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(123)セシリアざまぁ、噴水ずぶ濡れの刑

 俺は蒼光剣の魔力を精密にコントロールして、セシリアの魔法少女衣装を狙った。ここからは、彼女の傲慢さに対する報いを与える時間だ。


 最初の光の刃が、セシリアのドレスの肩紐を正確に切り裂いた。美しい青と白のドレスの右肩部分がスルリと滑り落ちる。


「きゃっ!」セシリアが慌てて胸を押さえた。「何をするの!」


「あなたが町の人々を愚民と呼んだ報いです」俺は冷静に答えた。


 俺の攻撃は止まらない。


 次の光の刃が、ドレスの脇部分を切り裂く。セシリアの美しい衣装に大きな裂け目が走り、白い肌が露わになった。


「やめなさい! 卑怯よ!」セシリアが叫んだ。


「卑怯? 町の人々を愚民呼ばわりしたあなたが言えることか?」


 俺は内心で、セシリアの今までの行いを思い返していた。町の人々を見下し、意見を聞かず、独善的に支配してきた。そんな彼女に、今こそ現実を教えてやる必要がある。


 俺はさらに攻撃を続けた。光の刃がセシリアのドレスの裾を切り裂き、スカート部分が短くなっていく。美しいロングドレスが、見る見るうちにミニスカートへと変わっていく。


「やめて!」セシリアが懇願した。


 しかし、俺は容赦しなかった。町の人々が長年我慢してきた屈辱を思えば、これくらいは当然の報いだ。


「降参しますか?」


「し、しない! 私は町のリーダーよ! 負けるわけにはいかない!」


 セシリアは頑なに抵抗を続けた。杖を振って水晶の盾を作り、俺の攻撃を防ごうとする。しかし、その盾も俺の光の刃の前では紙のように薄い。


「それなら、まだ続けます」


 俺は蒼光剣を再び構えた。今度はより精密に、セシリアの衣装の各部分を狙っていく。


「蒼光閃、連続切り!」


 光の刃が連続で放たれ、セシリアのドレスを少しずつ切り刻んでいく。袖が切れ、胸元の装飾が切れ、腰のリボンが切れていく。美しいドレスが、見る見るうちにボロボロになっていく。


「あぁ……!」セシリアが泣きそうになって叫んだ。


 町の人々は、この光景を固唾を飲んで見守っていた。セシリアの惨めな姿を見て溜飲を下げつつある。


 しかし、セシリアはまだ降参しない。


「私は......私は絶対に負けない!」


 セシリアが最後の力を振り絞って、巨大な水晶の槍を作り出した。しかし、その槍は先ほどまでの精密さを失い、荒々しく不安定な形をしていた。


「これで終わりよ! クリスタル・ランス・オブ・デストラクション!」


 巨大な槍が俺に向かって飛んでくる。しかし、俺には既に対策があった。


「温泉流最終奥義――」


 俺は蒼光剣に残されたすべての魔力を込めた。剣が太陽のように輝き、その光は広場全体を照らし出す。町の人々が眩しさに目を細める中、俺は最後の技を発動する準備を整えた。


 これは単なる攻撃ではない。セシリアの傲慢さを完全に打ち砕き、町の人々に希望を与える、象徴的な一撃でなければならない。


「蒼光剣、絶対断絶!」


 俺の最強の技が発動した。光の刃は巨大な槍を真っ二つに切り裂き、そのままセシリアに向かって飛んだ。槍は粉々に砕け散り、光の粒子となって空中に舞い散った。


「そんな......!」セシリアが絶望的な表情を見せた。


 光の刃は彼女の残った衣装を完全に切り裂いた。ドレスの残り部分がバラバラに切れて宙に舞い、セシリアは下着姿になってしまった。青と白のレースが施された下着が露わになり、彼女の豊満な胸と細いウエストのラインが明らかになった。


「きゃああああああ!」


 セシリアの悲鳴が広場に響く。彼女は慌てて手で体を隠したが、多くの町民が見ている前で、完全に醜態を晒してしまった。


 セシリアは攻撃の衝撃波で後方へ飛んでいく。そこには広場の中央の巨大な噴水があった。


 ザッバーン!


