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11話 楽しいけど…

 二人が居ない遠周りの道は、普段は気づかないことに気づけた。桜の木が生えていること。とある家は犬を飼っていたこと。

白霧「静かすぎて落ち着かねぇ…」

 遠回りに遠回りを重ねて知らない道を探索していたら六時の鐘が鳴った。「帰ろ」半分以上魂が抜けたような感覚に陥りながら家に着いた。玄関を開けると急ぎながら厚い上着を着てる二人がいた。

桐葉「おお!お主!帰ってきよったか!大変じゃ!白霧がおらぬのじゃ!一緒に探してくれ!」

烏來「主からの返信が無いのです」

桐葉「何とか言わんかお主!白霧が、、、おる?」

白霧「おるよ、どしたの二人して」

烏來「主からのっ、、スマホの、返信がなくて、っ、、私たちに愛想をつかしたのかとっ、、」

 桐葉と烏來の目が潤んでいる。

白霧「スマホ、?あっめっちゃ通知来てる!ごめん!」

烏來「よかった、、っ」

桐葉「白霧の、、バカ、、心配したではないか!」

白霧「ははは、、ごめんごめん」

白霧(こんな会話も、、できなくなるのかな?)

 その後三人でご飯を食べる。いつもの風景、この家に着いてからの時間がたまらなく好き。いつまでも続いて欲しかった、、お風呂を出たあと、リビングでくつろいでいたら師匠と烏來がいやに甘えてきた。俺がすぐ帰ってこなかったからだろうか?

白霧「そういえば、、二人とも明日の予定どんな感じ?」

桐葉「わしは家を十時に出て予定どうり水族館に行って晩御飯を食べてくるのじゃ!」

烏來「私も同じように十時に出て映画を見たあと晩御飯を食べてきます。」

白霧「りょーかい」(晩御飯は、、一人か)

白霧「じゃ二人ともこれ!あげるよ!」

桐葉「一万円!?よ、良いのか!?」

烏來「主!?ど、どうゆうことですか!?」

白霧「軍資金は多い方が楽しめるだろ?行ってこい!」

烏來「主、、!」

桐葉「おぬしぃ、!」

白霧「じゃあ俺はそろそろ寝るよ。二人共楽しみだからって夜更かししすぎんなよ。」

桐葉「わかっておるわい!」

烏來「主。おやすみなさい。」

白霧「おう、おやすみ。」

 次の日の十時の十分前。二人は早めに家を出ていった。

桐葉は白いワンピースに麦わら帽子。烏來は白い半袖のシャツに紺色のスカート。二人とも普通に可愛い。、、帰ってきてくれるかな。

白霧「さーて俺は何しようかなー」

 やることが特にない俺はさっさと夏休みの課題を終わらせようと考えて必死に解いていた。問題を解いては二人のことを考えて。進む課題も進まず、それでも必死に解いていた。

 ――一方その頃桐葉は――

桐葉「す、、、すごいのじゃ、、でっかい水槽なのじゃ!」

洸希「喜んでくれて何よりだよ。」

桐葉「うむ!ありがとうなのじゃ洸希殿!」

洸希「……ッ!」

洸希(その笑顔、、ずるいよ、、)

桐葉(今度はあの二人とこようかのぉ?白霧と烏來となら、、もっと、、)

洸希「桐葉さん!つぎはあっちいこ!」

桐葉「うむ!行こうぞ!」

洸希「みてよ桐葉さん」

桐葉「なんじゃあ!この魚は!美味そうじゃの、、」

洸希「あははっ!桐葉さんって面白いんだね!」

桐葉「そうか?なははは!」

桐葉(白霧なら「何言ってんの師匠 、」その後烏來が「桐葉様、その魚は毒がありますよ。」とでも言うかのぉ?)

洸希「ねぇ、、桐葉さんって、彼氏いるの?」

桐葉「ぬ?彼氏とな?今はおらぬのぉ」

洸希「、!そ、そうなんだね、!」

桐葉(わしには白霧と烏來がおるからのぉ)

 ――一方その頃烏來は――

蓮也「どうだった?烏來さん」

烏來「とても面白かったです。別のも見てみたいですね。」

蓮也「ほんと?じゃあまた今度だね。」

烏來「また、、今度、、ですか。」

烏來(今度は主と桐葉様ときましょう。)

蓮也「あ、ゲームセンター行こうよ」

烏來「ついて行きます。」

蓮也「プリクラ撮ろうよ。記念に」

烏來「プリクラ、、初めて使います。」

 ――撮影中――

蓮也「はい、これ烏來さんの分ね」

烏來「…ありがとうございます。」

烏來「こんなに綺麗な写真が、、」

烏來(これは主と桐葉様と撮りたい…もしあのお二方と来たらまず主が「師匠の顔変わりすぎだろ!」と言った後に桐葉様が「お主こそ人のこと言えないのではないか?」と言う会話が想像できます。)

 その時烏來がクスッと笑った。その横顔は蓮也の顔を赤く染めるには十分だった。初めて見る。烏來の笑顔。その笑顔がなんの笑顔であろうと綺麗に見えた。

蓮也「プリクラ初めて?」 

烏來「はい、、楽しいですね、これは」

蓮也「烏來さんって、、彼氏、、いる?」

烏來「彼氏はおりません。」

蓮也「そっか、、ありがとう。」

烏來「はい。」

烏來(私には主と桐葉様がおりますので。)

 ――一方その頃白霧は――

白霧「よっしゃぁ!化学終わったぜぇ!!ヒャッハーー!!」

 割と頑張っていた。

 

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