《エピソード32》とりま!野営です?
まだ、日が傾く前に、あの事件があった洞窟まで来ました。今回はズイブンと早いくない?
そう、みんなで一緒に、言っていたわ。すると、シーフのガルアランが、そうだよ! ゆっくりと進んでいたからね。
早いスピードだと、お尻にキズができちゃうかもだからね! ここは、お城から、馬の早駆けで、1時間は掛からないんだよ。
そうじゃないと、森の小道だよ! 街道でもそうだけど、ガタガタ道だからね!
でも前は何故か、とっても遅いくらいだったね!
ここで、私ミキは言ってやったのよ! 不思議に思っていたんだけどね! なぜ、モンスターが、いる洞窟で野営なんてしてたんだろうね!
ガルアランは斥候に行っていたんでしょ?
あれはね。僕は、モンスターがいる洞窟だから、やめましょうって、言ってたんだよ!
当初の予定では、この先の分かれ道の辺りで、野営だったんだ!
それなのに、あの近衛兵の指揮は、討伐して手柄をたてるチャンスだろってね! それで、ワザワザ洞窟へ向かったんだよ。
それなのに、見張りのゴブリンに見つかって、数人の近衛兵は、簡単に負けちゃうしね! あれって、D級冒険者以下だね!
それで、僕は直ぐに、お城の騎士達に、知らせに向かったんだよ!! だから、みんなは助かったんだからね!
何で、それを今まで黙っていたのよ!! と王女さまが驚いていましたの!
あれはね、近衛兵の責任者から、口止めをされていたんだよ! お前は、そんなに死にたいのか!! てね。脅されていたんだよ!
それが、理由だったんだね。もう、あの国には未練がないからね! ガルアラン! その罪を、王女クララが許すわ!
それから、先へ進むと分かれ道があったの。その近くの森のなかに、野営地があったわ。
私は、シュニーたち3人を連れて、魔獣除けの薬の撒きかた講習会を始めました。それが、...中々設置は進まないんですよ!
そこに、ガルアランが手伝いにきました。ガルアランは、慣れているので、直ぐに、魔獣除けの設置は終わりました。
それから、薪拾いも、ガルアランが、シュニーたち3人を連れて、集めてくれました。
ガルアランが、こういう時に覚えの悪いシュニーを、とても丁寧に教えたので、リリーやミカルも、上手に集めていましたわ。
王女さまは? 侍女が1人いて、食事の世話をしていましたわ。
(この人も、モチロン、あの寮長さんが付けてくれた、戦闘メイドですからね!! どこかの将軍とは、大違いよね! =^_^= )
近衛兵たちは、塩ビスケットと、干し肉ですね! 私たちは、シュニーの出した水で、スープを作って食べていましたわ !(^^)!
その時に、野営地へもう一組。冒険者パーティです? この人たちが「あれ! ガルアランじゃねえか?」と声をかけて来ました。
《エピソード33》とりま!僕たちです? ...お楽しみに (^^)/
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