ラブ!
なろうの民のみなさま、おはようございます。
若い頃は、失恋ばかりしてたごろりこと、佳也子こと、Kです(笑)
詳しくは、拙作の私小説「問わず語り」を是非ともご参照ください!
失恋て、辛いですよね。
「もう、人生終わった……!」というくらい落ち込むもんです。
物語中では、そこんとこさらりと流して次に行ってますが、なかなかそんなわけにはね。
失恋からの立ち直りに関して、介護福祉士国家試験を受けたときに勉強した、キューブラー・ロスの『死の受容過程』を思い出してしまったのでした。
否認→ 怒り→ 取引→ 抑うつ→ 受容っていうやつです。
これを失恋に当て嵌めると、こんなはずない!→ くそっ! なんで私がこんな目に!?→ これは何かの間違いだよね? そうだと言って!→ やっぱり、これはどうしようもない事実なんだ……はあぁ→ しょうがない、次頑張ろう! という感じでしょうか。
でも、そんな辛い失恋も、数をこなせばまあまあ慣れてくるのも事実。
「こんなに落ち込んでても、新しい恋は必ずできる!」と、経験上分かってくるからですね。
物語にも書きましたが、祥子こと、友人Sと私は今でも腐れ縁で、彼女は私によく愚痴の電話を掛けてくるのですが、話の内容は基本的には何も変わっていません(笑)
若い頃は仕事と失恋の愚痴で、今は、仕事とお姑さんの愚痴。たまに旦那と子どもの愚痴もあり。
私はですね、昔から水を向けられないと愚痴はあまり言わない方なのですが、やはり、若い頃は失恋のたびに、Sや他の親しい友人たちに泣き言を聞いて貰ってました。
Sは今、女子高生と女子中学生の母なのですが、彼女たちが失恋などすると、自分の豊富な経験から厳選した面白エピソードなど披露し、「お母さん、そりゃないわ〜!!」と、大笑いさせて立ち直らせているそうです。
そんな変わらない彼女が私は大好き。
本人には言わんけど……
でも、折々に「私、あんたのそういうとこ、ええと思うで!」と伝えてはいます。
私も、息子たちに相談されるような時がくれば、豊富な経験から何か良いこと言えるかなあと思ったのですが、如何せん『息子』ですからね……『娘』だったらともかく。
まあ、母に恋愛相談などしないでしょうし、それはそれで勝手に頑張ってくれればいいかなあと。
女心なら多少は教えてあげられるかも知れないけど、基本的に私は女らしくない性格で、友人たちからは「なんで告白されるんだろ……色気ないのにね」と、よく言われていたタイプです。
今回、ラブラブ展開を書く資料として、夫に背中抱っこをお願いしようかな……と思ったのですが、照れくさくて言い出せず、彼の脇腹の肉を突いて逃げるに留まった次第です。
私は155センチ、夫は183センチなので、30センチ近い身長差があるのですが、年齢は私の方が遥か年上なのを良い事に、いつも威張っております。
だから、並んでいても自分と夫のサイズ感がそんなに違うような気がしません。
普段そんな風なので、街でたまたま一緒にウインドウに映ったときとか、家の洗面所の鏡の前で鉢合わせたときには、「なにこの身長差! ちょっと萌える……」などと思うのですが、そこで『ごろにゃん♡』となって、彼の胸にぽすんっと身を預けるとかは、今更どの面下げて……と思い留まってしまいます。
私は、四十★歳になってもあの頃と変わらぬ意地っ張りなんだなあと、変な感動を覚えた、とある休日のひとコマなのでした。