《エピソード01》ここって、始まり?
意識が戻った? いや夢か? 女の子がいた。自分は「ミキシリアーヌ」だと言っていた。愛称は「ミキ」だと。
あれ、愛称は同じ? なのか?
その子は、そのまま話しをつづけていた。私は前世は、地球の日本にいたんだ。時代は令和。事故で亡くなって、この世界に転生したの。
この世界で16年間生きたけど、辛いことしかなかった。それに前世を思い出したから、更にとてもつらかったのよ!
今度は、また、地球の日本で、やり直しできるんだよね。この世界の管理者が、私にそう言っていたの。
それで、その管理者が、今の私の記憶を引き継いで、そのまま「ミキ」を、あなたに続けて欲しいんだって!!
わたしにとっては、この転生は、まるで人生が罰ゲームのようだったわ!! もうとても、辛かったの!!
(え、それって! 僕は、キャンプの罰ゲームを、やっていただけなんだぞ!! 人生が罰ゲームだって!! 冗談じゃないぞ!!)
フフン、とても焦っているようね! でも、嫌なら食べられた体を再利用できるみたいよ!
不老不死のスケルトンで、復活できるみたいね!! 魔獣になっちょうけどね!! あなたはそれを選ぶのかな?
それは、ここの管理者と自由にやってね!! じゃあ、私は行くから。バイバイ、さようなら!!
ああ、ちょっとお! なんでこんなことに、なっちゃうんだよ!!
そこから、急激に何かが。 誰かの記憶? それが、頭に流れ込んできた!! ああ、とてもキツイな!!
また、意識が落ちていくのか...。
気がつくと、とても騒がしい。また重い瞼が少しだけ開いてくれた。
そこから、見えたのは先ほど、僕たちを食べていたモンスターが戦闘をしていた!!
相手は、騎士や冒険者達? 助けがきた?
薄れていく意識の中で、耳に入ってきた。
「ミキは魔力切れでも、死に戻って来たから良かったわ! 助かったら、マナポーションをもらいましょうね!」
この声は、聞き覚えがあるわ。リーダーの女剣士ミカルの声ね!
「うん、分かっているわ。でもまた、顔が土気色になったらと思うと、心配なのよ!」
この声は、神官のリリーよね!
フン、ミキは意外と、しぶといからね、大丈夫よ!
この声は、学者肌の水魔法使いのシェニーね! みんな、心配してくれてたんだね!! ありがとう!
次回は、《エピソード02》ここから逆転? ...お楽しみに (^^)/
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