長髪美少年が好きな人には性癖に刺さるであろう小説。
岩村家。上条家。藤和家。氷雨家。そして、美佐川家。彼らは『呪い』を受けた祖先から数えて98人目の『被害者』である。
例えば、岩村純也と上条多郎。例えば、藤和光と藤和涼。例えば、氷雨零と氷雨那由多。例えば、美佐川流風と美佐川天馬と美佐川冬馬。
髪の呪い。髪に感覚が植え付けられ、一定時間感覚が与え続けられれば痛みと共に髪が異様なスピードで伸びる。動く。絡みつく。彼らは決してこの呪いからは逃れることは出来ない。結論からは全員命が危険に晒されるのだが、今詳しく言うことではない。
君達には、彼らの生涯の過程を密やかに見ていってほしい。
私? さあて、誰でしょうか。でも名乗らないのはちょっと不気味だから、一応名乗っておきましょう。
「私の名前は、黒城忍。貴方たちのお世話をする、黒城忍ちゃんです」
ちゃんとファンサも怠らない、可愛らしい忍ちゃんでした。
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ええと。ここから作者のゾーンに入らせていただきます! まず、これは長髪美少年が大好きな作者が小学校5年生からこじらせまくった設定を存分に使用した、自己満足の小説となっております。
と、ここまで読むと、私は小学校5年生から長髪美少年が好きだったのか?この疑問に行き着きますね。
はい、とても大好きでした。なぜ長髪美少年ばかりが出てくる乙女ゲーが出ないのだろう、なぜ少女漫画に長髪男子がメインヒーローとなる作品が出てこないのだろう、そう日々疑問に思いながら過ごしておりました。
と、ここで考え付いたのが、「ないなら自分で作ってしまえばいいんだ!」というなんとも安直な考え。
しかし、出来上がったものは、奇妙なものでした。と言っても、まだその小説は高校生後半となった今でも完結していないんですけれども。
そして、ここまで読んでくださった皆様にご報告があります。この小説は、作者が途中で薔薇と発酵の沼にハマってしまったが故に、少々Bl表現が含まれております。ご了承くださいませ。
さあ、長髪美少年が恥ずかしがる姿とか、大好きな人、集まりなされ。ここは貴方たちのフィールドです。