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7話 黒森烏來

白霧「そういえば烏來どこに暮らすの?」

烏來「まだカラスの頃は気の上で暮らしていました。な。なのでこの後主をご自宅までお送りした後森の中で寝ます。」

桐葉「ふっ、、野宿か、、まぁええのではないか?」

白霧「ダメに決まってるでしょどう考えても。もう鳥じゃないんだから。」

 ――自宅に到着――

白霧「ってことなんだけど、、天瀬家に住まわせられないかな?」

祖母&祖母「ええよ」

白霧「いいのかよ……ん!?このくだり二回目じゃねぇか!?」

白霧「じーちゃんばーちゃん、本当にありがとう」

―――――――――――――――――――――――――

白霧「はいじゃあここ、烏來の部屋ね。」

烏來「わたくしは主と同じ部屋が、、」

白霧「ダメに決まってるでしょうが」

白霧「今日はもうお風呂入って寝ちゃおうか。今日はもう疲れちゃったよ。」

桐葉「風呂なのじゃーーー!!」

白霧「烏來も師匠のあとに入っておいでね。」

烏來「ありがとうございます。」

白霧「はいよー」


 みんなお風呂から上がり白霧はすぐ寝てしまった。小学校までは何も無い人生だったが逆に中学生にあがってからは色々なことが起こりすぎていて疲れてしまっていた。寝る前にこんなことを白霧は思っていた「なんて幸せな悩みなんだろう」と。

 次の日目を覚ますと何故か目の前に烏來がいた。

烏來「おはようございます主。今朝の体温は36.5℃至って平熱です。」

白霧「あぁそうか、、ありが、、……ん?へ?」

白霧「ちょ、え、何して、、っ」

烏來「昨日の夜布団の中へ忍ばせていただきました。主の体、やはり暖かくて安心します。」

白霧「次からは来ないでね…」

 リビングに来た白霧の顔は真っ赤で師匠にどうしたのかと聞かれる。だがそんなに「烏來が布団の中にいてくっついてきた」なんて言えるはずもない。

 その日は三人で登校することになった。正確に言えばその日から。だろうか。この先ずっと三人で登校する気がする。

桐葉「あ゙ぢーーのじゃーーーー」

白霧「暑いって言うと熱くなるから黙っててくれ師匠」

桐葉「暑いのは暑いのじゃ!!」

烏來「現在の気温は二九度深夜の雨のせいで湿度が八〇%となっております。」

白霧「ヴッ…数字聞くと尚更暑く感じる…」

 今日は余裕を持って学校に登校できた。その時クラスの中に見慣れない人が烏來のことをまちかまえていた。

??「おはよう黒森さん」

烏來「?おはようございます。して、あなたはどちら様ですか?」

蓮也「僕の名前は蓮也、よろしくね黒森さん」

白霧「なぁ師匠……」

桐葉「なんじゃ?」

白霧「これなんか見た事ある景色なんだけど。」

桐葉「ぬ?どこで見たというのじゃ。」

白霧「俺の予想だけど「申し訳ありません。私は主である白霧様に忠誠を誓っております。」とか言いそう」

桐葉「昨日のあの様子じゃありそうじゃのぉ」

蓮也「どうだろう、今日僕と一緒に帰ろうよ。」

烏來「申し訳ありません。私は主である白霧様に忠誠を誓っております。なので共に帰ることは出来かねます。」

白霧「ほれ!師匠!あってたやん!」

桐葉「なので共に帰ることは出来かねます。がなかったからハズレじゃ。」

白霧「採点厳しすぎだろ」

蓮也「そっか、、またね、、」

 そのあとクラスがザワつく。蓮也さんの誘いを断った事など学校初らしい。何となく想像できた俺と師匠はあまり驚かなかった。

 その後のお昼休み、三人は机を合わせて一緒に食べていた。このお弁当も烏來が作ってくれたもの。マジでうめぇ。

白霧「そういえば烏來はなんか部活はいるの?」

烏來「部活、、ですか、」

桐葉「わしは薙刀部に入っておるのじゃ!」

白霧「汚ねぇな!口の中空っぽにしてから喋ってくれ師匠」

桐葉「むぉ?(ごくん)」

桐葉「部活とゆうのは実に楽しいぞ!白霧も部活が終わるまで待っててくれるからのぉ!」

白霧「ま、まぁね、、好きなことやってもいいよ?」

烏來「!ありがとうございます!では弓道なるものをやってみたいです。いつか主を守る時に役立ちそうなので。」

白霧「お、いいね!やっておいで!弓道で守る日とか来ねぇと思うけど!」

烏來「とりあえず本日の放課後に部活動体験に行ってまいります。主も来てください」

白霧「はいよー」

桐葉「終わったら集合してみんなで帰ろうぞ!」

 このあと二人は部長になるのはまだ先のお話。

 


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