6話 デジャブだろ
桐葉「のう、、お主や」
白霧「なんでしょうか師匠」
桐葉「こんなことってあるのかのぉ?」
白霧「それ師匠が学校入ってきた時と同じ気持ちだよ」
担任「よーしじゃあ黒森さん今日からよろしくね!」
担任「席は、、そうだなぁ、あ!桐葉さんの隣が空いてるね!」
桐葉「先生殿!なぜわしの!」
烏來はぴくっと体を揺らして
烏來「桐葉様がいらっしゃるのですか?ならば私は桐葉様の隣がいいです。」
女子生徒A「え?桐葉様、、?2人知り合いなの?」
男子生徒B「美少女×美少女最高!」
白霧(ざまぁ師匠!!)
烏來は前で軽く手を組みまるでお嬢様のような歩き方をして、桐葉の隣まで来る。
烏來「桐葉様、改めてよろしくお願いいたします。」
烏來「、!主様!!」
白霧
白霧「ボクハキミノコトシラナイヨクロモリサン」(裏声)
烏來「私が主様の雰囲気を間違えるはずがございません!」
白霧「お、おわった」
烏來「やはり主様では無いですか!」
クラスメイト「は?」
クラスメイト「はァァァァァ!?」
クラスが騒音に包まれる。その中には「また天瀬か!?」「なんで天瀬だけ、、」などが飛びがている
烏來「桐葉様、、その席を譲っていただけませんか?」
白霧「はぁ?なぜじゃ?」
烏來「私は主様の身の安全を保証するためにいつも隣にいなくてはなりません。」
桐葉が白霧の顔をちらっと見ると遠い目をしていた。
桐葉(こやつバカになっとる、!?)
桐葉「わ、わしは良いが?だが先生殿の許可が降りぬとなぁ?」
烏來「先生、ダメ、でしょうか?」
担任
担任「うーん流石にダメかな次の席替えまで待ってみようか」
烏來は明らかにしゅんとなって
烏來「わかりました。」
HRが終わるとやはり烏來の周りに人が集まる。
男子生徒A「ねぇ!黒森さんってどこから来たの?」
女子生徒A「その髪って地毛なの?綺麗すぎる!」
もちろん白霧にも飛び火が来る
男子生徒B「お前がモテるなら俺だって、、」
女子生徒B「私だってこんな可愛い女子と、、!」
そして授業が始まる。予想どうりといえば予想どうりかもしれないが黒森さんは普通に頭がいい。俺らとは段違いに頭が良かった。俺と師匠が目を点にして受けている授業の内容を黒森さんは涼しい顔をして聞いている。クラスの人たちも「やっぱり頭いいな、、」「見た目通りだね、、」という会話をしていた。あっとゆう間に時間が過ぎていつの間にか下校の時間。俺と師匠と黒森さんでかえることになった。まぁほぼほぼ半強制的にだったが
烏來「主、わたくしが主を守るために一緒に帰ることを推奨します。」
白霧「え、大丈夫だよ?無理しなくても」
桐葉「そ、そうじゃ!」
烏來「嫌です。」
白霧「いやかぁ〜そうかぁ〜じゃあ一緒に帰ろう。」
桐葉「なっ!お主!」
白霧「だって断ったら切り倒されそうじゃん!」(ひそひそ声で)
烏來「賢明な判断です、主。」
てな具合。まぁまだ死にたくないし、、
白霧「そういえば黒森さん」
烏來「烏來とお呼びください。主さん付けもやめていただけると光栄です。」
白霧「はいっ!」
白霧「烏來さ、、じゃねぇ。烏來はなんでそんな頭いいんだ?俺も分からない問題解いてたよな、?」
桐葉「!それわしも思ったのじゃ!おかしいのじゃ!」
烏來「主を守る上でこの世界での一般常識は必修かと考えました。そのため中高生の範囲の問題であれば回答は可能です。」
白霧&桐葉「マジかよ、、、」
烏來「どうでしょう主。私のことを褒めてくれても良いのですよ。」
白霧「烏來はすごいねぇ」
しまった、、無意識で烏來の頭を撫でてしまった。
白霧「あっごめっ、、なんか無意識に、、」
烏來「……予想外です、、」
白霧「っ……!」
烏來の顔は冷静さを保ったままだったが耳が赤くなっていた。
桐葉「白霧!わしもじゃ!わしも頑張ったのじゃ!」
白霧「はいはい、師匠も頑張ったね!」
白霧は桐葉の頭を撫でる。
桐葉「むふー!よいよい!」
白霧と桐葉と、もう1人?1匹?のカラスが来た。これからの学校生活、一体どうなってしまうのだろう。