BATTLE:034【2対の装着騎士】
【イクサ&カイトのフィールド】
【カオス・ロアー】
SF【2】
GT【ノーマル/アタック】
Tr【カオス】
DG【200】
LP【2300】
【カオス・巫女・ナイト】
SF【2】
GT【ノーマル/アシスト】
Tr【カオス】
DG【500】
LP【1200】
【ディヴァイン・ウィザード】
SF【2】
GT【ノーマル/アタック】
Tr【ディヴァイン】
DG【0】
LP【2000】
【イクサ&カイト】
Force【▼▼▼▼】
【ギンカク&キシンのフィールド】
【ギガント・マーチ】
SF【1】
GT【ノーマル/アタック】
Tr【ギガント】
DG【500】
LP【2000】
【オーガ・サルベイジャー】
SF【1】
GT【ノーマル/アタック】
Tr【オーガ】
DG【0】
LP【1000】
ドメインカード【マグネティック・ギガントマキア】
【ギンカク&キシン】
Force【▼▼▼】
イクサ達のターンが終わり、ギンカク達のターンにへと移行する。
「俺達のターンですね、ドロー! フォースチャージして、追加チャージ!」
「ドローフェイズ、ドロー! フォースチャージして追加チャージ!」
【ギンカク&キシン】
Force【▽▽▽▽▽▽▽】
表状態のフォースは7枚。バトル用に1枚残すとすれば自由に使えるのは6枚である。
「セットフェイズ時、ライフカウンターを2つ消費して2ドロー!」
「同じく、ライフカウンターを2つ消費して2枚ドローだ!」
【極道前ギンカク】
LC【4→2】
【鬼塚キシン】
LC【4→2】
ギンカクとキシンはそれぞれ2枚ずつドローし、追加チャージで失った分の手札を補充した。
キシンはフォースを3枚消費する。
「フォースを3枚消費して、手札からアタックガーディアン【オーガ・キラーブレイク】を召喚!!」
【オーガ・キラーブレイク】
SF【3】
GT【ノーマル/アタック】
Tr【オーガ】
DG【0】
LP【3000】
【ギンカク&キシン】
Force【▼▼▼▽▽▽▽】
続いて、ギンカクがフォースを2枚消費する。
「フォースを2枚消費し、手札からアシストガーディアン【巨人壁の守人】を召喚!」
【巨人壁の守人】
SF【2】
GT【ノーマル/アシスト】
Tr【ギガント】
DG【0】
LP【2500】
【ギンカク&キシン】
Force【▼▼▼▼▼▽▽】
「手札1枚を捨ててフォースを1枚消費し、巨人壁の守人のアシストアビリティを発動!」
【巨人壁の守人】
【アシストアビリティ】
【起】(COST:手札1枚をジャンクゾーンに送り、フォース1枚を消費する)
┗あなたは自分と相手のアタックガーディアンを1枚ずつ選び、【弱体化】させる。その後、互いのプレーヤーは自分の山札からカードを1枚ドローする。
【ギンカク&キシン】
Force【▼▼▼▼▼▼▽】
「この効果により、俺はギガント・マーチと戦宮くんのディヴァイン・ウィザードを弱体化させる! そしてドロー!」
「っ……ドロー」
【ギガント・マーチ】
【弱体化】
【ディヴァイン・ウィザード】
【弱体化】
自分のアタックガーディアンが弱体化したことで、カイトは思わず手を強く握り締める。
「そんな……」
「絶望すんのはまだ早いぜ、戦宮! キラーブレイクのトライブアビリティを発動! 涙の怒り!!」
【オーガ・キラーブレイク】
【トライブアビリティ】
【自】(ダイスステップ時)
┗このターンのバトルフェイズ時に発生する効果量を全て3倍にする。そうしたら、エンドフェイズ時にこのカードを【弱体化】させる。
「げ……」
「行くぜ、ダイスステップ!」
キシンが振ったサイコロの目は【6】
【オーガ・キラーブレイク】
【1】【2】【3】……相手の山札から5枚を、ジャンクゾーンに送る。このバトルフェイズ中、相手がカウンター効果を発動させなかったら、あなたは自分の山札からカードを2枚ドローする。
【4】【5】【6】……相手のアタックガーディアンに700のダメージを与える。このバトルフェイズ中、相手がカウンター効果を発動させなかったら、あなたは自分の山札からカードを1枚ドローする。
【ギンカク&キシン】
Force【▼▼▼▼▼▼▼】
フォースを1枚消費してバトルフェイズに移行する。
「よって、トライブアビリティによって3倍になり、ダメージは2100、そしてディヴァイン・ウィザードは弱体化してるから総ダメージ量は4200だ!!」
