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テーマ詩集:魔法

MAGIC

作者: 歌川 詩季

 扉と翼。

 鍵穴を(ふさ)ぐ砂 潮風がはこんでくから

 (さび)が浮くほど浴びて ささくれるほどヤスる


 扉にひらけと命じたら

 渋るの知ってて何故(なぜ) 言うの?


 流れ着いた板きれから 銀の鍵を削り出したって

 魔法のひとつもかかってなくちゃ

 口(つぐ)んだ扉は あの壁とまた おなじ顔をする



 翼を()いだ鉤爪(つめ)も 欠けた痛みを負ったのさ

 しおれちゃうほど泣いて 情が()くほど(あえ)


 夜空に願いを飛ばしたら

 叶うと知ってて何故(なぜ) (だま)る?


 流れ()ちた星屑には 青い尻尾 つないであげるよ

 呪文のひとつもおぼえてるなら

 とりもどした翼は あの空を何枚もこえられる

 そして、タイトルに困りました(笑)

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― 新着の感想 ―
[良い点]  砂と潮風から、海辺に存在する扉(だけ)をイメージしました。  開くことを拒んだ扉。本当の意味で開けることができるのは、命令や鍵ではなくて、magic。  相手を傷つけ、自身も傷つき、情が…
[良い点]  行き詰まり感のある世界でも、希望を失わない。  やってやる! ではなくて、なるようになるさ、というような。  そんな緩めの前向き姿勢。  気負わぬ姿がいいですよね。  枚で数えられる夜…
[一言] 扉の先には素敵なことがあると信じてます。
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