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神禄剣鬼伝  作者: 真赭
24/31

参ノ巻【鳴神撃剣】漆

次話となります

 新都で出会った謎の荒霊の一件の翌日。


 撃剣試合直前のためにと授業が昼過ぎに終わり、残りの時間は全て自由時間となった。

 聞けば神籬の現役刀士遺の方々が稽古付けにと学園の修練場に来ているらしく、何故か合宿の一件以降、自然な成り行きでグループ化してしまった合宿班の6人面子で行くことになってしまった。

「結局この面子が揃っちまうのな」

「まあ、あんな事件を一緒にこなした仲だし自然な流れじゃないかな?」

 祝と棗が呑気に会話をしている。

「葛葉と奏とは同じクラスの仲だから別段特別な事はない」

「まあ、そうですね」

 月島さんと土御門さん。

「なら、今後もこの面子で行動する? 追々、神籬主導の実地訓練とか色々集団行動がベースの行事ごとが増えるだろうし」

 真澄さんの意見。

「俺は智慧と一緒に行動した方が退屈しねえから問題ないがね」

「酷い理由だな」

「あはは、僕も同じ理由だよ祝くん」

「棗もか」

 嬉しさ半分と言った所である。

「女性陣2人はどう?」

「私は葛葉のお尻と奏の胸にしか興味がないから……」

 そう言いながら流れるような手つきで土御門さんの臀部をスカート越しに撫で回す月島さん。

「渚さん、いくらなんでも動機が不純過ぎますよ」

パシリと手を叩き落とす土御門さん。

「葛葉はどうする?」

「どうするも何もお二人は目を離すと何をしでかすか分かりませんので、もちろん同じ班員として勤めさせていただきます」

「そんな事言って、実は寂しがってる癖に」

「そんな事は無いです。そもそも渚さんの行動があまりにも不規則過ぎてそれが心配の種なんですから」

 どうやら女性陣も乗り気なよう――土御門さんは多分、祝が理由だとは思うが。

「そんな訳で智慧くん、貴方も一緒にどう? 嫌でなければ歓迎するわ」

「自分なんかでよろしければ」

「まさか、こちらとしては大歓迎よ」

「そうそう、ここで智慧くんが断ったとしても真澄さんの事だから色々な手段を使って引き込むだろうしね」

「失礼な事言ってくれるわね――まあ、そのつもりだったけど」

「やっぱりね」

 自分なんか戦力の一つにも満たないだろうに、どうして皆は自分を過信するのだろうか……

「まあ、訳アリ面子だしつるむには丁度いいしな。俺達の指揮は頼むぜ班長さん?」

「また私?」

「俺は人に指示するほど器用じゃねえからな。多分、他のメンツも異論無しだと思うぜ?」

 自分を含めた全員がうんうんと頷く。

「全くもう――分かったわ、撃剣試合が終わってから神籬に申請を出してくるから。もしそれまでに気が変わったら教えてよ?」

「へいへい」

 話している内に到着する屋外修練場。

 入学してまだ数カ月程度だが毎日のように見ているせいか、見慣れた感を覚えてしまう。

「あれはなんでしょう……?」

 土御門さんの指差す先、修練場の中央辺に人だかりが出来ている。

「喧嘩か?」

「まさか」

 見れば人だかりの外には神籬の隊服を着た教官役の刀士遣の人達が何人か。

(喧嘩や言い争いなら止めに入ってるだろうし、不穏な内容じゃなさそうだ)