「そんな!!」
「カイト!」
イクサは巫女ナイトのカウンターアビリティの発動を宣言しようとする。
だが、カイトはそれを止める。
「それはもうちょい後に取っとこうぜ!」
そう言って、手札からカード効果を発動させる。
「手札からプリベントアビリティ発動!」
【ディヴァイン・ディフェンダー】
【自】(ダメージ効果が発動された時)
┗手札のこのカードをジャンクゾーンに送り、あなたのガーディアンをこのカードのLPの値だけリペアする。
「よって、ディヴァイン・ウィザードのライフは3000回復する!」
【ディヴァイン・ウィザード】
DG【0→-3000】
LP【2000→5000】
オーガ・キラーブレイクの攻撃の4200ダメージがディヴァイン・ウィザードに命中する。
【ディヴァイン・ウィザード】
DG【-3000→1200】
LP【5000→800】
「ふぅ。危ねえ危ねえ……」
「チッ、往生際の悪い奴だ」
「へっ。鬼塚、俺はこんな攻撃じゃ倒れないぜ」
「耐えることが精一杯の奴がぬかしてんじゃねえよ」
攻撃が通ったので、効果処理によりキシンは自分のデッキからカードを3枚ドローする。
そしてエンドフェイズ時、トライブアビリティによってオーガ・キラーブレイクは弱体化する。
【オーガ・キラーブレイク】
【弱体化】
「俺達のターンはこれで終わりだぜ、戦宮」
「ああ、言われなくたって分かってるさ。俺達のターン、ドロー!」
カイトとイクサは自分のデッキからカードを1枚ドローする。
ドローしたカードを見た二人は、互いに頷き合う。
「フォースチャージして、追加チャージを選択するぜ!」
「俺も、追加チャージ!」
【イクサ&カイト】
Force【▽▽▽▽▽▽▽▽】
これでフォースの枚数は8枚。イクサとカイトはそれぞれ脳内で戦略を組み立てる。
(極道前さんのフィールドにあるマグネティック・ギガントマキア……あれがある限り、俺とカイトの攻撃は鬼塚さんのガーディアンには届かない。あれをどうにかしないと、この勝負、まともに戦えない)
(一応、俺のデッキには相手のドメインカードを破壊するカードは入ってる。だが……問題はイクサのサイドデッキに“あのカード”があるかどうかだ。もし無いなら、このバトルの勝率はグッと下がる)
自分の手札を見る二人はライフカウンターを消費する。
「「ライフカウンターを2つ消費して2ドロー!」」
【聖野イクサ】
LC【4→2】
【戦宮カイト】
LC【4→2】
二人とも、サイドデッキからカードを2枚ドローした。
そして顔を見合わす。
「カイト、ここは防御に徹しよう」
「ああ、だな」
イクサはフォースを3枚消費する。
「フォースを3枚消費して、手札からアタックガーディアン【カオス・テンペスター】を召喚!」
【カオス・テンペスター】
SF【3】
GT【ノーマル/アタック】
Tr【カオス】
DG【500】
LP【4000→3500】
【イクサ&カイト】
Force【▼▼▼▽▽▽▽▽】
「カオス・テンペスターのトライブアビリティ発動! 魂の継承! テンペスターはミクロナイトとロアーの能力を受け継ぐ! さらに、ポテンシャルアビリティ発動!」
【カオス・テンペスター】
【ポテンシャルアビリティ】
【起】(COST:手札1枚をジャンクゾーンに送る)
┗あなたは自分の山札からGTに【アシスト】を含むガーディアンカードを1枚まで選んで自分の手札に加える。その後、その山札をシャッフルする。
「俺は手札からカードを1枚捨てて、デッキからアームドガーディアン【カオス・アームド・ブレイヴ】を手札に加えます!」
「っ……アームドガーディアン!!」
カイトはイクサのカードを見てゲームプレイの方向性が決まったようだ。
「よし、俺はフォースを4枚消費して、手札からアタックガーディアン【閃光騎士 ライトニング】を召喚!」
【閃光騎士 ライトニング】
SF【4】
GT【ノーマル/アタック】
Tr【ディヴァイン】
DG【1200】
LP【4000→2800】
【イクサ&カイト】
Force【▼▼▼▼▼▼▼▽】
「ライトニングのトライブアビリティ発動! 蓄積と解放!!」
【閃光騎士 ライトニング】
【トライブアビリティ】
【自】(セットフェイズ開始時)
