参ノ巻【鳴神撃剣】拾壱
次話となります
「おや、僕の試合みたいだ。それじゃあね」
軽やかに去ってゆく棗。
「さて、俺も次の試合の仕込みでもしてきますかね……」
そう言い祝も荷物を抱えてどこかへと行ってしまう。
「じゃあな」
「ああ」
「うーん……稽古かあ……受けてみたいけど、源がヤバいレベルか……うーん……いや、どうっすかな……」
唸りながら大胡も去ってゆく。
残された自分1人。
『――智慧』
先程まで少し離れた席に腰掛けていた美夜がやって来る。
「どうした?」
『月季を本当に呼ぶのですか?』
「まあ、暇すぎて村で飲んだくれるよりはマシじゃないかな」
『それはそうですけど……あいつも私と同じ鬼ですよ?』
「あっ」
『鬼が人里に一匹なら分かりますが二匹となると刀士遺共が刀片手に押し寄せて来ますよ』
「それを考えていなかった……でも、月季なら人に危害を加えないだろし大丈夫じゃないかな」
『あいつの嗜好を忘れましたか。箪笥の底に隠されていた大量の衆道の偃息図を』
「あー……ああ……」
人の趣味嗜好をとやかくは言わないが、月季の趣味はちょっとアレだった。
『街で好みの美少年を見つけよう物ならすぐさま物陰へ連れ込んで……』
「流石に身内から性犯罪者が出るのは勘弁したいな」
しかし大胡の頼みも聞いてやりたい。
「うーん……ちょっと考える必要がありそうだ」
『月季の奴に連絡しておきますか?』
「まあ、撃剣試合が終わってからということで」
『かしこまりました――ああ、あともう一つ言う事が』
美夜がポンと手を打つ。
『先程、四兄弟から連絡が来まして。何でも本日から新都で居酒屋を開いたそうです』
「四兄弟って……もしかしてセナ姉ちゃんと玉緒兄ちゃん達?」
『ええ、時間があれば来てほしいそうです』
「もちろん行くよ――あれ? でも、四人共他の所に引っ越してたんじゃあ」
『どうやら少し前に新都へ越して来ていたようでして。忙しそうな智慧に言い出せなかったらしいですよ』
「なんだよ水臭いな……しかし、村の人とまた会えるなんてなあ」
小さい頃は兄弟や歳の近い住民がいなかった自分と遊んだり色々と教えてくれた四人兄弟の皆。
(楽しみが一つ増えたな)
『試合が終わったら行きましょう』
「ああ、そうするよ」
試合場で繰り広げられる斬り合いを眺める。
――ふと、視線をやった先。試合場で刀を振るう真澄さんの姿が目に止まってしまう。
天國流特有の独特な八相の構え――かと思いきや今回の構えはどういう訳か霞構えを取っている。
(んん? 天國流って切っ先を後ろにやるのでは……)
度々自分も使う霞の構え。八相に少し似ているが、違う点は切っ先を相手に向け刃を寝かせる独特な構え。
相手はバスの中で話した双子――左テールだから妹さんの方だったか――の片方が相手。
小柄な背丈に似合わぬ太刀を少し独特な八相に構え、鏡写しのような場面。
(たしか東郷さんは示現流だったか……?)
