狩りへ
俺は少女と洞窟に戻った。あのままあそこにいたらこの子が危険だ。俺は戻ってきている途中で拾った枯れ草と葉っぱでベッドのようなものを作りそこに少女を寝かせた。この子が起きたら何か食べる物が必要だな。よし、じゃあ狩りに行こう。ていっても何が食べられて何が食べられないのかわからないしなぁ。あ!!あの本に書いてないかな?俺は本を取り出し動物系のページを探した。お、あったあった。えっと食えるのは~、サイゼンキノコと、お!!さっきの狼食えるのか。他にカリオソウってやつが薬草なのかじゃあそれだな。砂糖の変わりになるやつはないかな。あ、サトウキビがある。これだけはおんなじなんだ。なんか意味わかんない。まぁいいや、よし出発!!
と言って出てきたはいいが全然見つからん。もっと奥に行かないとダメなのかな?よし思いきって行ってみよう。俺は森の奥にずんずん進んでいく。道がわからなくならないように木の一部をブレスで燃やしていく。
「グガアアアア!!」
あ!!さっきの狼!!よっしゃ、獲物発見!!
「ゴガアアアア!!」
俺は咆哮を上げクローを喰らわせようとするが避けられてしまう。くそ!!せめてレベルが分かればどう戦えばいいか位わかるんだけど。そういえば本に書いてあったけど、魔力を目に集めて相手を見ればステータスがわかるって書いてあったな。よし、やってみよう。えっと、魔力は体の中心部にある。それを体全体に流れす。そして、魔力が必要としている部分にもう一度流す。めんどくさいが、これを繰り返していくうちにこんな作業をしなくても魔力を体全体に意識しなくても常に流れている状態を維持できるようになる。お!!だんだん見えてきた!!
種族 魔狼
スキル
噛みつき 咆哮
称号
無し
level 12
HP 300/300
MP 5/5
攻撃 20
速度 25
防御 15
知性 5
MPと知性極端に少なくない!?俺が高いだけかな?てか俺しゃべれたしそれなりに知性が高い方なのか。まぁいい、俺よりステータスの数値が低いことがわかったしちゃっちゃと倒そう。その時、
<スキル、鑑定眼を獲得しました。>
ん?スキルが増えたのか見てみよう。
名前 無し
種族 ベビードラゴン希少種
スキル
ブレス クロー 咆哮 飛行 D級魔道書 銀鱗の結界 鑑定眼
称号
邪龍の子 聖龍の子 善意を持つ龍
level 7/30
HP 800/800
MP 50/300
攻撃 80
速度 70
防御 90
知性 90
レベル上がってるな。女の子を助けるために狼を倒したからかな?
「グガアアアア!!」
あぶね!!ぼうっとしてた。俺より攻撃力は低いけど他の生物からしたら早い方なんじゃないのかな?だったらブレスで遠距離から倒そう。あ、でもそうしたら肉が焦げちゃうか。しょうがない、ダメージ覚悟でクローで倒そう。俺はもう一度咆哮を上げ突っ込んでいった。ザシュ!!俺の爪が魔狼に当たり倒れた。本当、簡単に倒せちゃうな。そりゃ龍やドラゴンがこの世界の生物の上位生物だとは本で読んで知ってるけど、こんなに簡単に魔物を倒せちゃったら油断する個体が増えるんじゃないか?俺は油断せず生きよう。俺はそう決意し狩りを行いある程度の材料がたまっため洞窟に戻った。