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第1話 居なくなった

中学1年のある日親がいなくなった。好きだった祖父母が「今日からうちの子だ」といった。なんとなく想像はできた。俺の親は確か旅行に行っていた。何故か泣くような気持ちにはなれなかった。あまり会話はなく、親には陰口を言われていた。確か、「産まなきゃ良かった」とか言ってたっけ。殴られたり、あまり良い記憶は無い。葬式が終わり、祖父祖母にさっきの言葉を言われた。祖父母に抱かれて初めて泣いた。この涙は親から開放された涙だろうか。それとも殴られていても何を言われても今まで育ててくれ親が死んでしまったからだろうか、はたまた、そのどちらもだろうか。分からない。とりあえずひとしきり泣いた。その日はいつの間にか泣き疲れて寝ていた。

 次の日、山奥にある神社に向かった。俺が小学生の頃に知り合ったとある神社を守る狐の神様がいた。その狐の神様?の事は師匠と呼んでいた。

 そこへ向かい、親が亡くなったことを話した。師匠は優しく抱きしめてくれた。その日は泣かなかった。師匠への安心感がすごい。

 その後師匠が言ったのは「この神社も長くない。忘れられた神社はいつか朽果てる。」との事。そういえばそうだ、師匠の神社は日に日に朽ちて来ていた。瓦は剥がれ、柱である木材も細くなっていた。いい言葉では無いがみすぼらしくなっていた。

 どうやら神社が無くなっても師匠が消えることはなく、ただ「神様ではなくなる」らしい。

白霧「じゃあ家に来てよ。師匠がいなくなったらやだよ。」

桐葉「ほう?わしが神じゃなくなっても師匠と呼んでくれるか?」

白霧「まぁ師匠は師匠だし…」

 そんな会話をしてとりあえず師匠を家に招いた。祖父母に伝えると「全然OK」との事。どうやら祖父母には何故か莫大な資産があり一人二人増えても大差ないとの事。


白霧「ここ、師匠の部屋ね」

桐葉「なんじゃ、お主と同じ部屋じゃないのか。」

白霧「思春期中学男子なめてんのか」

桐葉「ほほほ。からかっただけじゃよ」

白霧「俺は明日から学校行くけど師匠どうする?」

桐葉「ほう?学校とな?……わしも行こうかのぉ」

白霧「ああそ……は?」

桐葉「は?」

桐葉「七年もほぼ一緒におったやつが学校で何してるのか気になるしのぉ」


白霧「……というわけで学校に通いたいらしいんだけど…」

桐葉「白霧の御祖父様、御祖母様、どうかよろしくお願いしたいのじゃ。学校での白霧殿を見守らせていただきたいのですじゃ」

祖父母「ええよ」

白霧「いいのかよ」


白霧「じゃあ師匠、これに師匠の名前とか書くよ。」

桐葉「ほう、なるほどな?」

桐葉「ならばこれで、、」

白霧「筆は使わないで。ボールペン貸すから」

桐葉「ぬ?」

桐葉「保護者、、とな?山とでも書いとくか?」

白霧「やめてくれ。うちのばあちゃんの名前書いといて。」

白霧「よし、、一通りかけたね。」

桐葉「これで終わりかの?」

白霧「ハイハイお疲れ様。」

白霧(まぁこんなんで通るわけないしな、、見た目中学生じゃないし、、)

 次の日、

白霧「じゃあ俺学校行ってるよ」

桐葉「うぬ、気をつけてな」

 そんな期待しない方が良い。期待させるだけさせて落とされたらたまったものじゃない。

 教室内では謎の噂が…

女子A「えマジで!ホントにいたの!めちゃくちゃ可愛い女の子が!」

男子A「ガチ可愛いし胸も、、」

男子B「ガチか!!」

 そんな話をまるで聞いていない白霧。教室に担任が入ってきた

担任「今日は転校生がいます!」

白霧「え?」

 教室に入ってきたのは見覚えのある綺麗な髪をなびかせている金髪の女子

担任「東雲桐葉さんです!」

白霧「えぇ!?」




 

自分の中で湧き上がった好きなシチュエーションを小説にまとめてみました!ぜひ多くの方の目に止まってくれたらと思います!よろしくお願いします!

1話目1話目がだいたい1500~2000文字になっています!

(キリがいい場合は例外があります。)

1話をだいたい5分程度で読めるようにまとめてあります。

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