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聴覚障害者の日常

聴覚障害者の日常 閉め出し編

作者: ぷかぷか

現在の我が家には、パトライトがある。

パトライトというのは、パトカーの屋根についているあの点滅するライトみたいなもので、いわゆる見える呼び鈴だ。

呼び鈴の音源に音センサーをはりつけ、呼び鈴がなれば反応して光るという仕組みだ。

25年前は赤しかなかったのだが、今ではオレンジ、青、緑とカラフルになった。ちなみに、我が家は緑だ。

アタシは生活のほとんどをダイニングですごすので、パトライトはダイニングにしかない。

つまり、呼び鈴がなった時に、他の部屋、トイレ、お風呂場などにいたら気がつかないだろう。

また、寝ていたら、同様に気がつかない。

けれども、ないよりはマシなのだ。


新婚時代は、夫は朝4時に帰り、数時間寝て、7時に起床、朝食、お風呂、8時には家を出る…といった風で、顔を見るのはこの1時間足らず、会話にいたってはあるかないか。

早く帰宅するのはめったにないことだった。

アタシもその頃は仕事をしていて、日中はいなかった。

ほとんど家に居ることはないので、パトライトの必要性を感じなくてつけていなかった。

ある日、夫は珍しく早く帰れたのだが、カギを職場に忘れてしまった。呼び鈴をおせど反応はなし。

このときばかりはガックリきたそうだ。

結局、夫は会社に戻ってから帰ってきた。

それでも、朝帰りに比べれば断然早いので、アタシはとてもビックリして喜んだのだが、夫の機嫌はよろしくなかった。

もちろん、そのときのアタシは理由を知らなかったので、何か仕事でまずいことになって帰ってきたのかと勘ぐり、心配した。

夫にしてみれば、怒るに怒れずふて寝でもしないと格好がつかなかったのだろう。早々に布団に入って寝てしまったのだった。


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― 新着の感想 ―
[一言] 旦那さんにとっては不幸な出来事でしたね。 怒らないあたりに、懐の深さを感じました。 優しいですね。
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