武術書で読んだ程度だし、同音の分流があると聞く。
後は『一ノ太刀を疑わず、ニノ太刀要らず』とよく言われる流派と聞いているが、真澄さんはどう出るか。
何度か組打ちで剣を交えたことがあるが、未だ未知数の多い剣術なのは確か。
(見たことないと言うか身に着けた技に該当するものが無いんだよな)
他試合を圧倒せんばかりの東郷さんの鋭い叫び声。
力強い踏み込みと共に大きく跳ね、容赦なく頭部めがけて振り下ろされる太刀。
(速い)
刀を寝かせるように構えた真澄さんが――両足の躙歩だけで紙一重の距離で躱す。
矢継ぎ早に下から一刀両断せんばかりの切り上げ。
今度は大きく跳ぶか防がなければ食らう距離。
(どう出る)
一瞬、目で追えたのは振り出しではなく――東郷さんの喉元寸前で止まった時だった。
あろうことか東郷さんの懐へと詰め寄っており、切っ先が突き付けられている。
(いつの間に突きを放った? 目で追えなかったぞ……)
東郷さんの脱力した表情。
遅れて終了の合図が上げられ、神速とも言える真澄さんの突きに周囲が騒然とする。
『やべえな今の、見えたか?』
『無理無理、東郷の切り下ろしすら見えなかった』
『霞の構えってたしかに突きを撃ちやすい構えけど……あそこまで速いの出せる?』
『普通なら正眼だけど……あの速度は正眼からの突き以上に速いよね』
『カナちゃん気合い入ってんねぇー』
『そりゃ今回の件があるしねえ?』
『私は源くんとカナちゃんペアを応援かな』
『でも、旧家同士の許嫁でしょ? 横槍入れようものなら滅茶苦茶大変な事になるじゃん』
周囲から聞こえてくる会話。
やはり今しがたの突きはかなり異質に見えたらしい。
数言何やら話すと、試合場から出てゆく二人。
(もしかして白藤の憑依を使ったのか……)
だが憑依した際に起きる変身現象は全く無かった、そうなると残るは真澄さんの自力による物である。
――すると視界の端、体育館の観客席と外界を隔てるドアが開き、何人かの刀士遺の人達が入って来た。
5,6人程で1人は背中に長い薙刀を背負っており、遠目からでも分かる程。
薙刀の大きさに目が吸い寄せられ――ドアの近くに座っていた男子の1人があっと声を上げる。
何事かと振り向く周囲。
そして入って来た一団を見るや、さらに会場内がざわつき始める。
「なんだ……?」
真澄さんの時より会場内がざわついており、中には遠くからやって来る野次馬生徒までいる始末。
注目を集めるのは1人――薙刀を背負った女性隊員。
「なあ、あの女性隊員て……」
「うおお! マジかよ本物じゃん!」
「すげえ本物初めて見た」
近くの男子の一団が声を荒げてスマホで写真を取っている。
「なあ高橋、あの人って一体どちら様なんだ」
何人かの知り合いがいるので、撮影の邪魔にならないように後ろから尋ねる。
「おいおい知らねえのかよトモ、神籬の看板的存在である嘉月由比さんだぞ。見たこと無いのか」
「嘉月由比さん……ああ!」
棗の実のお姉さんで、神籬の広告的存在と言っても過言では無いほどの知名度を誇る人物。
「さすがにトモでも知ってるよな。まさか撃剣試合を見に来るなんてな」
「ああ、かなりの有名人だものな。でも、どうして試合を見に? 現役の刀士遺だから仕事があるんじゃあ」
「それな、たしか七月の昇級試験に合格すれば晴れて甲位刀士遺になるらしいし。歩き回ってる時期じゃない筈なんだけどな」
「まさか棗の試合を見に来たとか?」
「うーんどうなんだろうな」
見れば祝がウキウキ顔で嘉月さんの所へと行っているではないか。
(あのバカ……)
ちょうど試合の合間の時間で、試合より嘉月さんの方に全員の意識が行ってしまっている。
すると、一行が観客席の合間を抜け、下の運営スペースへと降り何やら運営担当の隊員と話し始める。
見れば運営スペースに柊教官がおり、嘉月さんと何やら会話している。
(そう言えば知り合いなんだっけか)
色々と謎の多い柊教官だが、まさか本当に有名人と知り合いとは少し新鮮である。
「……それにしても柊サン、色々と謎な所多いよなぁ」
高橋がポツリと呟く。
「一応は現場部隊の刀士遣なんだっけか」
「ああ、何処の隊かは聞いてないけど嘉月さんと知り合いって事は上の階級じゃねえのかな」
だが、前に聞いた話では嘉月さんは柊教官の元部下と聞く。
「本人に聞くのが一番じゃないか?」
「いや、まだ死にたくないから」
「そんなに怖いか? 真面目な人だし剣の腕も立つし」
「素手で武器持ち13人抜きする人はちょっと……」
すると、運営スペースで動きが。
嘉月さんがアナウンス用のマイクに顔を近付け――
『あー、あー、テステス。マイクテスト、マイクテストです』
聞こえてくるのは綺麗な声。
『えー……本日は神籬が開催いたします撃剣試合に、ご参加並びにご観覧頂き誠にありがとう御座います』
真面目なスピーチ、棗曰くはお姉さんは大分
自由人と言っていたが……身内視点からの一面ではないのだろうか?
