表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼奇譚  作者: 山羊ノ宮
15/15

設定資料らしきもの

時代は平安時代っぽい感じ。


光・・・モデルは源頼光。頼光は酒天童子退治や土蜘蛛退治で有名。

本編では女性として登場。性格は生意気。時折芯の強さやもろさを垣間見せるが、ちゃんと描かれているかは作者の力量がないので不明。


大江・・・モデルは酒天童子。

隻腕なのは後に紹介するアイのモデル、一条戻り橋の鬼を混ぜてるから。性格は大雑把。だが、その一方で他人に気を使う一面もある。でも、大体報われない。ある意味で登場人物の中で一番女らしいのかもしれない。


安綱・・・刀、モデルは童子切り。

安綱は刀工の名であるが、刀の名として使用。理由はなんとなく。後に綱が登場するので、ややっこしくなる。失敗したなと思う。


綱・・・モデルは忠犬ハチ公、ではなく渡辺綱。渡辺綱は頼光の四天王の一人。他の四天王は坂田金時、卜部季武、碓井貞光の三名。

美少年に犬耳は似合うと思う。どうでもいいな。性格は従順で、まっすぐ。それゆえ少し頑固なところもある。


アイ・・・モデルは茨木童子。茨木童子は渡辺綱に腕を切られてます。

最初は普通の女の人だったが、いつの間にか幼くなってしまった。「~だべ」が少しうっとおしいなぁと書きながら思っていたが、このアホっぽいところがアイなんだなと自分に納得させる。とりあえず綱が好き。


膝丸・・・童子切りもそうなのだが、刀の名前が変わったりする。この膝丸も蜘蛛切、吠丸、薄緑と名を変えている。本編では吠丸を膝丸の影打ち(影打ちとは、良いものを納める為に、同じ物を二振り造り、その一方を納める。その際の納められなかった刀の事)として名を挙げている。


坂田金時・・・モデルは金太郎飴。ではなく、そのモデルになった坂田金時という人物。金太郎さんと聞けば幼いイメージがあるが、玉藻と一緒にするため大人に。怪力でいい体をしているらしい(玉藻談)


玉藻・・・モデルは玉藻前。白面金毛九尾の狐、または二尾の狐の化けた絶世の美女とされている。酒天童子、崇徳の大天狗と共に日本三大悪妖怪にされてるらしい。ここに書いて思い出す。天狗出してないなぁ。まあ、いいや。坂田と一緒にしたらおもしろいかなと思ったが、暴走した。旦那の裸を見せたがるって、他人の家の子供が映ったホームビデオを見さされるような感じだろうか。いや、もっとひどいか。



ああ、後この歌だが。


わが背子せこが べき宵なり ささがにの  くものふるまひ かねてしるしも


衣通姫


古今和歌集にあるらしい。能の土蜘蛛の演目で上の句が読まれるらしいので使った。意味は「わが背の君の来るべき宵ね、蜘蛛の巣作りの振る舞い、予ての兆しよ」な感じらしい。

ここでの蜘蛛は吉兆の虫として歌われている。


阿部清明・・・モデルは安倍晴明。言わずと知れた陰陽師の有名人である。陰陽師と聞けば、魔法使いの様なものをイメージするが、実際はその当時の最先端の科学者であるともいえる。まあ、今の時代でも進んだ科学は魔法のようでもあるが。

本編での阿部は話を聞かない人。噛み合っているようで、一方通行なので話を進めやすかった。


碓井貞光うすいのさだみつ・・・童話の金太郎では、足柄山にいた金太郎の才覚を見出し、源頼光の元へと連れて行ったらしい。

基本的にやる気が無い人。性格はある意味で阿部清明と似てはいる。

違う点と言えば、阿部が自分で何とかしようと思うのに対して、碓井は他がやればいいと考えが根底にある事であろう。どうしようもないから自分がやっていると言う極めて後ろ向きな人間である。実力はある。


卜部季武うらべのすえたけ・・・頼光四天王の一人、色々妖怪退治で有名らしい。

本編では碓井の片腕として登場。卜部自身も実力があるのだが、幼少の頃に碓井と出会い、その実力に心酔。それからやる気のない碓井を何とか頑張らせようとする苦労人である。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