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再び
side アリスティアラ
ちゅんちゅん。鳥の鳴く声で目が覚める。
昨日と同じようにゆったりとした形のドレスを着る。
私は大丈夫だと言ったんだけど心配性のアニーにいつの間にか着せられていた。
今日はラミーさんに魔力を鑑定してもらう日。
私の感覚では魔力はほとんど体内に残っていないけど念のため。
コンコン。
「失礼します。アリスティアラです。」
「どうぞ」
ドアの向こうからくぐもった声が聞こえる。
部屋には相変わらず大量の資料が大量に積みあがっている。
でも汚いのかと言われればそれはまた違って、実験で使われる液体がこぼれているのは見たことが無い。
アリスティアラがドアノブに手をかけようとするとすっとドアが開いた。
「お久しぶりです、アリスティアラ様。」
「お久しぶりです、ラミー様。お元気でしたか?」
「そうですね。私はたいして変わりないです」
こちらにどうぞ、と椅子を引くラミー。
「早速なんですが、私の体内に残っている魔力を調べていただきたいのです」
「陛下からお聞きしております」
魔力の鑑定方法からですが、と話し始めるラミー。
「ラミーさん、」
「どうしました?」
「鑑定方法と言ってもラミーさんほどの方だったら私を見るだけで分かるのでは?」
「ばれていましたか。では申し上げます。今現在、アリスティアラ様の体内には魔力は残っていません。全くないというわけではありませんが限りなくゼロに近いです」
「そう・・・」
予想はしていたけど鑑定したうえで言われるとダメージがある。
「しかしながらアリスティアラ様、魔力がなくなったところでアリス様の地位が下がることはありません」
続けてラミーは言う。
「確かに魔力がなくなればランドール王国は今までのように平和な日々ばかりではなくなるでしょう。
ですがアリスティアラ様ご自身の手腕は素晴らしいものです。ですから何も心配なさることは無いと思われます」
「はい・・・お気遣いいただきありがとうございます」
ポッポーポッポー
「もうこんな時間か。アリスティアラ様、申し訳ありません、この後仕事がありまして」
「あらそうなのですね。お忙しいところお邪魔いたしました」
失礼しました、アリスティアラは一礼をしてラミーの部屋を出た。
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