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桜田学園の桜には謎がある 第六章

第六章です。投稿遅くなりました。

誤字、脱字あったらすみません。


昨日は散々であった。急に魔物狩りに行かされたと思ったらうさぎに扮した魔物に遭遇してしまった。おかげで動物が苦手になりそうだ。

学園に戻ると放課後になっており、俺たちは寮へ帰った。帰ってシャワー室でシャワーをして、夕食を食べて部屋に帰って眠りについた。思った以上に疲れていたのかぐっすりと眠れたみたいだ。そのおかげか一昨日のように悪夢を見ずに済んだ。

そして今日も朝起きて朝食をとり、学ランに着替えて寮を出た。相変わらず桜が満開だ。寮から出ると男子寮の外で二人の女の子が待っていた。

「あ、来たよ〜。相田く〜ん。」

ゆったりした口調の水色の髪が短い女の子が話しかけてきた。水色の目…と言うことは。

「俺が、どうかしたんですか?」

「山城先生が自信ありそうに、今日は司クンは三組行くからね!と言ってきたので迎えにきました〜。私は東海恵美トウカイメグミです〜。で、彼女は…。」

天内優雨アマナイユウ。よろしく…。」

もう一人の女の子、長くて青い髪をポニーテールにしている天内さんはずっと反対側を見ていてこっちを向いたと思ったらすぐにそっぽ向かれた。

「優雨ちゃんったら緊張してるみたいです〜。とてもいい子なのでお話しかけてくださ〜い。」

「め、めぐみさんっ!自分のことなんてどうでもいいので彼を案内してください!自分は…あまり話慣れていないので…、先に教室行ってます!」

そう言い残すと走って行ってしまった。

「あらあら〜、本当にずっとこうなんだから〜。まぁ、いいでしょう〜。さぁ、行きましょうか〜。」

東海さんは俺の目の前をゆっくり歩いて行った。東海さんの後ろを着いて歩く俺。

「あの、東海さん…!」

そう言うと何か驚いたようにこっちを振り返ってきた。そう思ったのだが、急に笑い出していた。

「“東海さん“って言われたの初めてで〜。恵美でいいですよ〜。」

「あ、すみません。なら恵美さんって呼びますね。あの、水樹くんのことなんですけど…。」

俺は恵美さんの横に並ぶと一緒に歩いた。

「俺、彼“からも“嫌われてるみたいなんですけど何かしたんですかね。」

「んー、水樹くんはあんまり人と話すの得意じゃなさそうだし〜。でも、仲良くなったらきっと話してくれるよ〜。元はいい子だからね〜。」

前もこんな質問したような気がする。俺は人に好かれるタイプではないし、嫌われてもおかしくないか…。

学園の昇降口のところまで来るとドアのところで誰か立っていた。美和さんだった。美和さんとは昨日討伐に行って帰った時以来会っていない。ちょっと機嫌が悪そうだった。俺に気づくとこっちに歩いてきた。目の前まで来ると俺の胸ぐらを掴んできた。