 野次馬根性の祝と棗が人だかりへ突貫し、遅れていこうとした月島さんを土御門さんが掴み止める。

――金属同士のぶつかり合う音。

「誰かが打ち合ってる……?」

「まさか、今の音は金属の音よ。そうしたら真剣か刃引き刀で鍛錬していることになるわ、流石に刀士遣でもそんな危険な事はしないはず」

「そう? 木剣と大差無いと思うけどな」

「教官も止めに入っていないし……何をやってるのかしらね」

「なら俺も見てくるよ」

 人だかりへと入り、縫うように人の輪を進む。

「――おっ、源くん」

 横からの声に振り向けば見慣れたクラスメイトの顔。

「よ、飯篠」

「撃剣試合の予行戦を見に?」

 大人しそうな顔立ちに男子にしては少し長めな前髪と腰に帯びた打刀。

「予行戦?」

「あれ、他の教官から聞かされてなかった? 試合の前の放課後にちょっとした予行戦を行うって、てっきり君も参加しに来たのかと」

 小柄で一見すれば神籬の生徒とは思えないが、一年生内の中でも比較的上位に食い込むほどの腕を持つ。

「いや、単に鍛錬にしに来たんだけど……見たところアレって真剣だよな」

 輪の内側、自分と同じ制服を身につけた生徒同士が真剣を構えて相対している。

「うん」

「普通に危険じゃないのか」

「なんでも撃剣試合用に学園側が形代を用意したみたいでさ。聞けば真剣や火廣金の武器で切ってもある程度は肩代わりしてくれるんだって」

「ほおー」

「だから、試合前にどんな物か体験してみろってことで。それで、今は突発的な勝ち抜き戦中ってこと」

「なるほどな。飯篠はやったのか?」

「まあね、五合目で決着付けられちゃったけど」

「飯篠が⁉ 一体誰が」

「河内くんさ。いやはや、まさか無手取りされるとは思ってなかった」

「河内……河内蓮心か」

「そうそう――あ、そういえば源とは親戚的な?」

「いや、河内家の事は新都に来てから初めて聞いたからさっぱりなんだ」

 見れば人の輪の中央。反りの浅い打刀を振るう他クラスの男子と、それと相対する見覚えのある顔。

(河内……蓮心)

 昨日、自分の太刀を持ってゆき、突然斬りかかってきて来た得体の知れない奴。

(そして真澄さんの因縁の相手か……)