┗あなたのジャンクゾーンに存在するカードを3枚まで選び、あなたの手札に加える。この効果で手札に加えたカードが全て【ディヴァイントライブ】のガーディアンカードなら、その枚数だけあなたは自分の山札からカードをドローする。この効果は1ターンに一度しか発動できない。
「ジャンクゾーンに存在するディヴァイントライブのガーディアンカード3枚を手札に加え、デッキからカードを3枚ドローする! そして!」
カイトはさらにフォースを1枚消費する。
「フォースを1枚消費して、俺は手札からアシストガーディアン【ディヴァイン・プリースト】を召喚!!」
【ディヴァイン・プリースト】
SF【1】
GT【ノーマル/アシスト】
Tr【ディヴァイン】
DG【0】
LP【600】
【イクサ&カイト】
Force【▼▼▼▼▼▼▼▼】
「プリーストのアシストアビリティ発動!」
【ディヴァイン・プリースト】
【アシストアビリティ】
【起】(COST:手札を2枚まで選び、ジャンクゾーンに送る)
┗この効果は1ターンに一度しか発動できない。この効果のコストでジャンクゾーンに送った手札の枚数だけフォースを表状態にし、あなたのアタックガーディアンのLPをXリペアする。(Xの値は、この効果のコストでジャンクゾーンに送った手札の枚数×400)
「よって、俺は手札を2枚捨て、フォースを2枚回復しライトニングのライフを800リペアする!」
【イクサ&カイト】
Force【▼▼▼▼▼▼▽▽】
【閃光騎士 ライトニング】
DG【1200→400】
LP【2800→3600】
「これでターンエンドだ!」
ターンがギンカクとキシンに移行する。
(部長、あいつら、あからさまですよ)
(ああ。わざわざ回復したフォースを2枚そのままの状態にしてのターンエンド。明らかにカオス・巫女・ナイトのアシストアビリティをねらっている。だが、ここで引くわけにはいかない、逆に彼らの戦術を利用させてもらおう)
ギンカクとキシンはアイコンタクトを行い、ドローフェイズに移行する。
「俺達のターン、ドロー! フォースチャージし、追加チャージを選択します!」
「同じくドロー! そして追加ドロー!」
ギンカクとキシンはドローフェイズでデッキからカードをドローした後、フォースチャージを行ってギンカク追加チャージ、キシンは追加ドローを選択した。
【ギンカク&キシン】
Force【▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽】
「フォースを2枚消費し、手札からアタックガーディアン【タイタン・ノーブル】を召喚!」
【タイタン・ノーブル】
SF【2】
GT【ノーマル/アタック】
Tr【ギガント】
DG【500】
LP【4000→3500】
【ギンカク&キシン】
Force【▼▼▽▽▽▽▽▽▽▽】
「タイタン・ノーブルのポテンシャルアビリティ発動!」
【タイタン・ノーブル】
【自】(このカードのアピアステップ時)
┗あなたのアシストゾーンにガーディアンカードが存在するなら、このカードのLPを1000アップする。
【タイタン・ノーブル】
DG【500→500】
LP【3500→4500】
「そして、手札からスペルカード【メテオ・インパクト】発動!」
【メテオ・インパクト】
SP【0】
【ノーマルスペル】
【起】(COST:手札のこのカードをジャンクゾーンに送る)
┗あなたは自分と相手のガーディアンをそれぞれ1体ずつ選び、2000ダメージを与える。
「俺が選択するのは、タイタン・ノーブルとカオス・巫女・ナイトです!」
「えっ!」
空から隕石が落ち、タイタン・ノーブルと巫女ナイトを襲う。
【タイタン・ノーブル】
DG【500→2500】
LP【4500→2500】
【カオス・巫女・ナイト】
DG【500→2500】
LP【1200→0】
隕石が地表に落下した衝撃によって、巫女ナイトのライフが尽きてしまった。
現在、タイタン・ノーブルは弱体化していない。つまり、ギガントトライブのトライブアビリティを発動するための条件を満たしていない。
「よし、今だイクサ!」
「うん! 巫女ナイトのアシストアビリティを発動!」
【カオス・巫女・ナイト】
【アシストアビリティ】
【自】(このカードがアシストゾーンからジャンクゾーンに送られた時)