 大きな水音と共に、セシリアが噴水の中に落ちた。水が彼女の髪と体を濡らし、銀髪が水に濡れて顔に張り付く。そして、濡れた下着が肌に密着し、透けて見えるようになってしまった。


「ううぅ......」セシリアが水の中でもがいている。


 下着の白いレースが水に濡れて透明になり、その下の肌が透けて見える。セシリアは必死に手で隠そうとするが、水中では思うように動けない。


「み、見ないで!」


 しかし、彼女の屈辱はまだ終わらなかった。噴水の水が、彼女の足下から一斉に噴出したのだ。


 まず、ブラジャーの肩紐が水流に押し流され、胸から滑り落ちそうになる。セシリアが慌てて押さえるが、水の勢いは強く、片手では支えきれない。


「きゃー!」


 次に、ショーツの紐が水流でほどけた。噴水の水圧が、薄い布地を彼女の腰から引き剥がす。


「お願い! 助けて!」


 セシリアが必死に助けを求めるが、町の人々は誰も動かない。長年の鬱憤が、彼女への同情心を上回っていた。


 ついに、水圧でブラジャーとショーツが完全に外れてしまい、水面に浮かんだ。


「見ないで! 見ないでください!」


 セシリアは一糸纏わぬ姿になり、必死に手で体を隠しながら叫んでいる。しかし、噴水の水流が激しく、まともに立つこともできない。


 セシリアは脱力したように倒れ込み、水中で四つん這いになった。水中から突き出たずぶ濡れの臀部が艶かしい。全裸で腰を震わせながら、決して見せることのない無防備なところを町の人々に晒すという醜態だった。


 町の人々からは、最初同情の声が上がったが、やがて笑い声に変わった。


「あはははは!」


「セシリア様への天罰だわ!」


「いつも偉そうにしてるから!」


「ざまあみろ!」


 普段セシリアに虐げられている町民たちにとって、これは最高の見せ物だった。


「愚民」と呼ばれた人々が、今度はセシリアを見下して笑っている。


「お高くとまってるから、こんなことになるのよ!」


「これで少しは謙虚になるんじゃない?」


「アポロナイト様、ありがとうございます!」


 セシリアは水中でもがきながら、ついに泣き始めた。


「ううぅ……恥ずかしすぎる……」


 彼女の声は、もはや威厳あるリーダーのものではなく、ただの女の子の泣き声だった。


 俺は内心で、これで十分だと判断した。セシリアの傲慢さは完全に打ち砕かれ、町の人々の溜飲も下がった。


 セシリアは屈辱で顔を真っ赤にしながら、下着を拾い集めて身につけた。ようやく噴水から這い出して来たが、全身ずぶ濡れで全裸の状態では、とても威厳を保てない。水に濡れた髪は顔に張り付き、化粧も流れて、みじめな姿になっている。


「わ、私の......私の威厳が......」


 彼女は震え声でつぶやいた。今まで町の人々を見下していた自分が、逆に見下されて笑われている現実に、完全に打ちのめされていた。


 俺は彼女に近づき、自分のマントを彼女にかけた。


 セシリアは俺のマントを受け取ったが、その目には涙が浮かんでいた。プライドが完全に砕かれ、心が折れているのがわかる。


「勝負はつきましたね」俺が静かに言った。


 セシリアは悔しそうに唇を噛んだが、ついに頷いた。


「......私の負けです」


 俺は変身を解いて、元の姿に戻った。


「魔法少女歌劇の準備期間については、改めて相談させていただきます」


 セシリアは小さく頷いた。


「はい......どうかお願いします」


 彼女の声は、もはや命令口調ではなく、お願いする口調だった。俺が勝てば公演初日まで1週間の猶予をもらえる約束だったが……それでも短い。さて、無事に公演を実現できるだろうか。

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