 言葉や単純な感情だけで片付くような問題ではない事は頭では分かっている……分かってはいるが――

「腑に落ちないな」

 蓮心が常動の足捌きで四方八方から切り込み、ものの数秒で手にしていた刀を叩き落とされる相手生徒。

「降参、降参だ!」

 流石に追い打ちまではしないのか、降伏の意思を確認すると刀を下ろす蓮心。

「やっぱり凄いよな河内くん。これで13連勝だよ」

「そんなに相手したのか」

「殆ど一合か二合の瞬殺だったしね。息も上がってないし、一体どんな体力してるんだか」

 温厚であまり刀を振りたがらない飯篠、腐っても刀士遣を目指す人間の性か興味津々な様子。

「そういえば源くんは河内くんと打ち合ったことはあるの?」

「へっ? ああ、まだ無いかな」

「おや意外だ、同じ源の軍門同士で稽古したりしているのかと思ってたんだけど」

「こっちは名ばかりの没落一族さ。聞けば河内家って新都じゃあ有名どころなんだろ?」

「まあね、ウチと伊東くんと並ぶほど――って言うと自慢になるか」

「ああ一刀流や神道流と同格か。それなら分かるよ」

 荒霊を斬る剣術ではなく、人を斬る為の剣術。

 始流や無銘が刀士遣業界だけの有名所なら、一刀流や神道流は表舞台の有名所と言ったところか。

「そうそう、新都だと殆どの区画に始流の道場があるんだよな。源は始流修得者と稽古はしたことあるかい?」

「いや……ないかな」

 あるけどあの一件はあまり口外しないほうがいいだろう。

「マジ? 同学年でも結構修得者いるんだけどな……常動の剣術って呼ばれてるのは知ってるだろ?」

「一応は、止まらずに動きながら斬るんだろ? 結構難しそうだ」

「源くんが言う台詞じゃないな。で、その始流剣術が大昔の荒霊『鞍馬天狗』が始まりってのも」

「ああ、あの源義経に剣術を教えた天狗だよな」

「そうそう、その源義経が修得したのが始流剣術でさ。またの名を『化生の剣術』って言うんだ――ああ、女子の日常業務の方じゃないよ?」

「化けるに生まれるの方だろ?」

 飯篠の冗談に思わず小さく笑みが溢れてしまう。

「そうそう、昔の荒霊の呼び方。で、その始流剣術はどうして化生の剣術だなんて呼ばれているかと言うと――」

 輪の中央。新たな挑戦者が蓮心の前へと歩み出る。

「――っと、凄いマッチングが来たな」

 言葉を遮り飯篠の意識が逸れる。

「お、棗が相手か」

「そういえば源くんは嘉月くんと仲がいいんだっけか」

「まあ、合宿で同じ班だったからな」

「たしか嘉月のお姉さんが現役刀士遣なんだよな」

「らしいな、実際に本人にあった事は無いんだけど」

「現場組の人はあまり教導に来ないしな」

 見慣れた白色の篭手を嵌めた棗が軽い屈伸や肩を回して準備運動をしている。

「しかし嘉月くんのスタイルというか闘い方は類を見ない物だよな。現役刀士遣で徒手格闘使う人なんて誰一人としていないぞ」

「まあ荒霊相手に素手で挑むのは中々困難だからな」

「普通ではないね。あ、始まりそうだ」

 棗が半身に構え、蓮心が落とし下段に車太刀を構える。

「うーん……嘉月くんの拳法ってどこの流派なんだろうな。構えとか歩法があまり見た事のない物だし、本人から聞いたことないかな?」

「いや、棗は特にこだわり無いらしいからそう言ったのは聞いたことないかな……でも確かに小具足取でああいう構えはしない」

「こういう時は伊東くんがいれば答えれるんだよなあ、多分」

「そうなのか?」

「生粋の武術オタクさ。この間なんて和訳されてない海外の武術書読んでたし」

「それはまた随分と……」

 呑気な会話を他所に、棗と蓮心がぶつかり合う。

 棗の大股に踏み込んだ正拳突き。

 それを舞う様な軽やかな足取りで避けるや、転身しながら首元に刀の刃を叩き込む蓮心。

――が、返しの一撃を篭手の掌で防ぐ棗。

「凄いな」

 掴み取るより早く刃が引き戻されつつ、体の外側へと移動する。

「形代が無かったら危険じゃないか」

「だよな、教官的に大丈夫か……?」

 移動する蓮心が柄を鍔側へと詰めて持ち変え――技を撃つ。

 単純な斬り下ろし。棗が篭手の外側で刃を防ごうと腕を構え――一瞬で刃が腕の内側へと滑り込む。

「えっ」

 刃が肩に食い込み、棗の苦しそうな顔。

「み、源くん今の見てた……?」

 鋭い蹴りに合わせるように跳び避け、再び車太刀を構える蓮心。

「ああ」

「参考になんだけどあれって源というか始流の技?」

「多分だけど『汐』っていう刀を振りながら身体を揺らして急に軌道を変える技かな。始流はどう呼んでるか分からないけど」

「身体を揺らして?」

「そう、普通だと腕と身体を使って振るだろ? その動作中に身体ごとわざとつんのめらして刃を振るんだ。そうすると相手の刃に当たる寸前にこっちの刃が抜けるんだ」

「……?」

 分からない、と言った顔の飯篠。

「うーん……口だと分かりにくいか」

「普通だと無理じゃないそれ?」

 話しながらも蓮心と棗の模擬戦を見る。

 棗が再び構え、スナップを効かせた裏拳を放つ。

 ほんの僅かだけ後ろに足踏みした蓮心が拳を避け、白拍子に近い詰め方で棗の懐へと肉薄する。

 一瞬、蓮心の車太刀が腹、脇、首の順番に閃き、気付けば棗の真後ろに蓮心が立っている。

 ざわめく外野。

「……参りました」

 諸手を上げ、降参の意思を現した棗が力なく言う。

「一番長く持ったと思うよ嘉月くん」

 始流道場で聞いた蓮心の声。

 車太刀を納め、顔色一つ変えていない蓮心が制服の袖を直す。

 こちらへとやって来る棗。

「いやはや速いね始流剣術。あと一撃貰ってたら形代ごと斬られてたよ」

「結構やられてたけど大丈夫か?」

「刃が当たっても軽く小突かれた程度の衝撃だったから何ともないよ」

 篭手を外し、首や腕を触りながら棗が答える。

「――なるほどな。形代を呪いの肩代わりじゃなくて外的要因の肩代わりとして使うってか。一体どんな奴がそんな奇特な使い方を考案したんかね」

 後ろから祝の声。

「特殊なのか?」

「まあな、形代っちゅうのは原義では神霊を宿す目的の物なんだが、陰陽道だと祓いや祈祷の際に使う『身代わり』みたいな物なんだよ」

「それは物理的な? それとも術的な?」

「術的というか穢れや災いを代わりに宿させる、って言うのが正しいかね。で、その身代わりの解釈を曲げて物理的な要因を身代わりにさせるのが――これだろうな」

 棗の背中に手を伸ばす祝。

 手に握られていたのは白い人の形を模した紙切れで、見れば紙切れの胴や肩、首や腕などの部分が薄っすらと切れている。

「陰陽庁じゃあこういう使い方が普通じゃなのか?」

「分からん、本庁はあまり同業に自分達の知識を教えねえからな。俺よりかは土御門家様の方が知ってると思うぜ、身内に本庁務めが沢山いるし」

「でも、確かにコレがあれば確かに現場でも事故は防げそうだよな」

「ねえよりはあった方が助かる確率は高くなってくるからな。しかし、ここまで強力な形代となると造るにもかなり手間かかるだろうな」

 そう言うとしれっと制服のポケットに忍ばせる祝。おそらく独自で調べたりするのだろう。

「すると、嘉月くんも負かされたとなると次は源くんが出るのか」

 飯篠がたき付けるように言ってくるがこちらとしてはあまり絡みたくない相手。

「俺?」

「そうそう、一番の組み合わせじゃないか」

「そういうのは本番まで取っておいたほうがいいんじゃあ……」

「そうだけど……でも、ここにいる大半が気になる組み合わせだと思う」

 そう言われ思わず周りを見渡すと、他の面々が期待に満ちた表情でこちらを見ているのが何人もいる。

「困ったな……」

 この場から逃げれば済むだろうが、そうやったら後で顰蹙を買うか腰抜け野郎と小馬鹿にされるかもしれない。

 すると、周囲がざわつく。

 思わず後ろを向けば、蓮心がこちらへと歩み寄って来ていた。

「――やあ智慧くん」

 昨日以来の再会。

「どうも」

「君も模擬戦どうだい? 明日の試合前の慣らし運転て事でさ」

「こちらに断る余地はあるのかな」

「周囲を見れば答えが出ると思うよ」

 周りは完全に自分と蓮心の一騎打ちに期待を寄せている。

(今はまだ言うタイミングじゃない……それは明日の試合の際だ)

