領主編1
初投稿です。ドキドキと恥ずかしさが止まりません。助けてください。
誹謗中傷は辞めてください
情報屋、それは大体どの街にも居る職業だ。
故にただ聞き耳を立てて立っているだけの仕事位にしか、思っていないだろう。
情報屋はその程度の認識だ。
舐められることも多く、一つの情報で銅貨1枚なんてこともある。
貴族が相手だともっと面倒臭い。何故から事実を伝えると、理不尽に怒りそれをぶつけてくることも多い。
だが、情報を集めるためにどれ程の努力があるかを知っている奴は同行者位だろう。
これはそんな苦労人が多い職業の中でも、トップクラスの実力でありながら苦労が多い男の努力と愚痴の話である。
「領主の悪い噂を教えてくれ。」
またか、最近領主に関する情報を頼まれることが多い。確かに最近税は上がり収入は減っている、だとしても異常だ。きっと1人の貴族が何人も雇って沢山の情報を集めているのだろう。
ありがたい、きちんと報酬を払ってくれるのはめずらしい。
「どのくらいの噂だ?」
「お前が持っている情報を全てだ」
「何枚だ?」
「50枚」
「少ない100だ」
「60」
「80」
「.......70」
「75」
「分かった75枚な。これ以上無理だ。」
チョロいどうせ少し置いているから大丈夫とか思っているんだろう。
甘い。
情報屋を舐めてもらっては困る。領主については全てを教えるが、そこに関わっている奴らの名前をちょこっと出すときっと餌に釣られて全部の金を吐くだろう。
こういう時に絞り取っておかないと、困るのは自分だからな。
「分かった話そう。先ず領主は重度のロリコンだ、あいつの家のメイドは全て20歲以下だ。これは領主をキレさせる時に使うといいだろう。
次に今のあいつの金の使い方だ。主にあいつは自分の飯と性欲に使っている。飯に関しては、わざわざ王都からシェフまで呼んで作らせている。性欲に感してだが、最近は若いエルフにハマっているようだ、この前も金貨600枚で若いエルフを買っていた。
この時点で性格は分かってきてだろう。
最後はあくまでも噂だが多分事実だろう、あの魔石光原石の鉱山を、とある国に売ったらしい。」
「とある国ってどこだ、知っているんだろ?」
「さあな、金額によっては教えてやる。」
「5枚払える」
「毎度あり。軍国家グランジア、だがこれは噂だぞ?」
「いや、それでもいい。約束の金だ。」
「は?ちょっと待てよ。おいっ.........。」
やられた銅貨80枚だと?甘かったのは俺の方が……。
流石にそれは酷いだろう。カッコつけていたのが恥ずかしい。
「あぁぁぁぁっもうっ。
この行き場のない気持ちをどうしたらいいんだよ。」
こんな実力はあるのにどこか抜けた男のお話である。
今の領主が消える利点を考えると、沢山あるな。
治安が良くなる。金を払うやつが増える。俺の稼ぎが増える。
なんだろうこの気持ちこれからはちゃんと注意しておかないと。
やっぱり情報屋って舐められるよなぁ…
なんかいい方法は無いだろうか。
そうだ!
「おい、情報屋はいるか?」
飽きたら辞めるかもしれませんが、なるべく続けるのでよろしくお願いします。