悪夢へと駒を進め。
さっきまで本を見て興奮していた魅來流さんが、今はただの肉片だと思うと、恐怖が込み上げてきた。誰かが
「ここにいつまでもいても変わらないよ。」と、冷たい言葉を放つ。その言葉の主は、紛れもなく僕だった。言葉を発した後、自分で自分に驚いている。それだけ強がってるのか、はたまた本心なのか、それは今の僕にはわからなかった。僕の言葉につられて、そうだねとみんなも次々と牢獄から出る。出てすぐに会談があり、それ以外いける場所もなかったみたいなので僕は、みの君と一緒に階段を上がる。
階段を上がると、そこは、西洋のお城みたいな雰囲気で、そこのロビー?に誰かの人影がある。その人は、道化師のような恰好をした男性だと思う。顔には仮面をつけていて、表情は読み取れない。その道化師は僕たちが来たのに気づくと、こちらを向く。そして、
「ごきげんよう♪あレ?みんな表情が暗いね?この声で僕が誰かはわかったかな。改めて自己紹介するけど、僕はヴェルト。君たちはヴェルトやら、ヴェルやら好きなように呼んでくれて構わないよ。まず、GAME1クリアおめでとう♪これからも、君たちの活躍に期待してるよ♪」と、おどけた声で言う。流石になんか頭にくる。すると、クラスのスポーツ万能男の子魁碧音君が、しびれを切らして、
「ヴェルト、俺たちをここに閉じ込めて何をするつもりなんだ。お前たちは人を殺している。今ならまだ償える早く俺たちをここから解放するんだ。」と、力強い声で言う。一方ヴェルトさん?は、
「話は、それだけ?僕たちも好きでやってるわけじゃないんだよ♪あと、このゲームを希望したのは君たちだよ。以上~♪」その言葉にみんなの視線が零華さんと、なのさんに向く。まぁ、それもそうだろう。今日一番最初に学校に来たのはその二人なのだから。しばらくして、零華さんが口を開く。
「言っておくけど、私じゃないわ。もちろん野々村さんも。信じてもらえなくても構わないわ。あと、ヴェルトさん私たちに何をさせたいの?」その言葉はいつもの零華さんとは雰囲気が違った。
「その質問待ってたよ☆君たちにはさっきの様にGAMEをクリアしてもらうよ♪どのGAMEにも制限時間があって、それまでにクリアできなかった人は何と…【DIE】。」みんな分かってたと思うけど、改めて主催者?の口から言われるとその現実を受けいざる得ない。
「みんなそんな怖い顔しないで♪説明を続けるよ。GAMEの制限時間はそのGAMEによってバラバラで、さっきの様に1時間のものもあれば3時間や1日、3日のものもあるかもしれないし、無いかもしれないよ♪GAMEの内容は、個人個人や一部の人あてのものもあれば、みんなで協力するものなどもあるよ☆GAMEの内容は、みんなの腕についているリードリングから送られるよ♪」僕は、リングに目を落とす。無理に外そうとすればあの時の那留君様に電気が流れて最悪の場合死んでしまうかもしれない。あの時は、見せしめと言っていたから高確率で殺すだろう。そうこう考えているうちにもヴェルトさんの話は進んでいく。
「他の人のリードリングの内容を見るもの×~。他の人のリングの内容を見てしまった人は、DIE☆そして、見られたリングの持ち主もDIE☆GAMEはたぶん1日につき1GAMEで、朝の9時ごろにくるよ。例えば、個人個人のミッションで、僕が【トマトを食べる】というミッションを受け取ったとするよ。それで僕が12時にトマトを食べる。そうしたら、翌朝の9時までリングにミッションクリアという文字が表示されるよ♪」突如、凛とした声がロビーに響く。
「質問です。」
「えーっと、では、佐倉野乃花さんどうぞ♪」クイズの司会者みたいにヴェルトさんが野乃花さんを当てる。
「先程、1日につき、1GAMEとおっしゃってましたけど例えば制限時間が3日のゲームの場合は、2日目に新しいゲームが届くのですか?」野乃花さんは、眼鏡をかけた大人しいけどすごく優しい女の子。こんな状況でもそこそこ冷静だ。
「いい質問だね☆ん~、3日の時間制限だけどそれまでにみんなゲームクリアしていたら新しいGAMEが来るよ♪ほかに質問はあるかな?あっても答えるのめんどくさいから無い!あっ、そうそう君たちに一人一部屋ずつ部屋を用意したんだった。自分の部屋番号は後でリードリングに送信しておくね♪詳しいルールは一人一台部屋に置いてあるタブレットに書いてあるから読んでおいてね~。タブレットもリードリング同様に人のを見るのはダメだよ♪それじゃ、僕はこの辺でHave a nice dream♪」そのヴェルトさんの声を遮るようにローズさんが、
「一ついいですか?さっき、君たちが望んでこのゲームに参加したって言いましたよね~。その話が本当だったら、こういうのって誰かに見られてるってことですか?」と、質問をする。
「答えるの面倒くさい♪そうだ!みんなのタブレットに質問機能追加しておくかにな気になることは質問して10分以内には答えるから♪でも、夜は僕も寝たいから止めてね♪答えるの面倒くさいけど、せっかくの僕の決め台詞を遮ったんだこれだけ教えてあげる答えは【NO】みんなを見ているのは、僕たちだけだから安心して♪まぁ、なんで自分たちが巻き込まれたか知りたかったらこのゲームに申し込んだ人に聞いてね♪それじゃ♪」そう言い残し、ヴェルトさんは魔法の様に消えてしまった。
【とある場所】
「ただいま♪聞いてよ、またデスゲームが始まったよ♪今回はどんな姿が見れるかな~。楽しみだね♪」僕の問いにそばにいた君は、
「そうですね。」と一言。あぁ、楽しみだ。死の淵に立たされた時人間は普段だとありえないような行動をとる。僕はそれを見るのが大好きだ♪君の死の淵の表情はどんな顔かナ♪まぁ、次のゲームの開始は明日だしそれまで結構暇だ。僕は、思い立ったようにペンを持ち、今回のゲームの参加者のリストを見る。
こんばんは、花園雪です。まず、読んで頂きありがとうございます。(*- -)(*_ _)ペコリ
今後は、非日常とデスゲームを交互に投稿していく予定です。これからも応援していただけると幸いです。