『この後の試合の司会進行は私、神籬第二隊所属乙位刀士遣の嘉月由比が務めさせて頂きます』
有名人の発言に会場が騒ぎ立つ。
『この後は30分間の休憩を挟み、引き続き試合を開始。滞りなく進めば正午過ぎに終了を予定しております』
テレビ局のカメラマンの方だろうか、大きなカメラを構えて観客席を数人が移動してゆく。
「まさかスペシャルゲストが来るとはな、リアルで有名人見たの初めてだぜ」
「神籬の顔役みたいな人だもんな」
何人かは観客席から立ち上がり、外へと出ていっている。
「コンビニでも行ってくるかなぁ、トモも来るか?」
「いや、部屋から持ってきてるから大丈夫だ」
「りょーかい」
そう言い残し、仲のいい男子組で外へと出ていく。
ひとまず元の座席へと戻り、鞄の中から朝方に作っていた手製の握り飯を取り出す。
「家族か……」
物心付いたときから自分は一人だった。
いや、正確に言えば育ててくれた月季や鶫、美夜がいるが――肉親や実の兄弟と呼べる存在はいなかった。
親父は自分がまだ2、3歳にもならない頃に任務中に消息不明。
母親は自分を産んだ直後に衰弱して死んでしまった。
だから兄や妹と言った血の繋がった兄弟や父母という存在がどれ程の物なのか実感が湧いてこない。
(せめて親父か母さんのどっちかに親戚付き合いが少しでもあれば変わってたのかな……)
だが、美夜や他の皆に今更聞いたところで何かが変わる訳ではない。
2つ分を食べ終わり、ボトル入りのお茶で喉を潤す。
「――智慧くん?」
「うわっ!?」
突然の声に少し飛び上がってしまう。
見れば棗と祝が。
「やあ食事中に申し訳ないね」
「何かあったのか?」
「まあ、そんな所だね。智慧くん、少し時間貰っていいかい?」
「構わないけれど……」
「助かるよ。実はね、姉さんが智慧くんに会ってみたいって」
「なんでまた……」
「数年ぶりに表舞台に出てきた宗家の注目株だからね」
「はあ……」
「断ったらもったいないぜ智慧よう、またとないチャンスだぜ」
フンフンと興奮半分にまくし立ててくる。
「まあ、断る道理もないし……行くよ」
「助かるよ。それじゃあここだとかなり目立つから、違う所でね」
そう言いポケットからスマホを取り出すと、何処かに電話を掛け始める棗。
「――ああ姉さん? 今大丈夫かい」
慣れた調子の棗が通話を始める。
「職務中にごめんね。この間言ってた源くんと話せるよう取り次いだけど……うん、そうそう。ここだと人の目多いから西側の通路でいい? 分かった、それじゃあね」
通話が終わり棗がスマホをしまい込む。
「というわけで宜しく頼むよ」
「ああ……」
無言で姿を消していた美夜は……訳を知らない刀士遣の所に連れて行くのは辞めておいたほうがいいだろう。
(美夜、すまないんだけど観客席で留守番しててくれるか。荷物とか見ていてほしい)
『承知しました』
音も無く現れ、自分の鞄を膝上に置くと慣れた様子で私物のスマホを操作し始める。
「それじゃあ西側通路へ行こうか」
棗に連れられ、外へと出る。
西側へと移動すると、人気が一気に少なくなり自分達だけの足音が響いてゆく。
「いやあ、本当に嘉月由比さんに会えるなんて刀士遣やっててよかったぜまじで」
「そんなに有名……というかそんなに有り難みがあるのか」
「当たり前だろ! 刀士遣界隈じゃあ花形の顔役って呼ばれてる人物だぜ、顔良しプロポーション良し性格良しに加えて刀士遣としても優秀な人だ」