┗この効果は、あなたのチャージゾーンのフォースが5枚以上なら発動できる。フォースを2枚消費し、あなたは自分の山札から【カオス・ナイト】をフォースを消費せずに召喚する。
「巫女の呼び声に、混沌騎士が応える! デッキからノーコストで召喚! 出でよ、【カオス・ナイト】!!」
【カオス・ナイト】
SF【5】
GT【ノーマル/アタック】
Tr【カオス】
DG【200】
LP【6000→5800】
【イクサ&カイト】
Force【▼▼▼▼▼▼▼▼】
カオス・ナイトの登場に、ギンカクは思わず笑う。
「来ましたね、聖野くんのエースガーディアン。そのカードのカオス・巫女・ナイトの効果での登場時効果は、たしか強制発動でしたね」
【カオス・ナイト】
【ポテンシャルアビリティ】
【自】(このガーディアンが【カオス・巫女・ナイト】の効果によって召喚された時)
┗相手のガーディアンを1体まで選択し、2000ダメージを与える。
「カードテキストの文末に【できる】と書かれていないため、その効果は発動条件を満たした瞬間、発動可能ならば発動しなければならない!」
「言われるまでもなく! タイタン・ノーブルが弱体化していないこの瞬間がダメージを与える最大のチャンスです! ポテンシャルアビリティ発動!」
「甘いですよ、聖野くん! カウンターステップ時、カウンターカード発動!」
【強制退化ーフォースダウンー】
FORCE【1】
【カウンター】
【自】(カウンターステップ時)
┗あなたは自分のガーディアンを1枚まで選び、そのガーディアンを【弱体化】させる。そうしたら、あなたは自分の山札からカードを1枚ドローする。
【ギンカク&キシン】
Force【▼▼▼▽▽▽▽▽▽▽】
「この効果により、俺はタイタン・ノーブルを弱体化させます。そして1ドロー!」
【タイタン・ノーブル】
【弱体化】
「っそんな!?」
カイトは思わず苦虫を噛み締める表情を浮かべる。
「くそ、カオス・ナイトの効果を逆手に取られた!」
「フフ、タイタン・ノーブルのトライブアビリティ発動! 鉄壁防御!」
【タイタン・ノーブル】
【トライブアビリティ】
【自】(このカードがダメージ効果の対象となった時)
┗この効果はこのカードが【弱体化】している場合にのみ発動できる。このターン、このカードが受けるダメージは半分になり、このカードが受けたダメージ量の分だけ相手のアタックガーディアンにもダメージを与える。
「よって、タイタン・ノーブルは2000ダメージを喰らい、閃光騎士ライトニングにも2000ダメージを与える!」
【タイタン・ノーブル】
DG【2500→4500】
LP【2500→500】
【閃光騎士 ライトニング】
DG【400→2400】
LP【3600→1600】
「っ……」
「そして」
ギンカクはフォースを6枚消費した。
「キミ達のフィールドにはSF【5】のカオス・ナイトが存在しています。よって召喚制限により、俺はSF【6】のアタックガーディアンを場に出せる。出でよ我が真の切り札、【巨神騎 ドレッドノート・タイタン】を召喚!!」
【巨神騎 ドレッドノート・タイタン】
SF【6】
GT【ノーマル/アタック】
Tr【ギガント】
DG【4500】
LP【11000→6500】
【ポテンシャルアビリティ】
【永】
┗あなたのドメインゾーンにドメインカードが存在しない場合、このカードのLPは互いのプレイヤーのエンドフェイズ時に2000ダウンする。
【ギンカク&キシン】
Force【▼▼▼▼▼▼▼▼▼▽】
「しまった……カイト、ごめん…」
自分が召喚したカオス・ナイトのせいでギンカク達のフィールドにSF【6】のアタックガーディアンが召喚されてしまったことに、イクサはカイトに謝罪する。
だが、カイトはそれに首を横に振る。
「気にすんなよ、イクサ。まだまだ粘れるさ……しっかし、さすが巨人の司令塔だな、やることに無駄が無い」
「相変わらず、ムカつくぐらいにポジティブ思考だな、戦宮」
カイトの言動が気に触ったのか、キシンはカイトを睨み付けながら言う。
「そろそろ諦めたらどうだ?」
「いいや。俺と戦ったなら分かるだろ鬼塚。俺は、諦めが悪いんだ!」
「確かに、お前の諦めの悪さは一級品だ。だがよ、それだけじゃ何にもならない」
キシンはギンカクの方を向き、それを見たギンカクはアシストガーディアンの効果の発動を宣言する。
