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温泉入って先に上がって暇なので作った詩

作者: 秋葉竹



桃太郎温泉という温泉があって

その前に綺麗な川が流れていて

その川をおおきな桃が

どんぶらこどんぶらこと

流れていったというわけかな


なんの娯楽施設もない

素のままのお湯だけが命みたいな温泉


露天風呂からは

冬の山々がみえて

すこしもの憂げなため息をついてる

田舎の令嬢みたいに感じる


愛想も何も無い佇まいが

心の余計な見栄や虚栄を

洗い流してくれる

飲み物の自動販売機しか置いていない

狭いのにスカスカなちいさなたてもの


温泉て

これでいいんだ

これだけでいいんだって

そう想える

温泉


華美で賑やかで明るすぎる錦町あたりに

ふと疲れたら

ここにくればいい

ここに来て

からだをお湯に浮かべているだけで

生きる辛さなんてのも

生きる悲しみなんてのも

綺麗さっぱり

洗い流せることはそれだけは確実だから








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