表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/21

俺にも言わせろ "I also have something to say." 1 「五枚の盾」編1

マリア「ぶっちゃけ、まだまともな出番も台詞もない……」


ミーア「それは……ほら、まだお話が始まったばかりですから」


マリア「ミーア、あんたは姫様との絡みががあったから、いいさね。

 あたしなんか、クーフーラン様に軽くあしらわれただけで、何もいい場面がない」


ミーア「あ、あの、それはその……」


マリア「そもそもあんたは姫様の双子的キャラで、器量もいいからさ、人気も出そうで初めからお得じゃないか。

 それに引き換え、あたしゃ、何だい?

 身長2mでヴェルダージよりも筋骨隆々の女ってどんな設定だい?

 作者の悪意を感じるね」


ミーア「い、いや、あはは……」


サジェイ「マリア殿。

 ミーアが困っていますよ。

 彼女に罪はない」


マリア「サジェイ!

 そういやあ、あんたも台詞があったね!

 ちょっとだけでも活躍の場があった人には言われたくないね」


ヴェルダージ「いつも台詞が空回りする、俺よりはましな気もするが」


マリア「おっと、ヴェルダージじゃないか。

 ああ、あんたも……辛い立場だったね。

 相手がクーフーラン様じゃ、歯が立たないやね」


ヴェルダージ「そ、それを言うなって!」


トロヴェオ「私もまだ正式には台詞がないぞ」


マリア「「トロヴェオ!

 あなただって、顔こそはっきり出てないけど、重要な台詞があったような気がしましたが?」


トロヴェオ「は、はあ?

 な、なんのことやら」


マリア「薔薇の竜騎士……。

 かっこいいですなあ、はっはっは!」


トロヴェオ「うぐぐ……」


サジェイ「サビオ様からの情報ですが、マリア殿、あなたのお話も作られるそうですよ」


マリア「なんだって!?

 それを早くお言いよ、サジェイ。

 あたしも主人公にしてもらわなきゃ、魅力が伝わらないってもんだ」


サジェイ「(これでも、私の方が年上なんだけど……。)

 い、いや、主人公はご主人のエスカドラ殿で……」


マリア「な!」


サジェイ「トロヴェオ殿とミーアのお話の次になります」


トロヴェオ&ミーア「ほおお!」


マリア「なにい~~~!」


サジェイ「あ、あはは、今後、台詞もあるみたいですから、ここは我慢してください」


マリア「うぐぐ……」


ヴェルダージ「サブキャラ、1位的な俺の話は?」


サジェイ「いや、それはまだ当分……。

 (そもそも1位って、何?(苦笑))」


ヴェルダージ「(唖然)

 お、俺の存在感って……。(泣)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