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とある一つの物語  作者: 焔夢
3/12

正体

転んだボールと一緒に席に座っている私に抱きついて来た。

前髪がはらりと分けられて、澄んだ瞳が私の瞳と合わさった。

私はいきなりの狼藉に思わずそいつをひっぱたいてしまう。

「キャー何こいつ、スゴい格好いい顔してるじゃない!!」

「本当だー」

「芸能人並みじゃない!!」

チヨコが慌てて私の肩を抱く。

「大丈夫、モナコ」

私は内心ドキドキしてチヨコの肩に捕まり、しゃんと立ち上がる。

「なに!?この人、イケメンじゃない」

「イケメンは時代の花よねー」

私たち、コイツのコト悪口言ってたけど、案外やるじゃない」

キーンコーンカーンコーンと予鈴が鳴る、給食の時間だ。

一気に男子生徒が教室になだれ込んでくる。

「わーい、給食だ。給食だ」

「お前、あの投げ方は無かったわー」

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