「アシストガーディアン【巨人壁の守人】のアシストアビリティを発動、コストとしてフォース1枚を消費し手札1枚を捨てる」
【ギンカク&キシン】
Force【▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼】
「俺のドレッドノート・タイタンと戦宮くんの閃光騎士ライトニングを弱体化させ、互いに1ドローします」
「……ドロー」
【巨神騎 ドレッドノート・タイタン】
【弱体化】
【閃光騎士 ライトニング】
【弱体化】
「これだけじゃないぜ、戦宮!」
キシンは手札からカードを1枚選択する。
「俺は手札からアシストガーディアン【アラハバキの使者 コオーニ】を召喚!」
【アラハバキの使者 コオーニ】
SF【0】
GT【ノーマル/アシスト】
Tr【オーガ】
DG【0】
LP【300】
「コオーニのアシストアビリティを発動!」
【アラハバキの使者 コオーニ】
【アシストアビリティ】
【起】(COST:このカードとフォース3枚をジャンクゾーンに送る)
┗あなたは自分の山札の上から5枚のカードをめくって公開する。公開したカードの中から【アラハバキ】と名の付くガーディアンカードを1枚まで選んで、そのガーディアンカードをフォースを消費しないで召喚する。公開した残りのカードはジャンクゾーンに送る。
【ギンカク&キシン】
Force【▼▼▼▼▼▼▼】
「コオーニとフォース3枚をジャンクゾーンに送って発動! デッキトップから5枚、カードを公開する!」
【ハーフダメージ】
【オーガ・クラッシャー】
【戦鬼神 アラハバキ・皇牙】
【オーガ・ブレイダー】
【フィールド・クリエイト】
「よって、俺はアラハバキ・皇牙をノーコストで召喚! そして、公開した残りの4枚をジャンクゾーンに送る」
【戦鬼神 アラハバキ・皇牙】
SF【6】
GT【ノーマル/アタック】
Tr【オーガ】
DG【0】
LP【6000】
「だけど、フォースを使いきったのならバトルフェイズはできないはずだぜ!」
「だーかーら、考えが甘いって言ってるんだよ戦宮ぁぁ!」
「え……」
「俺は手札からアシストガーディアン【鬼神器 オーガ・ブラスター】を召喚する!」
【鬼神器 オーガ・ブラスター】
SF【0】
GT【ノーマル/アシスト】
Tr【オーガ】
DG【0】
LP【200】
「オーガ・ブラスターのアシストアビリティ発動!」
【鬼神器 オーガ・ブラスター】
【アシストアビリティ】
【永】
┗あなたのアタックゾーンに【オーガトライブ】が存在し、さらに相手のガーディアンが【弱体化】している場合にのみ、あなたはこのターンのバトルフェイズをフォースを消費しないで開始できる。
オーガ・ブラスターの姿を見たカイトは、キシンとの全国大会予選準決勝先鋒戦において、キシンがこのカードを使用していたことを思い出した。
「そうだ、キシンのデッキにはオーガ・ブラスターが入ってるんだった!」
「一度戦った奴のデッキのカードを忘れてるから、お前はまだまだ二流のカードマスターなんだよ!」
「ぐぬぬ……言わせておけば」
「フンッ、だったらアラハバキの攻撃に耐えてみな! ダイスステップ!」
キシンが振ったサイコロの目は【4】
【戦鬼神 アラハバキ・皇牙】
【1】【4】【6】……相手のアタックガーディアンにXダメージを与える。(Xは、あなたのジャンクゾーンに存在する【鬼神器】と名の付くガーディアンの枚数×1000)
「俺のジャンクゾーンには鬼神器のアシストガーディアンが3枚ある。さらにライトニングは弱体化しているから、閃光騎士ライトニングに6000ダメージを与える!」
「6000ダメージ……くそ、俺の、負け…………なーんてな」
「っ?!」
「俺が二流なら、お前は三流だぜ鬼塚! 手札からカウンターカード【カウンター・リサイクル】発動!」
「なに!?」
【カウンター・リサイクル】
FORCE【0】
【カウンター】
【自】(カウンターステップ時)
┗あなたは相手のジャンクゾーンに存在するカウンターカードを1枚まで選び、そのカードの効果をフォースを消費せずに発動できる。
「……はっ、プレイングミスだな戦宮! 俺は前回のバトルから学習して、手札コストでダメージ軽減効果のカウンターカードをジャンクゾーンには送ってない、つまり、その効果は不発だ!」
「いーや、不発なんかじゃないさ。ちゃんと自分のジャンクゾーンを確認してみろよ」
