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異世界でマーモットになった俺、なぜか賢者扱いされてます  作者: マモシ


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8/18

マモ教拡大。

あれから数か月。


俺の村は……


「おはようございます!マーモ様!」

「キュ、キュイ…」


完全にマモ教に染まっていた。


俺は村を歩きながら今日もマモール中だ。

だが、前と違い、村は俺のドーピング建築のおかげで、立派になった。

見栄えは立派で、もはや廃村寸前だった面影はない。


「あ、マーモ様だ!」

「キュイ!」

「キュイ!」


子供たちにいたっては挨拶も真似するほど。

これは大丈夫なのだろうか?


「マーモ様。このあとはどうしますか?」


リリーは絶対俺の傍を離れない。

どこに行くにも一緒だ。

この間はトイレに入ろうとしてきてドン引きした。


暇だしあの二人の様子でも見てくるか。


「分かりました」


そうして目的地の家に着く。

ドアをノックする。


「あれ、マーモ様どうしたのかしら?」

「キュキュ」

「え、調子?マーモ様のおかげでうまくいってますよ?」


エリーはにっこり笑う。

ちなみにエリーはドラゴンの奥さんだ。

名前がないと不便なので俺が命名させられた。

リリーに似ているので、エリーと安直な名前だが喜んでいた。


「おお、お主か!」


すると奥から、これまた俺の命名、ドラゴンの旦那、ガイが出てくる。


「いや、この床暖房は素晴らしいな!」

「ええ、卵が冷えなくて助かるわ」


床暖房。

出来ちゃったん……だよね。

さすがドーピング建築。何でもありだった。

理屈が不明なのが怖い。


俺は何かほかに不憫な点がないかキュキュイと聞く。


「うーん。他には何もないわよね?」

「おお、満足だ!」


ならよかった。

なにせ、違法建築だ。何かあったら俺が申し訳ない。


そうして二人の家を去り、俺は帰りに村長の家による。


「おお!マーモ様!」


ひれ伏す村長。

ほんと、この人が一番やばい。

俺を神か何かだと思っている。


「これを!」


そうしてニンジンを出してくる。

俺はもう慣れているのでなんか、おじいちゃんの家に行っている感覚だ。

むしゃむしゃ。


「それで、今日も体のメンテナンスに来てくれたのですかの?」

「キュキュ!」


そう、俺は老化で体が弱っている村長の体のメンテをしに来ている。

と言っても、俺は撫でているだけなのだが、なんでも元気が出るとか。


「ほっほ。ありがたき幸せじゃ」

「キュイキュイ」


俺は優しく腰を撫でる。

こんなのでよくなるのだろうか?

ゴットハンド!とか言って治療できればいいのだけどな。


「むむ!これは!!」

「キュキュイ!?」


村長は急に立ち上がり目を大きく開く。


「おおおお!!」


なんか、すごい唸っているのだが!?


「はっ!!」


急にバク転したんですけど……

すんごい……


「ほっほっほーーー!!体が軽いですじゃ!!」


村長はバク転、バク宙、ロンダートとアクロバットを決める。

もはや、いかれたマシーンのようだ。


「そ、村長、大丈夫ですか?」


さすがのリリーも心配している。


「ほほ、大丈夫じゃ!!元気いっぱいじゃぞ!!」


村長の体を見ると明らかにムキムキになっていた。


「キュイ……」


この手が怖い。

まさか、これは……


「おそらく、岩で家を作ったときと同じようなことが、起こったのではないかと思います」


やっぱり!?

いや、これ本格的にドーピングじゃないか!?

次の瞬間、村長死なないだろうな!?


「ほほーい!!」


見るからに死にそうではないが……


また無自覚に一つドーピングを増やすマーモだった。


その頃王都では……


「あなたも一緒に賢者マーモ様を崇めませんかー?」


王都では堅実な信者によって着実に賢者マーモが広まっていた。


拝啓、母さん。父さん。

俺、無資格の医者にもなったよ。

闇医者?人聞きが悪いよ。

少し老人がハイになってバク転しだすだけだよ。

大げさだなー。はははは。

ところで俺、捕まらないよね?



読んでいただき、ありがとうございます。

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