すると棗の何とも言えない表情。
「うーん、友達からそんなに身内を褒められるとさぶいぼが立つよ」
「まあまあ本当なんだから胸張っていいと思うぜ」
「弟の立場からしたは恥ずかしい思いしかしないけどねぇ」
「ははは……」
曲がり角に差し掛かり――棗が突然身構える。
「どうし――」
突如、角から人が飛び出してくる。
反応する間もなく、距離を詰められ横の棗が――覆いかぶさられた。
「やぁんもう久しぶりナッちゃん〜!」
猫なで声が響き渡る閑静な通路。
「えっ……」
絶句する祝。
「これはとても……仲がいいというか」
棗を全力で抱擁しているのは、先程から話題となっている――嘉月由比さん。
遠目から見えた凛々しく活発的な印象とは打って変わり、ベタベタと戯れる猫の様に――まさに美夜と例えてもおかしくない――棗に絡んでいた。
刀士遣の隊服に包まれた、年齢相応に豊んだ胸の膨らみが棗の顔半分を埋め尽くしており……まあ、なんというか羨ましい半分息苦しそう半分である。
無理矢理と嘉月さんを引き剥がす棗。
「ちょっと姉さん、人前でそれは止めてって前から言ってるよね」
呆れた顔と僅かな怒気を孕んだ声音。
「いやね? それは分かってるし、体面てものも重々承知してるつもりよ? でも我慢できない物は我慢できないでしょ」
「だからって同級生の前でやられると非常に恥ずかしいんだけど」
こちらに向き直る嘉月さん。
「ごほん……! ええと、君が源智慧くんね? いつも棗がお世話になっています」
そう言い握手を差し出されたのは祝の方。
「へっ、いや俺は違います。源はこっちです」
「えっ!?」
目線は僅かに上の――頭髪の部分。
どうやればこの狒々色は落とせるのだろうか……まさかこの先ずっとこうなのだろうか。
「姉さん、こちらが源智慧くん。剣の腕に関しては柊さんや五剣と並ぶレベルの物だよ」
「お初お目にかかります、源智慧と申します。棗さんには何度も助けてもらって……」
「あ、これは失礼しました……嘉月由比と申します。いつも愚弟がご迷惑をお掛けしているようでして」
「いえいえ、棗には何度か危ない所を助けてもらっているのでむしろ頼れる友人ですよ」
「本当ですか? この子、人見知りと言うか人を食ったような性格なので素直じゃないんですよ」
「本人の前で言うことじゃないよね?」
ケラケラと笑う祝。
「あとそうだ、こっちは芦屋祝くん。同じクラスの子」
「ウス、どうぞ宜しくお願いします」
「芦屋? もしかして……陰陽師の?」
「ええまあ――その口ぶりだとウチの事をご存知ですかね」
「現場組なものでね。そうすると口外厳禁の方向の方がいい?」
「ですね。自分、まだ未成年なんで」
「了解よ」
何やら訳有な会話をしている祝と嘉月さん。
「――それで君が噂の『鬼剣』くんね? この間の奴鹿湖の件と新都で発生した墜ち成りの初動を防いだ件、同じ刀士遣として礼を言うわ。本当にありがとう」
棗と目元が似ている嘉月さんがこちらを見つめてくる。
「姉さん、奴鹿湖の件はほとんど本部が持っていったじゃないか。僕達は何もしてないよ」
「いいえ、しっかりと式神が記録した映像は見させてもらったわ――各部隊長全員でね」
「本当に?」
「ええ、一番隊の錦隊長がいつもの通り苦言を漏らしていたけどね」
