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第46話 使用人の異変(瑠海奈視点)

 怪しすぎる……。


 あたし――風祭瑠海奈だって、買い物を頼んだのに遅刻して戻ってきて、そのあとなんかぼんやりしていた露崎律が怪しいってことくらいわかるわよ。


 なんかもじもじして頼んできたから、思わず外出許可出しちゃったけど、このままタダで送り出す気はない。


「こうなったら、あいつのあとを付けるしかないわ」


 これは、露崎律のことが気になるわけじゃなくて、使用人としてどれだけ風祭家に忠誠誓っているのかチェックするための一環。


 だって、万が一、風祭家に不都合な人間と繋がっていたら色々マズイでしょ?


「もし……あいつが知らない女性と約束していたら?」


 あんな見た目でもあいつは骨があって、他の男とは違うんだけど、それだけに好きになったり気になったりする女性が寄ってくることだってあるかもしれない。


「あくまで、監視よ、監視!」


 あたしは両手をぐっと握りしめて気合いを入れ、あいつが約束してるって日を待つことになった。


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