対鶏包囲網
ギャラクシーなギャグ?ってなんだろ
金次郎「大変じゃ~!!!」
のんびりと美術の授業を受けていると、突然金次郎先生が肩で息をしながらやって来た。
歳三「どうした?先生?」
歳三がムンクの『叫び』レベルの鬼畜絵画を描き終えて満足げに微笑んだ。(横で総司がガクガクと震えているが...)
金次郎「今日、みなに養鶏の授業をしようと思っていたんじゃ。」
勇「マジかよ!」
勇が涎を少し垂らして立ち上がった。
金次郎「が」
金次郎は叫んだ。
金次郎「鶏が逃げ出したんじゃああああああああぁっ!!!!!!!!!!!」
生徒「何いいいいいいいいいいいぃっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
全員立ち上がった。
金次郎「どうしよう...もし鶏が轢かれたら...もし鶏が他の人の手に渡ったら...」
勇が腹立ちまぎれに拳を絵にたたき付けた。
勇「.....何羽いたんだ?」
金次郎「20羽じゃ......まさか!?」
勇は血走った目で宣言した。
勇「...となると
俺たちが何をするか分かっているよな...?」
生徒たちがゴゴゴ....と威圧感を出しながら立ち上がった。
勇「野郎共!!!!
鶏を捕まえるぞおおおおおぉっ!!!!!!!!!!!!」
生徒「おおおおおおおおおおおおおおおぉっ!!!!!!!!!!!!!!!」
金次郎「あ!待て!お前ら!授業.........はぁ...」
*********
勇「手分けして行くぞ。
モブ長と光秀はあっち!」
信長「なんでモブ長になってるのよ!
私はモブじゃなぁい!!!」
勇「芭蕉と利休はあっち」
信長「無視するなあああああああああ!!!!!!!!!」
*********
《信長チーム》
信長「モブ長って....モブ長って....」
光秀「モブ....信長様!落ち着いてください!」
信長「ほぉらみろぉ!!!!!
もういいよ!モブ長で!!!」
光秀「では、モブ長様」キリッ
信長「」ズーン
光秀「早速発見しましたが」
信長「えっ!?」
光秀が指差した先には...鶏たちが雑草を啄む姿が!!
光秀「ここは私が」スッ
信長「こら!拳銃向けないの!」
光秀「安心、安全かつ強力なコルト社製『コルト・パイソン』ですが?」
信長「だから撃っちゃダメなの!
主君命令!」
光秀「」ビクッ
信長「撃つな!」
光秀「だが断るッ!」キリッ
信長「あ!逃げ出した!!!」
光秀「待て」
信長「撃っちゃダメ!
この村の人たちに迷惑かけたくないの...だから...」
光秀「冗談ですよ!冗談!
さ!捕まえましょう!」
*********
《芭蕉チーム》
芭蕉「利休さん
無理はしないで
休みましょう」
利休「賛成です。
この辺で休憩しましょう。」
利休「『午後のミルクティー』とやらを農協から譲ってもらいました。
のんびりやりましょう。」
芭蕉「賛成よ
パンと一緒に
食べましょう」
芭蕉「パン屑を
散らかしてたら
来ましたね」ゴゴゴゴゴゴ
利休「捕らえましょう
これでも捕獲は
得意です」ゴゴゴゴゴゴ
*********
《新撰組》
勇「待てこらあああああああああ!!!!!」
勇は全速力で追いかけ回していた。
歳三「かっちゃん.....捕まえたらどうすんの?」ゼィ...ゼィ...
総司「そうですよ。
勇さんに何のメリットがあるんですか?」
勇「俺は...小さい時に鶏に助けられたんだ。」
総司「えっ?」
勇「俺の家の息子は三年に一度、冬に一ヶ月山篭もりをするんだ。
俺は飢え死にしそうになった...何度もな。
その時に現れたのが鶏だ」
総司「そんな深い話があったなんて...」
勇「今のは作り話だ。」
総司「あらっ!?」
総司はずっこけた。
歳三「要は、鶏が食いたいって話だろ?」
勇「...トシ」
歳三「私はそれを支援するまでだ。」
勇「トシ.....ありがとう。」
総司「あ!見つけました!」
勇は刀を抜いた。
勇「よし」
新撰組「殺るぞ!!!」
*********
生徒「先生!見つけました~!」
金次郎「おお!ご苦労って!!!
信長と光秀以外みんな殺してるやないかい!!!」