第298話 最後の体育祭
学生生活最後の体育祭が始まった
私は1年生の時に体操服を盗まれた事件があった為、
チアガールの応援団等は免除されている
私が参加するのは障害物走と二人三脚だけだ
「どうして障害物走なんて危ないレースに参加することになったんだ。」
とクリスが言う
「いや…1番安全じゃない?」
「網を潜ったり、麻袋に入ってジャンプしたりするんだぞ!!」
「麻袋はたしかに転んだりはするかもしれないけど…私は白魔法使いなのよ?もしも怪我をしてもすぐに治せるから大丈夫よ。」
「違う!!マナが網に絡まったりする姿が変質者が喜ぶだろうが!!麻袋に入ってジャンプなんかしたら胸が揺れるだろう!?危険すぎる!!」
「…変態。」
「男はみんな変態なんだ!!マナの意識が低すぎるんだ!!」
「そんなこと気にしたら何も出来なくなるよ。」
「誰の目にも触れさせたくない!!俺のジャージを着てるマナは他の奴らに牽制は出来るものの…彼ジャージを着てるマナが可愛すぎて男を興奮させてしまっている!!」
「じゃあ自分のジャージ着るよ。」
「ダメだ!!俺のマナだと全校生徒に見せつけないと危ない!!」
「障害物走と二人三脚しか出ないんだから大丈夫だよ。」
「二人三脚は俺と出るから安心だけど…障害物走なんてそんな危険なレースに参加するなんて…今からでも棄権した方が…」
「心配しすぎだって。」
「変質者はいつもマナを見ているからな!!」
「嫌なこと言わないでよ…」
今から障害物走が始まるのに嫌なことを吹き込まないでほしい
障害物走が始まり、スタートのピストルが鳴る
私は走り、平均台を超えて次の網を潜る
意外と網が重くて苦戦していると
「網に絡まってあられもない姿に…!!変質者が喜んでしまうよ!!マナが可愛すぎてしんどい!!」
クリスの応援とは言えない声を聞きながらなんとか網を潜り抜けた
次は足を麻袋に入れてジャンプしてゴールを目指す
私がぴょんぴょん飛んでいると
「揺れてる!!揺れてるから!!見るな!!全校生徒全員顔を伏せろ!!頭が高いやつは全員殺す!!!」
クリスの物騒な声援を聞きながら私は一位でゴールした
貴族のお嬢様達と比べたら私はミケお爺ちゃんと修行をしている身なので体力はあるほうだ
次の二人三脚はクリスと一緒に参加する
「俺達はいつも一心同体だから!最強のペアとしてゴールするぞ!!」
私は1、2と声を掛けてクリスと走る
「もっと早く走れないのか!?」
「無理だよ…そんなに早く走れない。」
「もういい!」
そう言うとクリスは私の体を持ち上げて走り出す
「ちょ…!!何するの!?」
「この方が早い!」
私はクリスに抱えられたまま一位ぶっちぎりの速さでゴールした
「俺達は最強のペアだ!!」
「あの…クリス様申し訳ございませんが、失格です…」
と体育祭の係の人に言われる
「えぇ!?ど…どうして!?」
「二人三脚してなかったので…抱き上げてゴールするのはルール違反で失格です。」
「そんなルール聞いていない!!」
こうして3年生最後の体育祭は最後は失格して終わった




