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飛行機雲

作者: 雪つむじ

真っ直ぐに空を引き裂いているようで

決して直線になれない飛行機雲は

僕をどこにつれていって

くれるのでしょうか


キップを片手に握りしめても

その思いはあの爆音の彼方までは届かない


僕はただ

地面の底から見上げるだけしか

できないキップを持っています


あの飛行機には

どんな人が乗っていて

どんな思いで生きていて


どんな思いで明日を迎えて

どんな思いで明後日が来ないことを

認めるのか


思いを馳せることしかできないのです


あの飛行機が

僕を乗せて飛んでくれたなら


まるでクモの糸にすがるように

今日も空を見上げます

ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 今日私も飛行機雲を見ました。 他の空から飛行機雲を眺めていた人の中には、そんな風に感じ、考えている人もいるんだと、妙に感慨深い気持ちになりました。 詩は心を赤裸々に写しますね。
2017/05/09 22:38 退会済み
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