「おっ、もしかして錦隊長ってあの『秤の錦』さんですか」
「あー……その渾名は本人が聞くと怒っちゃうから辞めておいたほうがいいと思うわ」
祝の言葉に渋面を浮かべる嘉月さん。
「き、気をつけます……」
「祝、その『秤の錦』ってのは誰なんだ?」
「んーとだな、神籬って大きく分けて4つの部隊があるだろ?」
「ああ」
「その一つ、第一隊の隊長が錦友一っていう男性刀士遣なんだ。で、その錦隊長の渾名というか二つ名が『秤の錦』ってこと」
「はー、凄い人なのか」
「甲位の刀士遣を一番抱えてる隊だからな、凄いとかそういうレベルじゃねえわな。班単位の人数で乙級の荒霊祓ったりするから別名『人間辞めました集団』て呼ばれてるし」
「よく知ってるわねえ――ちょっとゴシップ味が強いけど」
「祝くんはアングラ好きだもんね」
「知見が広いと言ってほしいね」
さすがは物知り祝である。
「――で、話を戻すけれども。神籬の大半はあなた達が奴鹿湖で行った偵察任務に対しては好評半分指摘半分と言ったところね」
「その話は真澄班長に言ってほしいねぇ、僕達はしがない一兵卒だし」
実弟の棗が躊躇いなく文句を言う。
「既に言ってるわよ? 奏ちゃん、本部に呼び出された時各隊長を前に怖気づく事なく普通に喋ってたし」
「さすがはウチの班長だ」
たしか奴鹿の一件の翌々日だかに呼び出しされていた記憶がある、まさかこの事だとは初めて知ったが。
「で、各隊が一番目に止まったのはもちろん君――源くんよ」
「自分ですか」
「ええ、今回源くんを呼んだ理由は今から話すわ、続けて構わない?」
「はい」
「今日の撃剣試合から一週間後に各隊の定期会があるのだけれども、少し早めの本物の刀士遣の体験学習として出てみない?」
「その定期会というのはどの様な事をするのでしょうか」
「殆どは各隊の報告会みたいな物だけど、たまに式神を使った模擬戦や隊事の演習とかも行うわね」
「自分はまだ刀士遣の候補生みたいな物です。学生の身分である自分が参加するのは場違いなのでは……」
「大丈夫よ、いざとなれば柊たいちょ――じゃなくて柊教官とか伊東教官から推薦状頂いてくるから」
「参加しとけって智慧。他の奴より早く現場組の空気が吸えるんだぜ」
「分かってるけど……」
「無理強いはしないわ。定期会まで時間はまだあるし、すぐに答えなくても問題ないから」
「……かしこまりました、考えてみます」
すると、今まで真剣な表情だった嘉月さんの顔付きが僅かに緩む。
「……ちょっと源くんと芦屋くん、写真を数枚撮ってもいいかしら?」
「へ? ああ、別に問題ないですけれども……」
「ありがとうね〜、いやあ貴重な資料提供助かるわ」
そう言い、少し前のスマホを取り出すとパシャパシャと自分と祝の周りをぐるぐると回りながら写真を取り始める。
「……よし、これだけあれば夏には間に合う」
「……?」
「ぬふふ……」
なんだろうか……この、どこかで覚えのある居心地の悪さは。
「さあ、そろそろ試合が始まる時間ね。勝手ながらお時間を頂いちゃってごめんなさいね?」
「いえ、あの有名な嘉月さんとお話できただけでも大変光栄です」
「全然気にしてないっすよ自分」
気になる誘いも考えておく必要がある、まずは試合が先決だが……
「それじゃあ三人共試合頑張ってね!」
慌てた様子で走り去る嘉月さん。
次回更新はもう少し早めに出せればと思います