「あ? ……なっ?!」
【ハーフダメージ】
FORCE【1】
【カウンター】
【自】(カウンターステップ時)
┗あなたは自分のガーディアンを1体まで選び、そのカードが受けるダメージ効果1つの数値を半分にする。
「そんな……どうして」
「じゃあ鬼塚、簡単なクイズだ。お前がコオーニの効果でデッキトップからめくり、ジャンクゾーンに送った4枚のカードは何でしょう?」
「4枚のカード……? って、ああくそ!!」
キシンがジャンクゾーンに送ったのは、【ハーフダメージ】【オーガ・クラッシャー】【オーガ・ブレイダー】【フィールド・クリエイト】の4枚である。
「よって、俺はお前のジャンクゾーンからカウンターカード【ハーフダメージ】をノーコストで使用するぜ!」
「だが、お前のライトニングの残りライフはたったの1600! たとえ受けるダメージが半分になったとしても、この攻撃には耐えられないぜ!」
「だーから、お前は三流なんだよ鬼塚!」
「なんだと!!」
「パワー馬鹿なお前のためにもう一度クイズを出してやるよ。俺が閃光騎士ライトニングのトライブアビリティでジャンクゾーンから手札に加えたカードは何でしょう?」
「は? ジャンクゾーンから手札に加えたカード?」
「答えは、【ディヴァイン・ディフェンダー】だ! プリベントアビリティにより、ライトニングのライフを3000リペアする!」
【閃光騎士 ライトニング】
DG【2400→-600】
LP【1600→4600】
ライトニングはアラハバキ・皇牙の攻撃を受けた。
【閃光騎士 ライトニング】
DG【-600→2400】
LP【4600→1600】
「くっ、相殺されたか」
「ふぅ、危なかったぜ」
悔しがるキシンに、ギンカクは案じるように声をかける。
「焦る必要はない、キシン。流れは俺達にある」
「部長……」
「フッ、ドレッドノート・タイタンのトライブアビリティを発動させる! 鉄壁防御!」
【巨神騎 ドレッドノート・タイタン】
【トライブアビリティ】
【永】
┗このカードは1ターンに一度、以下の2つの効果の内どちらか一方の効果しか発動できない。
・【自】(このカードがダメージ効果の対象となった時)
┗この効果はこのカードが【弱体化】している場合にのみ発動できる。このターン、このカードが受けるダメージを半分にし、このカードが受けたダメージ量の分だけ、相手のガーディアンにダメージを与える。
・【自】(エンドフェイズ時)
┗フィールド上の【弱体化】しているガーディアンカード1枚につき、相手のチャージゾーンのフォースを2枚ジャンクゾーンに送る。
「俺はエンドフェイズ時に発動する自動効果を選択。フィールドの弱体化しているガーディアンは、俺のドレッドノート・タイタンと戦宮くんのライトニングの2体、よって、キミ達のフォースを4枚、ジャンクゾーンに送る!」
「な、4枚も?!」
【イクサ&カイト】
Force【▼▼▼▼】
「俺達はこれでターンエンドです。さあ、貴方達のターンですよ?」
「「……」」
イクサとカイトは互いに黙り、己のデッキを見つめる。
このターン。このターンを逃せば、イクサ達に勝利は無い。
カイトはふとイクサの方を見る。
(イクサのフィールドにはカオス・ナイト、そして手札にはアームドガーディアン。条件は揃ってる。あとは俺の引き次第だ)
カイトは意を決してようにイクサに話しかける。
「なあ、イクサ」
「ん?」
「お前、さっきのフウキ達とのバトルで『信じてくれ』って、俺に言っただろ?」
「……うん」
「じゃあ、今度は俺を信じてくれ」
そう言うと、ニッコリとイクサに微笑む。イクサも思わず笑う。
「うん、いつだってカイトのことを信じてるよ」
「……そうか、なら!」
イクサとカイトはデッキに手を伸ばす。
「勝っても負けても、これで最後だ!! ドロー!」
二人同時にデッキからカードをドローし、
「「フォースチャージ!」」
チャージゾーンにフォースをチャージする。
「追加ドロー!」
「俺は追加チャージだ!」
イクサは追加ドローし、カイトは追加チャージを行った。
【イクサ&カイト】
Force【▽▽▽▽▽▽▽】
カイトはドローフェイズ時にドローしたカードを見つめる。
「まだ俺達にも、ツキはあるみたいだな」
そう言うと、フォースを1枚裏返す。
「フォースを1枚消費して、手札からアームドガーディアン【ディヴァイン・アームド・ディサイド】を召喚!」
