃんみたいにすっごい武器見つけて、色んな所でお宝をザクザク集めてやるんだ!!」


「そうかそうか、リオンは冒険者になりたいか。でもな、冒険者になるには武器も魔法も使えなくてはならん。リオンは明日で6歳になるんだったな?」


「うん、明日は僕の誕生日だよ」


「なら明日から爺ちゃんが訓練をつけてやろう。誕生日プレゼントにしては長くて苦しいかもしれんが、やってみるか?」


ジルは訊ねはしたものの、キラキラと輝く孫の目から、どう答えるか予測はついていた。

ジルの膝から降りたリオンは、背筋を正し、「よろしくお願いします!」と元気よく応えた。

ジルは予想通りの反応に笑みを浮かべながら言った


「なら明日の為に今日は早く寝なさい。健康な体作りも冒険者には大事なことだ」


「分かったよおじいちゃん」


リオンは頷くと自分の部屋へ駆け出して行った。


リオンが出て行った後、ジルは深いため息をついた。

本来なら、自分の孫が冒険者という一般的に荒々しい職業に着くことを諌めるのが祖父としての責務なのかもしれない。


しかし、彼は子供のように、以前冒険者をしていた頃のように、ワクワクする気持ちを抑えることはできなかった。


「まるで自分のことのように嬉しい気持ちになるとは、あいつらのの言っていたことがよく分かったよ」


ジルはかつてパーティーを組んでいた仲間のひどい親バカを思い出しながら一人呟いた。

今はまだ幼い少年リオンが、どのような旅を経て成長していくのかを彼は楽しみにしていた。



よろしくお願いします

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