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止まった時間...

光秀ちゃん登場回です

やぁ♪みんな♪


私の名前は織田信長。



充実した学生ライフを過ごすために私は女の子になることにしたんだ。



ちなみに今はよしもーとテニス中♪


信長の抜群のスタミナとパワーを持った身体でよしもー絶体絶命中♪



義元「ゼィ...ゼィ...のぶっち...少し力加減してくれ...ラケットが...何度壊れたと思ってるんだよ...」


信長「ふふ~ん♪昔はあんなに強かったのにね~?」


義元「やっぱ女の子になると体力とか筋力とかつかなくなるもんなのよ...。」


信長「やっぱ信長TUEEEEEE!!!!!



これでフィナーレよ!!!」


ラケットを勢いよくボールに振り下ろ




??「きゃあああああああああああああ~!!!!!!!」


信長&義元「ゑ」


上を見ると...。


女の子が空から降ってきてます。


??「いやあああああああああああああ~!!!!!」


信長「よしもー!そこにあるトランポリン運んで来なさい!!!」


義元「なんであるのよ!?」


義元が素早く落下点にトランポリンを置いた。


信長「いくぜ!!!


うおおおおおおぉっ!!!!!!!!」




信長「やれぬなら!」


助走をつけるとトランポリンを使ってジャンプした。



信長「やってやるぜ!!!ホトトギス!!!!」


空中で少女を掴むとそのままトランポリンに着地。



しばらく跳ねてから地面に降りた。


*********


??「.....」


義元「失礼するよ。信長。」


保健室に義元が水を持って来た。


信長「ありがとう。


それにしても....」


私は保健室で昏々と眠る少女を眺めた。


信長「誰かしら...この娘...」










*********







光秀...明智光秀...。


??「ん...く...」



なぜ余を殺した?


なぜ余を殺した?



??「あ...ああ...」



貴様も死んでもらうぞ...光秀...



??「いやああああああああ!!!!!」




*********


??「はぁ...はぁ...」


突然少女はうなされ、目を覚ました。


信長「大丈夫?心配したのよ?」



そして...少女の目に殺気が宿った。





さっき





冗談。




??「死ねえええええぇっ!!!」


突然懐から日本刀を抜き打ちしてきた。




とっさにかわしたが髪が少し切れた。


慌てて後ずさる。



少女は死んだような目で日本刀を構えている。


??「信長...あなたは...私の悪夢。


あなたが消えなきゃ...」


少女は刀を構えた。


??「夜も眠れないのよ!!!」



刀が振り下ろされ....





ギィッン!!!!!




金属がぶつかる音がした...。




うっすら目を開けると...。



勇「これだからガキの面倒は疲れる...!!!」


なんと勇が十手で刀を止めていた。


??「だ...誰だ!?」


勇「俺か?....新撰組局長!


『近藤勇』!!!」


十手を捻ると刀は無惨にへし折れた。


さらに頭突きを食らわせノックアウトした...。



??「そんな...」


少女は大の字に伸びた。



*********


それから金次郎先生の尋問タイムが始まった。


少女は職員室で私と一瞬に説教を受けた。


金次郎「まずは...あんた誰じゃ?」


??「私は...明智光秀。」


信長「明智!?」


光秀「なぜ驚くのですか?


忘れたとは言わせませんよ?


信長様が私にした事を...」


金次郎「まぁ落ち着きなされ。


彼女は信長の姿をした別人じゃ。」


光秀「!!!何をご冗談を?


今川義元もいらっしゃったのですよ?


斎藤道三も...」



金次郎「それが....」


金次郎先生は長々と理由を語って聞かせると...光秀は涙を流した。




光秀「申し訳ありませんでした...。








でも...」


光秀はスカートを握りしめた。


光秀「この気持ちをどうすればいいの!!!!!!!!!」



ガランとした職員室に光秀の悲痛な叫びがこだました...。



光秀「私は...信長様をこの手で殺してしまった...あの日から私の夢に毎日信長様の亡霊が私を殺しに来るのです...私は...山から飛び降りて自殺しました。




そして...ここに着いて...信長様に会いました。」


信長「いや、だから違うって...」


光秀「この複雑な気持ちを...一体...どうすれば?」


信長「光秀。」


光秀「!!!」


俺の一言に光秀がびくついた。


信長「私の本名は織田遊斗。


ただの遊び好きのぐうたら。



でも私の身体には信長の血が流れてる...。」


私は胸に手を当てた。


信長「だから...信長がやった悪事の後始末は私がつけなきゃいけない。」


光秀「!!!」


私は光秀にカッターナイフを渡した。


信長「私の喉をかっ捌きなさい。


それであなたの悪夢が消えるのなら...」



光秀は震える手でカッターナイフを受け取ると...。


光秀「...わ...私には.....できません。」




信長「あなたの罪も...前世の罪も...私は...!!



全部受け止める!!


だから」


光秀「もう結構です」


光秀はカッターナイフを捨てた。


光秀「ありがとう.....あなたの...身体を張った言葉が私の心から闇を取り払っていきました...。」

光秀は突如私の前にひざまづいた。


光秀「今再び...信長様。


あなたに忠誠を誓わせて下さい。」


信長「え!?えええええぇっ!?


私そんな立場の女じゃないし....って!!!だからレイプ目で私を見ないの!!!


分かりました!!


よろしくね!光秀!」



光秀は笑顔で私と握手を交わした。


金次郎「よろしい!」


金次郎先生が手をポンと叩くと私たちを廊下に出した。


金次郎「あと、転入手続きは済ませといたぞ。


光秀。」


光秀「は?...つまり...」


信長「ここで学生になるってこと。


いいなぁ...受験無くて。」


光秀「ハハハハ...」



*********


後日、明智光秀がこの学校に転入した。


彼女の証言により分かったことはたくさんある。



まず一つ:この身体でいると前世の記憶も共有できる。


二つ:歴史人物の身体...特に戦国武将なら並外れた身体能力と直感が冴えるらしい。


(私の場合はめちゃくちゃ頑丈な身体らしい...)


三つ:これからも続々と歴史人物がタイムスリップしてくるらしい。


そして...:一度この呪いを受けると歳をとらないまま最低でも10000年は生きることになるらしい...。





めんどくせぇ!!!!!!!!!!!!

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