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2/7

ENTERTAINMENT

レビュー執筆日:2019/12/7

●曲の幅が広がりポップさも増したものの、少し個性が薄まった感じも。


【収録曲】


1.The Entrance

2.スターライトパレード

3.ファンタジー

4.illusion

5.不死鳥

6.天使と悪魔

7.Love the warz

8.Never Ending World

9.生物学的幻想曲

10.TONIGHT

11.yume

12.花鳥風月

13.炎の戦士

14.Fight Music

15.眠り姫

16.深い森


 SEKAI NO OWARIのメジャー初となるアルバム。メジャーデビューした影響もあってか、今作は前作と比べて曲の幅がぐっと広がった印象があります。『Love the warz』ではラップを取り入れていますし、『TONIGHT』は音数を絞ったアコースティックナンバー(ちなみに、FukaseではなくリーダーのNakajinがボーカルを担当しています)。『眠り姫』はサビで跳ねたリズムに変わるのが面白い楽曲になっていますし、『深い森』は全英語詞となっています。


 また、今作は「明るい曲」と「暗い曲」がはっきりと分かれているように感じられました(前者は『ファンタジー』や『yume』、後者は『Love the warz』や『Never Ending World』が挙げられるでしょうか)。そういう意味では分かりやすい作風になったと言えますが、その代わりに前作で見られた「明るさと切なさと不穏さが入り混じった独特な雰囲気」が減っているように感じられ、曲としての「深み」がやや少なくなっているように思えます。特に、『ファンタジー』や『yume』はサウンドのチープさも相まって安っぽく感じられるところも。


 「サウンドを前に押し出さずにメロディをシンプルに聴かせる」という作風は今作でも健在で、曲の幅が広がったこともあって、ポップなアルバムとして楽しく聴けるという面に関しては前作を上回っていると思うのですが、前作と比べるとバンドとしての「個性」がやや薄まってしまったかな、と感じられる一枚でした。


評価:★★★★

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