第零幕~始まりのきっかけ~
初めまして、Noir@Youというものです。
今回初めてオリジナルの小説を投稿させて頂くので
少し緊張していたりします(汗)
まずは序章も序章、ワンシーンのみでしたが、
次からはもっと長く書けたらなあ、と
思っています、それでは本編、どうぞ。
ーこの世界は残酷だ。
”能力”を得た者が”能力”無き者達を
支配し、蹂躙し、奪い、殺す。
これは…そんな残酷で過酷な世界を
弱き者たちと共に歩む一陣の刃の物語である
とある荒野に存在する名も無き村。
物語はこの村の酒場から始まる。
酒場には客がちらほらと見受けられるが、
一番目立っている集団、まぁ3人程だが、
一目見ればそれはならず者と分かるだろう。
カウンターを占拠しまるで酒場を我が家のように、我が物顔で
騒ぎ立てている。
そんな空間に一人、酒場のドアをバタンと音を立てて
青年が入って来る
その青年は大きな、身の丈程に長い大太刀を背負い、
村人とは違うと一目で分かる服装に青年の容姿には似合わない
険しい表情と頭頂部で跳ねているクセっ毛が特徴的だろうか。
青年はカウンターの端の方に座り
酒場のマスターに飲み物を頼む。
青年「済まないが、水を頂けないだろうか。」
マスター「え、えぇ、かしこまりました。」
ならず者A「お前、この辺りじゃ見かけない顔だな」
ならず者B「この辺は親分が仕切ってるシマだ、
飲みモン飲むにしろ、なんか献上するのが
スジってもんだぜ?」
ならず者たちが青年に難癖を付ける、
この世界では特に珍しい事でもない。
青年「そうだったのか、田舎の方から出てきたものでな、
少々常識というものを知らないんだ。」
青年が懐から何か取り出そうとした時、
一人の少女がならず者と青年の間に割って入る。
少女「おにーさん、こんな奴らに何もあげなくていいよ!
こいつら悪いやつなんだもん!」
マスター「れ、レニィちゃん、出てきちゃあいけないとあれほど…!」
ならず者C「へぇ~いい度胸じゃねーの、ガキンチョの癖によっ…!」
レニィ「ガハッ!」
ならず者Cはレニィと呼ばれた少女を蹴り飛ばす、
レニィは、蹴りを喰らい、青年の元へ吹き飛ばされる。
青年はレニィを受け止める、
レニィは気絶してしまったようだ。
ならず者A「兄ちゃん、そのガキを渡してくれりゃあ
見逃してるよ、ほら、渡しな。」
青年「嫌だ、と言ったら?」
ならず者B「じゃあテメーもシメるだけだ!」
青年はレニィを受け止めた姿勢のまま答える
答えに納得などしなかったならず者は
青年に襲い掛かる。
青年はレニィを横たわらせる。
そして襲い掛かるならず者Bへレニィを横たわらせたしゃがんだ
姿勢のまま、蹴りを入れる。
ドズンッ!
という音と共にならず者Bは吹き飛び、酒場の空いてあるテーブルに
頭から突っ込む、不意打ちを喰らったならず者Bは動かなくなる。
ならず者A「てめぇ!許さねえ!」
ならず者C「この野郎!」
ならず者二人は同時に青年に飛び掛かった、
青年はあっさりと二人をいなしてしまう、
しかも二人いなす際に手刀を入れていた。
ならず者二人も気絶した。
マスター「に、にーさん、アンタ一体…?」
青年「俺か?名乗るほどのモンじゃないが…
俺はメソッド=テッド、ただの旅人さ。」
これは、残酷な世界で生きる青年、メソッド=テッドの
行く先を記した、物語である。
はい、お疲れ様です。
軽いワンシーンな上に急展開。
異能アクションバトルとかほざいてたクセに
能力なんてないやんけ!
と突っ込みどころ満載でしょう、
僕もそう思います()
ですが、次からはしっかり出る(予定)ですので
どうかご容赦を!
Noir@Youでした~