【ディヴァイン・アームド・ディサイド】
SF【1】
GT【アームド/アシスト】
Tr【ディヴァイン】
DG【0】
LP【600】
【イクサ&カイト】
Force【▼▽▽▽▽▽▽】
「さらに、フォースを6枚消費して手札からアタックガーディアン【ディヴァイン・ナイト】を召喚!」
【ディヴァイン・ナイト】
SF【6】
GT【ノーマル/アタック】
Tr【ディヴァイン】
DG【2400】
LP【6000→3600】
【イクサ&カイト】
Force【▼▼▼▼▼▼▼】
続いてイクサが手札のカードを選択する。
「俺は手札からアームドガーディアン【カオス・アームド・ブレイヴ】を召喚!」
【カオス・アームド・ブレイヴ】
SF【0】
GT【アームド/アシスト】
Tr【カオス】
DG【0】
LP【100】
イクサとカイトは同時にアームドガーディアンの能力の発動を宣言する。
「「アームドアビリティ発動!」」
【カオス・アームド・ブレイヴ】
【アームドアビリティ】
【起】(COST:このカードをアンダーカードとしてアタックガーディアンの下に置く)
┗あなたのアタックゾーンに【カオストライブ】のカードが存在する場合に発動できる。そのカードを素体とし、手札から【ブレイヴ】と名の付くクロスガーディアンをフォースを消費せずに召喚する。
【ディヴァイン・アームド・ディサイド】
【アームドアビリティ】
【起】(COST:このカードをアンダーカードとしてアタックガーディアンの下に置く)
┗あなたのアタックゾーンに【ディヴァイントライブ】のカードが存在する場合に発動できる。そのカードを素体とし、手札から【ディサイド】と名の付くクロスガーディアンをフォースを消費せずに召喚する。
カオス・ナイトとディヴァイン・ナイトが、それぞれ素体となる。
「カオス・ナイトとカオス・アームド・ブレイヴで――」
「ディヴァイン・ナイトとディヴァイン・アームド・ディサイドで――」
「「装着転成!!」」
カオス・ナイトとディヴァイン・ナイトは互いに顔を見合わせて頷き、各々の鎧が装着されていく。
〈私が纏うは勇気の鎧。友と誓った絆の力! 装着騎士カオス・ナイト・ブレイヴ、見参!〉
〈俺が纏うは決意の鎧。友と交わした勝利の力! 装着騎士ディヴァイン・ナイト・ディサイド、推参!〉
【装着騎士 カオス・ナイト・ブレイヴ】
SF【6】
GT【クロス/アタック】
Tr【カオス】
DG【200】
LP【7500→7300】
【サモンコンディション】
┗このカードはフォースを消費して手札から召喚できない。【カオス・ナイト】と名の付くカードを素体とし、【カオス・アームド・ブレイヴ】のアームドアビリティの効果でのみ手札からフォースを消費せずに召喚できる。素体となったカードはこのカードのアンダーカードとなる。
【ポテンシャルアビリティ】
【永】
┗このカードが、あなたのアタックゾーンに存在する限り、あなたは自分のターンのエンドフェイズ時に、あなたのフォースを全て裏状態にしなければならない。
【装着騎士 ディヴァイン・ナイト・ディサイド】
SF【7】
GT【クロス/アタック】
Tr【ディヴァイン】
DG【2400】
LP【7500→5100】
【サモンコンディション】
┗このカードはフォースを消費して手札から召喚できない。【ディヴァイン・ナイト】と名の付くカードを素体とし、【ディヴァイン・アームド・ディサイド】のアームドアビリティの効果でのみ手札からフォースを消費せずに召喚できる。素体となったカードはこのカードのアンダーカードとなる。
【ポテンシャルアビリティ】
【永】
┗このカードが、あなたのアタックゾーンに存在する限り、あなたは自分のターンのエンドフェイズ時に、あなたのフォースを全て裏状態にしなければならない。
「クロスガーディアンが、2体……」
「だが、そんなんじゃ俺達を倒すことはできないぜ!」
「いや、キシン。これは……」
イクサとカイトの表情から滲み出てくる勝利への確信に、ギンカクは焦りを感じる。
すると、カイトが手札のカードを1枚掲げる。
「スペルカードはあんた達の専売特許じゃないぜ! 手札からスペルカード【ダブル・ソード・アタック】を発動!」
「ダブル・ソード・アタック……?」
【ダブル・ソード・アタック】
SP【1】
【ノーマルスペル】
