この世界に魔法はない
蹴っ飛ばした小石はどこまで転がっていく
分からないまま地球で生きるは宇宙人
あまりにちっぽけなので
許せないことが多くなって
心は一生追いつかない
昨日の君の震えた声
途中で言葉が喉で止まって
吐きそうになって飲み込んだ
君を救っちゃう魔法はない
傷はひたすらに癒えるのを待つしかない
なんて無力な人間
君の隣にいることしかできない僕は
出来損ないなりに
君の救いになれただろうか?
蹴っ飛ばした期待は信じてたのにと泣いた
今のままの僕では太刀打ちできない課題
あまりに虚しくなって
追いつかないまま足だけ進めたけれど
もう一歩も進む勇気がない
君を救っちゃう魔法はない
傷はひたすらに癒えるのを待つしかない
僕は君に傘を差し出して
出来損ないなりに君の側に
神様は不恰好に笑う
心がまだ追いつかないなら
2人で立ち止まっていようか
不完全なまま地球で生きるは宇宙人
あまりにちっぽけだけど
今なら言えることがある
確かにあるんだ