マーケティング理論04
第一話で絶対にやってはいけない事
ビジネスシーン以外でも共通する事ですが、世の中には往々にして方には抵触せずとも倫理に反する『やってはいけない事』というのが存在します。
ビジネスシーンでいうならば、それをすると顧客から白眼視されるような事柄でしょうか。
翻って、Web小説でいうところの『読者が退屈してクリックバックするような展開』がそれに該当するでしょう。
では、それは具体的に何か? 見て行きたいと思います。
簡単に挙げられる例として、
・訳の分からない謎ポエムから始まる。
・大して使いもしない設定、若しくは情景を延々と羅列する。
・サブキャラが幅を利かせて主人公やヒロインが活躍せず登場もしない。
これらは確実に物語のテンポを悪くするので止めましょう。
最初にポエムを挙げましたが何故、テンポを悪くするのかというと、読者がその詩に共感を覚える事はまず無いからです。唐突に詩が始まっても、読者は戸惑うだけ。
冒頭部分に仮に凝りに凝って物語の重大な秘密とかを端的に表した詩を提示したとしても、読者は一文一文を深く読み込んで
「う~む、成程。深いな」
とはならないので悪しからず。
詩的な文章表現と『詩』そのものは全くの別物です。
詩を印象付けるために比喩を多用したりしたらもう最悪、目も当てられません。
そもそも、読者が一言一句まで注意深く読むことは稀です。大体、7~8割の文字を読んで、凡その内容を把握するのが普通です。
文字を読むという行為は『物語を味わうための手段』であって目的ではないからです。
以上の事を踏まえ、最初は地の文や台詞で堅実に行きましょう。
次に、殆どその場限りでしか使われない設定や蘊蓄を延々と説明したって共感は得られません。
人間は感情の生き物。登場人物の感情や心理描写がないのに、どうして共感できるのでしょうか? だから止めましょう。早く物語を始めた方が吉です。
それとダラダラ情景描写していると、いつまでも物語が始まらず読者にストレスを与えてしまいかねません。
ぶっちゃけた話、Web小説はレイアウトから見ても詳細な情景描写とは相性が悪い。
最序盤の情景描写は精々、三行程度に収めてさっさと人物の行動なり台詞なりを入れた方が良いでしょう。
最後に主人公不在ですが、これは前回述べた通りなので割愛します。
物語は主人公やヒロインのためにあります。サブキャラのためなんかじゃありません。
サブキャラを掘り下げるのは、主人公やヒロインが活躍した後でも十分間に合います。
これらに気を付けておけば、まあ無難に共感の得られる出だし部分が作れるでしょう。
次で連載は最後になります。
連載する上で、最も重要な事は何か? それを最後に掘り下げます。
読了ありがとうございました。