「司…、あんたどういう意味!?」

急に怒鳴ってきて俺もよくわからなかった。

「美和ちゃん、落ち着いて…。」

「恵美、あんたは黙っといて!」

そう言いと恵美さんは何も言わずに俺たちをじっと見ていた。美和さんは俺にキレている。

「美和さん…離してください…。」

すると美和さんは素直に離してくれた。と思ったら、次は右腕を掴んできた。

「ちょっとこっち来て。」

美和さんに腕を掴まれながら近くにあった時計台のところに来た。

「どうしたんですか、美和さん。」

すると急に剣を突きつけてきた。最初にあった頃と同じようだった。

「司、あんたやっぱり魔女と繋がりあるんでしょ!?」

「えっ?」

美和さんはどんどん近づいてくる。一歩ずつ下がっていくがとうとう壁まで来てしまった。すると、美和さんは俺の首に剣を突きつけてきた。

「魔女と関わりはないよ。でもどうして…?」

「昨日、魔物狩りに行った時にお面をつけたやつがいた。そいつが言ってた司を連れて来いって。」

そんなわけはない。俺は本当に魔女とは関わりがないからだ。

「なんで魔女側が俺の名前を…?」

「それはあんたが魔女側の人間だからでしょ!?」

「だから違うってば!」

俺は思わず大声を出してしまった。美和さんは驚いたのか二歩後ろに下がっていた。

「…!!誰!?」

その時、誰かが曲がり角のところで俺たちの話を聞いているのがわかった。美和さんは剣を持って曲がり角のところへ行っていた。だが、そこには誰もいなかったらしい。こちらに戻ってくるとまた剣を突きつけてきた。

「司、あんたにはここで消えてもらう。」

と言うと、剣を振り下ろしてきた。俺は思わず目を閉じてしまった。当分の間目を閉じていたが攻撃が来ない。恐る恐る目を開けるとそこにいたのはなんと唯亜さんだった。美和さんの剣を止めていた。

「なんでお前がここにいる!?」

「私だって来たくてここに来たわけではありません。私はただ“これ以上あなたからの被害者“を出さないようにしたいだけです。」

唯亜さんは俺が持っている剣と似ている剣を両手で一本ずつ持っていた。でも、いつも武器を持っていないのになぜ今日は持っていたのだろう。

「闇エネルギーなんて魔女と一緒じゃん。そんなやつに出しゃばられたくない!」

「うっ…。」

美和さんの剣が光っているのに対し、唯亜さんは剣が黒くて何か黒いオーラのようなものが出ていた。そして唯亜さんが押されている。美和さんが足を上げたと思った瞬間、唯亜さんのお腹を蹴った。

「危ない!」

後ろに飛ばされて来た唯亜さんをどうにかキャッチする。

「大丈夫ですか!?唯亜さん!」

「相田くん、ごめんなさい。私はやはり彼女には勝てません…。」

「わかった、このまま二人とも始末する…!!」

美和さんは今度こそ剣を振り上げて俺と唯亜さんに斬りかかろうとしていた。俺は目を閉じるとどうやら気絶してしまったようだ。最後にもう一人誰か見えたような気がする。




…ここはどこだろうか?白い天井、誰かの話す声。俺はベットの上で寝ていた。

「じゃあ、また来ますので、唯亜のことよろしくお願いします。」

「はーい、また来てね。」

ベットのカーテンの外から山城先生と誰かが話す声が聞こえる。ゆっくりと起き上がってベットから立つと靴を履いてカーテンの外に出ようとした。その時外から風が吹いて隣のベットのカーテンが揺れていた。そのベットには白い肌の男の子が眠っていた。表現的にはどうかと思うがまるで息をしていないようだった。

