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異世界でマーモットになった俺、なぜか賢者扱いされてます  作者: マモシ


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12/18

新たなる勧誘計画。

最近、村は人がより増えた。

俺が来たときは30人ぐらいの村だったのに。

今では50人以上はいる。


「キューイ!」

「おはようございます。マーモ様」


マモールを実施、朝の挨拶活動。

今日もいい日になりようだ。

そうあってくれ……


「キューイ!」

「お、マーモ様!おはようございます。これ、今日のジュースです」

「キュイ!」


俺の最近のお気に入りは最近引っ越してきたこのおじさん、ラスプさんからもらっているこのジュースだ。

毎朝飲んでいる。

なんのジュースかは知らないが、柑橘系のジュースだとか。


「キュイキュイ!」

「いえ、いえ、おいしかったならよかったです。それよりマーモ様、これをどうぞ」

「キュイ?」


なにこれ?

渡された紙には複数の名前が書かれていた。

何かのリストか?


「それはぜひマモ教に入りたいと言っている者たちのリストです」

「キュイ……」


また増えるのか……

なんか最近また一段と増え続けているような……


マーモは知らないが、そのリストに載っている者たちはすべて元暗殺者である。

この村に派遣された暗殺者をラスプが捕まえ、強制的に改宗させたのである。


まあ、とにかく家作っておくか……

違法建築も慣れたものである。


「マーモ様、ここにおりましか」

「キュイイ?」


村長どうした?


「マーモ様にご相談がありましての」

「キュイ?」

「最近は移住者が増えております。それに伴ってマーモ様の負担も増え、心配しておりますじゃ」


まあ、家はすべて俺が作っているからな。

だが、それは仕方ない。

骨組みとかはいいが、床暖房などの便利なものは俺しか作れないからな。


「そこは存じ上げておりますじゃ。ですが、いささか不安が大きいかと」


まあ、たしかに。


「そこで、ですが、ドワーフの移住者を入れてもいいのかと」

「キュ、キュイ!?」


ドワーフ!?

いるのかそんなファンタジーな奴!


「はいですじゃ、この国では少数ですが暮らしておりますじゃ」


ドワーフか……

気にはなるしぜひ見てみたいな。


「ですが、グリット教は人間至上主義。ドワーフたちにはとても肩身が狭いのですじゃ」


なるほど、でもなんで、じゃあドワーフたちはこの国に?


「この国でしか取れない鉱石がありまして、それ目当てがほとんどですね」


リリーが言う。


鉱石?

まさか、世界一固い鉱石とか?

そんなわけないか。はははは。


「よくご存じで。そう、世界一固い鉱石、レゾン鉱石がお目当てですね」


へえー……本当にあるんだ……


「彼らの技術力ならマーモ様の家の再現も可能かと」


おお!

それなら確かに俺の負担も減って一石二鳥だな!

だけど、彼らは勧誘に簡単に乗ってくれるかな?


「それは問題ないですじゃ」


村長は懐から地図を出し、ここから少し離れた地点を示す。


「ここに、そのレゾン鉱石の鉱脈がありましたじゃ。これを使って勧誘すればいちころですじゃ!」


そんなのあったの?


「はい、最近見つけました」


でも、そこまでには魔物がいたんじゃ?

大丈夫だった?


「はい、魔物は……はい!」


え、なに!?

その、「はい!」はなに!?


「魔物はいたのですじゃが……」


いや!?だから何その間は!?


「あーいたはいたな……まあ、逃げていったけどな」


え、どういうこと?


「どうもマーモ様の力のおかげで想定以上に強くなっていたようで、魔物たちが私たちを見た瞬間即座に逃げていったのです」


……完全に化け物じゃん!!

やっちまった!!

まさかそんなになるまでドーピングが効いていたなんて……

もはや、ショッカーに改造手術された仮面ライダーとかの部類じゃん!?


「落ち込まないでくださいですじゃ。そのおかげで鉱脈も発見できたのですじゃ」

「キュイ……」


まあ、それもそうか。

まあ、あくまで一般より強いだけだしな。

一国の軍隊とかには敵わないだろうし、まあいいだろ。


「それでは、さっそく街に勧誘をしてきますじゃ」

「キュイ!」


おお、頼む!


この時、マーモは二つほど勘違いしていた。

一つは、この村の住人は、すでに一国の軍隊より強いと言う事。

二つ目は、マーモはそれよりさらに強いと言う事だ。

だが、そんなことは知る由もないマーモだった。


拝啓、母さん。父さん。

俺、ゴットハンド完全に身に着けたよ。

うん。完璧。

ほら触っただけで仮面ライダー作れるんだよ?

うん!違法だね!

でもめげない、しょげない。

だって男の子だもん!













読んでいただき、ありがとうございます。

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