とある不良(ヤンキー)の日常録
小ネタです
新撰組...それは治安を守る幕府お抱えの組織である。
ただ......。
歳三「かっちゃん、新しい服を信長から譲ってもらったんだ。
いいだろ~」
勇「ずるいぞ!トシ!俺にもよこせやい!」
今はその原形を留めていない...。
総司「勇さん、歳三さん。
部屋の掃除終わりました~!」
激しく咳き込みつつも総司がはたきを手に走ってこけた。
勇「...暇だな」
総司「無視ですか!?」
歳三「そうだ!」
歳三は手を叩いた。
(ちなみにここは屋上)
*********
グラウンド....
総司「缶蹴り...ですか?」
勇「しかし!ただの缶蹴りではない。」
勇は日本刀を抜いた。
歳三「刀背打ちでなら何してもいいってルールさ。」
総司「なにそれ!?
怖いわ!!!!!」
勇「ちなみに守るのは総司、頼んだよ。」
歳三「じゃあ、缶置きまーす」スッ
総司「これは....私の宝物...!!!
プリティ天使『愛DOL』ちゃんのフィギュアじゃないのおおおおおぉっ!!!!!!!」(札幌でやっと買った貴重品。お値段はなんと20000円)
歳三「それじゃスタート☆」
総司「ちょっと待てい!!!!
はぁ......」
二人は退散した。
しばらくして勇が突進してきた。
勇「きえええええええぇぇぇい!!!!!!!!!!!!」
総司「はっ!」スパッ
総司の必殺!居合刀背打ちが勇の腹に当たった。
勇「総司...腕を上げたな...」バタッ
歳三「HAHAHAHAHA☆もらったあああああ!!!!」
総司「!!!...はあああああああぁっ!!!!」
今までの病弱キャラはどこへやら...総司の一撃が歳三の横腹を打った。
歳三「さすが...無敵の剣豪...」バタッ
総司「―うっ!!!」(ここで...腹痛が...)
勇「隙あり!!!」
立ち直った勇はそのまま突撃した。
総司「はっ!」
勇「あらっ!?」バタッ
速攻の足払い攻撃が勇を転ばせた...。
歳三「チクショー!白兵戦じゃあ敵わねー!!!」グハッ
総司「はぁはぁ...私の勝ちでいいですか?」
総司はフィギュアを回収した。
*********
勇「...暇だな」
総司「...ですね」
歳三「あっち向いてホイでもやろうか」
屋上...
勇&歳三「ジャンケンポン!」
勇「あっち向いてホイ!」チッ
歳三「甘いね!かっちゃん!癖が露見してますよ!」
勇&歳三「ジャンケンポン」
勇「しまった」
歳三「あっち向いてホイ!!!」やった!嵌まった!
が、勇が顔を...歳三が指を向けた先には........
金次郎「」ゴゴゴゴ…
竹刀片手にものすごく威圧的に睨みつける金次郎先生がいた....。
金次郎「三連休中に学校に来るなと何度言えば分かるんじゃあああああ!!!!」
勇&歳三「ずらかるぞ!」
二人は屋上から飛び降りるとパラシュートを広げて逃げおおせた。
総司「ごめんなさい!
叱るなら私を叱ってください!!!!」
金次郎「かわいそうな奴じゃ」ヨシヨシ
総司は無罪になった。
(ちなみに勇と歳三は罰として雑草毟りをするはめになってしまった...。)