《エピソード08》パーティ3人!扱いは?
あれから、1週間が経ったわ。王女さま(クラト)はその場で、私を王女さま付きの侍女としていたわ。
周りの人たちは、その場で王女さま付きの侍女兼話し相手として、丁寧に扱ってくれていました。
王女さまが、私とあのパーティ3人との、今までの出来事を聞きき出しては、笑っていましたよ。
入れ替わってもミキは、ミキの扱いになっちゃっていて、このままだとダメだね! まあ、任せなさい! と言っていましたよ。
私は、このミキの記憶をそのまま、話ちゃったから、あの3人は大丈夫かな? と少し心配になっていました。
まあ、王女さま(クラト)は、そこまで酷いことをする性格ではないので、酷い『ざまぁ』は、ないとは思っていましたよ。
今日は、お休みしているお付きの侍女のところへ、連絡に来ていました。場所は、あのパーティ3人との相部屋の隣部屋でした。
寮長さんと会って、貴方凄いわね! 王城内に部屋をもらったんでしょう! もう、いきなり出世頭になちゃってね。
話は王女さまから聞いたよ。あの退学と貴族席の削除、家からの追放から3カ月くらいなのかな?
貴方に料理から洗濯・掃除までやらせて、自分達はそのまま貴族の令嬢扱いさせて、なにも手伝わないでね!
苦労してるから、報われてるんだからね! 良かったわね! (え! これって、あの来世に行ったミキの、苦労の結晶なの?)
私たちだって、お手当があるから、従っているんだからね! だから、庶民になったあの3人には、社会勉強をさせているわよ。
庶民は、自分の事は自分でする! 何の理由もなく、やってもらえることはない!! これを教えているからね!!
私は、王女さまのお付きの、侍女の部屋に向っていた。その部屋の辺りで、誰かが怒られている声が、聞こえてきた。
「あななたちは、何度教えれば分かるの!! 直ぐに手を抜いて、もう見張らないと、シュニーやリリーはダメみたいね!!」
そして、長い棒で、手のひらを叩かれて、泣いてるシュニーやリリーがそこには、いたわ!! ミカルは淡々とそれを見てるの。
いい! あなたたちは、庶民なのよ! 貴族でも雇用されてなければ、あまりにも、無理に従わせると、罰せられるのよ。
また、評判が落ちてしまうのよ。あなたたちを、しっかり庶民にしてあげるからね!!
私は、この扱いは、ミキの記憶を通して、当然だよね! と思って眺めていましたよ!!
次回は、《エピソード09》パーティ3人!改まるの? ...お楽しみに (^^)/
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