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とある一つの物語  作者: 焔夢
12/12

綺麗な木

10年後、とある小学校の校庭、桜の木の下、1人の少女が白いワンピースに白い帽子を被り、待っている。

ひたすら待っている。

手にはブーケ。

1人の青年が正面から歩いてくる。ぐりぐり頭の背筋をしっかり伸ばし、キャップを目深に被っている。

正面に立つとこう切り出した。

「あなたのお名前は?」

「モナコです」

青年は帽子を取ると、黒い瞳を輝かせながら、ボールを持っている。

「私、こういうものです」

1枚の図書カードを手渡した。

少女はニッコリ笑うと、

「私、自分の名前を名乗らない人は苦手です」

青年は苦笑いを浮かべると、

「では、一緒に木登りでもしませんか」

「喜んで」本を3冊、

「あら、また、続編が出たの?」

「面白いですよ」

2人は手を繋ぐと正門を出て行く。

残された桜の木には満開の花々が散っていた。




ちなみに三つ編みはクラスメイトです。

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