 だが、彼は自分と斬り合いたいのだろう、腰の鞘に左手が添えられている。

「……分かったよ、お手柔らかにしてほしいかな」

 幸いにも形代があるからある程度斬られても傷は負わない――逆に言えばこちらも斬ってとやかく言われる事はない。

「それは良かった、それじゃあ形代を貰ってくるね」

 蓮心が言い残し、監督役の教官の元へと行ってしまう。

「おい智慧よう、河内と知り合いたあ驚きだぜ」

「ちょっと新都で買い物していたら偶然にね」

「つうか、本番は明日なんだからよ前日に怪我とか洒落にならねえからな」

「大丈夫だって」

 話していると戻ってくる蓮心。

 形代を受け取り、丁寧に説明してくれる蓮心の言葉通りに身に着ける。

(……特にこれと言って代わりは無いな)

 視線の集まる人の輪の中央、蓮心と向かい合うように立つ。

 試しに鯉口を切り、指で刃をなぞる――が傷が出来ない。

「本当に肩代わりしてくれるのか」

「そうは言っても数回で壊れてしまうからね」

 正面の蓮心が律儀に答えてくる。

「耐久回数とかあるのか?」

「そこまでは説明を受けてないね。教官曰くは受けた程度によって変わってくるだそうだ」

「なるほど」

 恐らくだが今の蓮心の持つ刀が普段から使い慣れた本当の得物なのだろう。

 使い慣れているというより、身体の一部と言っても過言ではない程に自然体である。

(だが……この間のお返し位はさせてもらう)

 自分の太刀を持ってゆき、あまつさえそれで斬りかかってきた……到底看過できるものでは無い。

「始めても問題はないかな」

「荒霊は合図なんて出さないだろ?」

「なるほど確かにそうだ」

 踵を上げ、爪先立ちの状態で歩く歩法――颯歩で蓮心が風のように跳んでくる。

 読み通りの不意打ち。

 喉を狙った斬り払いを後ろへにじり避け、体を引きながら抜刀。

 まるで予知していたかのような動きでこちらの反撃を避け、車太刀の切っ先が手首へと吸い付いてくる。

(反応した……? いや、僅かに速かった。まるでこちらの動きが分かるような……)

 咄嗟に諸手から片手へと持ち替え、袖を切っ先が掠める。

 始流特有の一続きの連撃。

 すぐさま顎を斬り上げるように物打ちが迫り、刀身で弾いて牽制に膝へ蹴りを放つ――が、伸びたこちらの脚を足と足首を使って掬い伸ばしてくる。

 大股に思わず踏み込んでしまい拍子と体勢が大きく乱れる。

(無理矢理繋げる――!)

 身体を捩じりながら片脚跳び、逸らした頭のすぐそばを車太刀の刃が通り過ぎる。

「凄いじゃないか! 当てたつもりで振ったんだけどな!」

 片手で地面に手を付き、体を振って距離を取る。

「そっちこそ速すぎて反応が遅れるよ」

 技も何も無いお互いの技量だけの斬り合い。勝ち負けではなく純粋な殺し合い、いかに動けるかは経験と勘が物を言う。

「そうかな? 智慧の剣の方がこっちより各段に速いと思うけど」

 蓮心が再び構える。

「こちらとしてはもう降参したいんだけどな、試合の前に余計な体力は使いたくないんだ」

「ふざけた事を言うね。僕と斬り合うのは――君が一番望んでいた事だろう?」

 巻き込まれないよう距離を取った外野に聞こえない声量で蓮心が言葉を投げかけてくる。

「一体なんの理由でそんな事をいうんだ」

 袈裟切りを刀身で弾く。

「聞いてるんだろう? 僕と奏の関係を」

「何の事だ」

「少しネタバレをすると、僕は他所様の会話を遠くからでも聞こえてね。二日前の夜、君と奏が部屋で話している会話を少し盗み聞きさせてもらったんだ」

「仮に本当だとして、他人のプライバシーに土足で踏み込むのは人としてよろしくないと思うけどな」

「人の許嫁と同居する方が社会的に良くないんじゃないかな」

 牽制の突きを呆気なく避けられ、お返しと言わんばかりに詰め寄って来る。

 斬結んで来た蓮心の顔が間近に迫る。

次の投稿は27日で出したいと思います

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