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第327話 犬猿の仲

放課後はほとんどの生徒は部活動を行う

マナはオーケストラ部に行くし、フェイは美術部で放課後は活動している

俺は部活動はやっていない3年間、放課後も生徒会の仕事をしている

いつもは1人で生徒会の仕事をするのだが、いつも茶道部にで部活動をしているはずのアーネルド・マリアが今日は生徒会室で仕事をしに来ている

生徒会室は俺とマリアの2人だけだ

「お前何でいるの?茶道部の活動は?」

「茶道部はもう引退したわ。」

「じゃあ帰れば?お前と2人で生徒会室で仕事するの嫌なんだけど。」

「私も嫌よ。でもアンタの為に生徒会の仕事してるわけじゃないから。私はマナちゃんの為に仕事しているの。アンタの存在なんてどうでもいいの。」

「お前がやってる仕事も俺がやるから帰れよ。」

「嫌よ。私はマナちゃんの役に立ちたいの。」

「役に立ちたいねぇ…マナに褒められたいとかそんな下心でやってるだけのくせに。」

「だから何?マナちゃんの役に立ってるのは事実でしょう?」

「今日、お前が魔王になるとか言ってたのマナは引いてたぞ?マナはお前に怯えてる。マナから離れろ。」

「ハッ!フェイ君が魔王になりたくないみたいで、マナちゃんが困っていたから助け舟をしただけ。私はマナちゃんの為に人生を捧げられる。マナちゃんが望むなれ何でもする。」

「気持ち悪いなぁ。マナは人生捧げるとか言われるから困ってるんだよ。ただの友人のくせにでしゃばってんじゃねーよ。」

「アンタにマナちゃんの何がわかるの?何も知らないくせに。」

「俺はマナのことを1番理解しているよ。」

「思い上がりも甚だしい。マナちゃんが恋人に選んだだけで勘違いしたのね。可哀想な人。」

「勘違い野郎はお前の方だろうが。勝手にマナの特別だと思い込んで1番の理解者の面をして、気持ち悪いんだよ。」

「私は前世のマナちゃんを知っている。マナちゃんの辛さを1番理解している。普通の生活をしたいマナちゃんの邪魔ばかりするお前が邪魔で仕方ない。」

「いつまで前世の話をしているんだ?マナはもうこの世界の人間だ。この世界で生きた年数の方がもう多くなったんだろう?いつまでも生まれる前の世界の話を持ち出しているのはお前だけだよ。」

「お前は前世のマナちゃんを知らないからそんなことを言えるんだ。浅はか。マナちゃんが弱ってる時に優しくしただけで選ばれたおこぼれ彼氏が偉そうにするな。」

「マナは一生俺を愛すると誓ったぞ?マナは俺と結婚すると約束した。」

「フフッ。初めての彼氏でテンション上がっちゃっただけよ。離れて暮らして冷静になれば飽きるわよ。口約束だけの結婚なんて何の意味もないわ。」

「俺はマナを信じてる。」

「…。」

「マナは優しいからお前にキモいから近づくなって言えないだけなんだ。わかったらマナを追いかけ回すのやめろ。」

「何を言っているの?私はマナちゃんの1番の親友であり、理解者なのよ。マナちゃんが辛い時にいつでも私が助けてあげられるように側にいるの。優しすぎるマナちゃんを救えるのは私だけ。」

「親友ね…マナはローズとかアレクサンダーの方が親しい友人のようだけど?」

「あんな奴らと私と一緒にしないで。ローズなんて前世でマナちゃんをいじめてた最低最悪な人だし、アレクサンダーなんてただのマナちゃんのストーカーじゃない。」

「まぁローズもアレクサンダーもマナと親しくしていてむかつくけど…お前よりもいいやつらだと思うよ。」

「は?どこ見てそんなこと言ってんの?ローズはマナちゃんに花瓶の水をぶっかけたのよ?アレクサンダーはマナちゃんのストーカーしてるだけのクズ人間よ?」

「お前もたいして変わらねぇよ。前世からストーカーしてるだけのクズだろうが。」

「私はマナちゃんの為に魂の入れ替えをしたのよ?マナちゃんの幸せを1番に考えているのは私。お前みたいな男と結婚したらマナちゃんは可哀想。こんな執着まみれの男なんてマナちゃん絶対に幸せになれない。」

「マナは俺を愛しているんだ。幸せなんてそれだけで十分だろう?」

「いつか私がマナちゃんの目を覚させてあげなくちゃ。こんな自己中で最低な男なんて早く捨てろってね。」

「俺のどこが自己中で最低だと?」

「マナちゃんの為にお前は何が出来た?何もしてないよね?それなのに王妃にさせてマナちゃんを縛り付けるなんて…お前の私利私欲でしかない。マナちゃんのことを本当に愛しているなら家を出て平凡な家庭にするべきだわ。マナちゃんは誰よりも平凡な幸せを望んでいるの。」

「マナはそんなこと望んでいない。俺が王になる為に努力した未来を信じてくれている。恋に溺れて家に出ることは反対しているんだよ。」

「それはマナちゃんが優しいからでしょう?マナちゃんは本当は平凡な家庭になりたいのよ。お前のことを案じて言ってるだけ。マナちゃんの為なら何でもするっていう気概はお前にはない。」

「平凡平凡…うるせぇな。マナはもう平凡な暮らしなんて望んでない。俺と王妃になる未来を選んだ。」

「苦労する未来しか見えないのに?そんな大役を背負わされて可哀想。早くマナちゃんを解放しろ。マナちゃんは権力やお金とかは全く興味ないの。平凡な暮らしこそマナちゃんの幸せ。そんなこともわかっていないやつにマナちゃんは渡せない。」

「渡せないってなんだよ。気持ち悪りぃ。マナは確かに権力もお金も苦手だが、それでも俺と共に生きると決めてくれた。俺を愛しているからだ!!」

「はいはい。わかったわかった。3ヶ月も離れて暮らせばすぐに目が覚めるわよ。お前のことなんか忘れて幸せに暮らすわよ。」

「現実を受け入れろよ。マナは平凡な暮らしなんて求めていないし、マナが愛しているのは俺だ。」


バンッ!!と生徒会室の窓ガラスが粉砕する

マリアが風魔法の暴走で粉々に吹っ飛ばした

すぐさま俺の護衛騎士が臨戦体制になり姿を現す

「フッ…アンタが王子じゃななければ今ここで殺してやれたのに。」

「護衛がいなくても俺はお前に負けるわけない。」

「ハハ!!魔王相手に手も足も出なくてマナちゃんに守られるだけの存在だったくせに!!そんな雑魚に負けないわよ。」

「…。」

「でも…ここでアンタを殺してもメリットないから見逃してあげる。どうせマナちゃんは目を覚ましてアンタは捨てられるんだし、戦う意味がないからね。」

「俺は不敬罪でお前を投獄することも出来るけど。」

「ご自由にどうぞ。そんなことをしたらマナちゃんに嫌われるだけだけどね。」

「なんで?」

「ただ窓ガラス割っただけで牢屋に入れられたなんて知ったらアンタのこと嫌いになってくれるわ。」

「本当にキモいなお前。」

「アンタが1番キモいよ。早くマナちゃんから離れろよ。クソがよぉ。」

こいつと卒業まで放課後2人きりなのか?

最悪すぎ


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