【起】(COST:手札のこのカードをジャンクゾーンに送る)
┗この効果はあなたのフィールドに【騎士】と名の付くガーディアンが2体存在している場合にのみ発動できる。相手フィールドのアタックガーディアン以外の表状態のカードをジャンクゾーンに送る。そうしたら、あなたはダイスステップをスキップしてフォースを消費せずにバトルフェイズを開始し、相手のアタックガーディアンにXダメージを与える。また、この効果でジャンクゾーンに送った相手のカードによって、さらにダメージ量を追加する。
・【ガーディアンカード】:1枚につき1000ダメージ。
・【ドメインカード】:1枚につき500ダメージ。
(Xはあなたの【騎士】と名の付くガーディアン2体のSFの合計値×500)
カードテキストにおけるフィールドとは、アタックゾーン、アシストゾーン、ドメインゾーンを指す。
「よって、ダブル・ソード・アタックの効果により、ドメインカード【マグネティック・ギガントマキア】、ガーディアンカード【鬼神器 オーガ・ブラスター】と【巨人壁の守人】をジャンクゾーンに送るぜ!」
「「なにっ?!」」
カオス・ナイト・ブレイヴとディヴァイン・ナイト・ディサイドは相手の敵陣地に乗り込むと、オーガ・ブラスターと巨人壁の守人を斬り倒し、敵陣地を覆っているマグネティック・ギガントマキアを発生させている結界陣を破壊する。
〈〈ハァァァァァァ!!!〉〉
マグネティック・ギガントマキアが消えたことで、こちらの行動を制限していた抑制力から解放された。
〈行こう、ディヴァイン・ナイト〉
〈ああ〉
カオス・ナイト・ブレイヴとディヴァイン・ナイト・ディサイドはアラハバキ・皇牙の方を向く。
「カオス・ナイト・ブレイヴとディヴァイン・ナイト・ディサイドのSFの合計値は13、そしてジャンクゾーンに送ったカードはドメインカードが1枚とガーディアンカードが2枚、よって、アラハバキに与える合計ダメージは9000!」
「きゅ、9000……」
ギンカクとキシンは各々の手札を見る。
ギンカクの手札にはカウンターカードのハーフダメージがあるが、フォースを使い切ってしまっているので発動できない。
一方でキシンの手札にはプリベントアビリティを持ったガーディアンが1枚あるものの、アラハバキのライフは6000、たとえアラハバキのライフが3000回復したところで9000のダメージは受け止めきれない。
ギンカクは思わず笑う。
「まさか、こんな手を使ってくるとは」
「……すんません、部長」
「いや、いいさ。俺達は、まだまだってことだ。そう、まだまだ……強くなれる」
【戦鬼神 アラハバキ・皇牙】
DG【0→9000】
LP【6000→0】
二本の刃が、アラハバキを切り裂いた。
「全国大会本選への敗者復活権を見事獲得したのは、聖野イクサくんと戦宮カイトくんのペアです!」
カズノリの言葉が辺りに響き、周りのギャラリーも感嘆の声を漏らす。
やがて拍手が巻き起こった。
「カイト、俺達……」
「ああ、俺達、全国大会への復活権を得たんだ!」
イクサとカイトはハイタッチをして喜びを分かち合った。
◇◇◇◇◇
一方、その頃。
町田駅周辺のとあるショップ大会にて。
「キララの攻撃!」
「うっ……参りました」
「イエーイ! ナミちゃんビクトリー!」
また、とあるカードショップでは。
「リンナのガーディアンのバトルなのだー」
「む、無理……」
「わーい、勝ったのだー」
またまたとあるカードショップでは。
「ブリザード・ドラゴンのトライブアビリティにより、キミのカード効果を封じさせてもらうよ」
「しゅ、守護龍の使い手に勝てるわけないじゃん!!」
東栄学園カードバトル部の面々は、揃って敗者復活の権利を獲得していた。
ユキヒコは携帯を開き、カードバトル部のLINEを確認する。
そこには全員からの【敗者復活権ゲット】の知らせが入っていた。
「これで、やっと行ける。やっと、全国大会に……」
ユキヒコは思わず手を強く握り締めた。
【次回予告】
全国大会本選にへと進むことができたイクサ達カードバトル部。本選出場にあたって合宿!……の前に、イクサの家でお祝いパーティーを行うことになった。
だが、そこには意外なゲストが……
次回、【イクサ、付き人になる】
「さあ、イクサ! 次はあのお店に行きますわよ!」
「もう……勘弁して下さい」