「あ、司クン起きた?」

「はい、先生…。俺は一体?」

先生は椅子に座って書類のようなものを見ながら俺に話しかけていた。

「司クン、君は気絶したみたいだよ。しばらくは彼女には会わない方がいい。」

「はい…そうかもしれませんね。ところで唯亜さんは?」

「唯亜クンなら奥の部屋で寝ているよ。先ほどもお見舞いに来てもらっていたし。」

先生が指を刺していたところにはドアがあった。奥にも部屋があるのか。

「それと、隣で寝ていた子は誰ですか?」

「あぁ、彼ね。彼は四組の野島緑ノジマミドリクンだよ。彼はちょっと病弱でね。最近は保健室で寝ていることがよくあるんだ。また起きていたら話しかけてあげてね。」

源が前に言っていた子か。なぜか彼を見ているとちょっと落ち着いてしまった。それは悪い意味ではなく、彼のエネルギーなのかもしれない。

「やっぱり司クンも感じるかい?彼はどうやら特別なエネルギーを持っているみたいなんだ。まぁ、僕もあまり詳しいことわからないけど。」

特別なエネルギーってなんだろうか。すると保健室のドアをノックする音が聞こえてきた。

「失礼します。…って司くんじゃないか!なんか怪我でもした?」

そこにいたのは加藤くんだった。相変わらず彼は優しかった。

「いや、怪我というか…。」

「なんでもないよ。司クンは僕に話かけにきてくれただけなんだ!」

「えっ…。」

先生が目線で何かを訴えかけていた。どうしていいかわからずにとりあえずうなづいていた。

「そうなんだ。まぁ、なんかあったら俺にも相談してね!」

そういうと野島くんのベットのところに入って行った。先生は加藤くんがベットに入って行ったのを確認すると小声で俺に話かけてきた。

「司クン、さっきの美和クンのことは他の生徒には黙っていてくれないか。」

「なぜですか?」

俺もつられて小声で話してしまう。

「んー、まぁ、色々とあってね。」

先生は何か誤魔化していた。まぁ、そこまで気になりはしないけど。

「俺は美和さんを信じてます。どうしても彼女に悪気はなかったと思うんです。」

「…君がいいならそれでいいよ。」

先生は置いてあったコーヒーを飲むと「そうだ。」と言ってきた。

「司クン、この学園の面白い秘密教えてあげるよ。」




「司、お前本気か?」

今はお昼時。食堂はとても賑やかだった。俺は椅子に座っていて横には和也がいた。そして目の前には大量の食事があった。一昨日でたハンバーグ、お好み焼き、オムライス。他にも色々とあった。気づいたら何人かこっちを見ていた。

「先生に言われたんだ。


「この学園はね太らないよ。大量にご飯食べてごらん。」


 って言われた。だからロボットにお願いしたら出してくれた。」

そういうと和也は大きなため息をついた。

「司、それは確かにそうなんだが…。あの教師め…。」

頭を抱えて少し悩むと隣の席に座って箸を持っていた。

「俺も食べるから普通に食べてくれ。」

和也はオムライスを箸で食べていた。そこはツッコミを入れるところなのかどうなんだろう。

「へぇ、相田くん結構食べるんだね。」

目の前に座ってきたのは一組の天海さんだった。彼女はご飯を茶碗半分だけ持ってきていた。かなりの少食なのかな。

「司は先生に余計なこと言われたんだよ。天海もなんかいるか?」

天海さんは首を横に振った。

「私、お腹いっぱいなの。だから大丈夫。」

「晴香、お待たせ〜。」

天海さんの横に座ったのは初日に天海さんと一緒にいた赤髪の女の子だった。

「君は転校生の相田くんだね〜。私は高梁亜輝って言います。よろしくね。」

高梁さんは立ち上がるとお辞儀までしてくれた。かなり礼儀の正しい人なのだろう。

「えっと、俺は相田司って言います。よろしくお願いします。」

俺も立ち上がると高梁さんと一緒にお辞儀をした。「まぁ、座って。」と高梁さんに言われて席についた。高梁さんが持ってきたのは肉じゃがだった。そういえば唯亜さんは大丈夫だろうか。助けてもらったのに無事を確認していなかった。少し気になったので後でお礼を言いに行こう。でも、唯亜さんはあの狭いところでどこから俺と美和さんの間に入ったのだろうか。

「司、おーい。しっかりしろー。」

ちょっと考え事をしていると和也が目の前で手を上下に振っていた。

「あぁ、和也、大丈夫だ。俺は全部食べれる。」

「何言ってんだ…。そんなこと一言も聞いてないぞ。」

「ところでさ、相田くん。」

和也が何を言ってたかちゃんと聞いてなかった俺は適当に返事をしていたらしい。そんな俺と和也の会話の間に入ってきたのは天海さんだった。

「なんですか?」

「相田くんは“魔女のスパイ“なの?」

質問された俺は箸が止まってしまった。やはり俺はそう思われているのか。

「えっと、なんかごめんね?そう思っているわけじゃないんだけど…。やっぱりちょっと気になって。」

「晴香…。確かに晴香の言ってることは分からなくないよ?だけどやっぱり直接聞くのは…。」

高梁さんは天海さんを止めようとしてた。でも、これはしっかり言うべきだ。

「俺は魔女のスパイではありません。俺は小さな田舎町から来ました。親はちょっと色々あっていなかったけども、まぁ普通に生活してました。本当に普通の中学生です。魔女は見たことありませんし、知りません。なので俺はスパイではないです。」

