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薔薇の棘は薔薇の花に恋をする

作者: 夏樹翼

ふと思いついたものでつたない詩ですが読んでいただけたら嬉しいです

 薔薇の花、美しく気高い青き花よ

 あなたは赤くない青い薔薇


 それでも見るものを惹きつける

 昼は太陽の陽を一身に受け

 蝶と戯れ

 夜は月の明りに照らされる


 私は薔薇の棘

 鋭く触るものを傷つけ痛がらせ寄せ付けない

 見るものは眉をひそめ寄るものはいない


 しかしあなたはそんな私にも笑いかける

 どんなものにも平等に


 私は薔薇の棘

 あなたを守るためにここにいる

 あなたを切り取るものから守る存在


 赤くないあなたはときおり悲しげにうつむく


 しかしもとより必要とされてこの世に生まれたあなたは

 永遠に愛情をそそがれる

 そんなあなたをそばで見ていられるだけで

 私はとても幸せだ


 私は薔薇の棘

 あっても無くてもいい存在

 そそがれるものは無関心か嫌悪感


 いつか邪魔だと切り取られ地面に落ちるその時まで

 せめてその時まで

 私をあなたのそばにいさせてください


 私のこの気持ちには、気づかなくていいですから

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― 新着の感想 ―
[良い点] バラを思うとげっていう発想が良かったです。 [気になる点] 対句などを使って、冒頭でバラととげの対比をもっと鮮やかに浮き立たせてもよかったのでは。 [一言] 青いバラというのは「不可能」「…
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