急によく喋ってしまったせいか、聞いていたみんな止まっている。そんな中天海さんはちょっと笑っていた。

「な、なんで笑うんですか!?」

「い、いや、ごめんね?なんかちょっと相田くん可愛くてさ?」

その頃にはご飯を食べ終えていた天海さんは立つとこう言ってきた。

「相田くん、魔女は怖い人みたいだから気をつけてね。」

天海さんは高梁さんと一瞬握手すると食器を片付けて食堂から出て行ってしまった。

「晴香はさ、ここに来てからずっとあんな感じなんだ。」

「あんな感じ?」

ご飯を何回か噛み飲み込む高梁さん。皿を見ている感じ綺麗に食べているようだ。

「この世界に入ってからは晴香はご飯をあんまり食べなくなったし、時々なんか変わった感じがするんだ。なんというか、私にもみんなにも何か隠しているような気がするんだ…。」

高梁さんは下を見て少し落ち込んでいるようだった。

「単純にこの世界に来て腹が減らなくなっているだけじゃないか?そういう生徒もいるぞ。」

「そうなのかなぁ…。」

「俺もこの世界に来て変わったことは何個かある。特にだ。」

そういうと和也はメガネをとった。

「このメガネをとるとほとんどのものが見えなくなった。前はそこまで目が悪かったわけではないのに。」

メガネに息を吐き持っていたメガネ吹きでレンズを拭くともう一度メガネをかけていた。

「高梁だってこの世界に来ても全く一緒ってことはないだろう。きっと天海もそういう事だと思うぞ。」

「まぁ、それもそうだね。」

ちょっと納得したようで、またご飯を食べ始める高梁さん。とても美味しそうに食べていた。

「ところで司。源を見ていないか?」

「見てないよ。」

そういうといつも和也と一緒にいる源の姿が見えなかった。

「そうか、あいつのことだし誰かと話でもしているんだろう。」

和也の箸が進み始めた。俺も箸を動かした。

結局かなりの時間をかけてどうにか和也と二人で完食した。




昼食を食べ終わり和也とは別れた俺は午前中行けなかった三組を訪ねた。三組のドアは閉まっていて開けるのを少し躊躇ってしまったがゆっくり開けてみる。教室には机が四つほど置いてあった。だが誰もいなかった。

「…し、失礼します。」

とりあえず教室に入るとそこは少し寒かった。二組に入った時と少し違うが同じ感覚であった。ふととある机を見ると何かの鍵が置いてあった。その鍵には水色の星に顔が書いてあるマスコットが付いていた。その鍵を近場で見ていた俺はふと気がついた。

「触るな。」

その人は低い声で俺に警告してきた。俺は顔を動かせなかったが真横にいた人に銃口を突きつけられていたのだ。俺の手は剣を抜こうとしていた。

「え…。ちょ、ちょ、ちょっと!!二人とも落ち着いて!!」

どこか聞き馴染みの声が教室の入り口から聞こえてきた。

「源、俺は本気だ。今すぐにこいつの頭を撃ってやりたい。」

なんかとても物騒なことを言われていた。しかし、その人は銃を下ろしてくれた。

「祐斗、だいぶ頭に血が上っているのはわかるけど、司をいじめないであげて。」

俺はゆっくりと横を見るとライフル銃を持っていたのは水樹くんだった。教室が暗いせいか彼の目がとても澄んだ水色に見えた。すると源が肩を組んできた。

「司、心配したよ。保健室に運ばれたんだって?」

「えっと、うん…。ところでなんで源はここにいるの?」

「え?だって俺が持っているのは水エネルギーだから。」

「…え?」

どうでしたでしょうか?

敵が出て来たり、またまた司が美和に疑われたり…。

今後の話も楽しみにしてください。


いち早く見たい方はpixivに全章載せております。

pixivにはイラストも載せていますので是非。


読んでいただきありがとうございました。

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