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第221話 アクティビティ

私達はスキューバーダイビング体験にやってきた

水着の上にウェットスーツを着て

インストラクターのお姉さんから注意事項の説明を受けて

インストラクターのお姉さんと一緒に海へ私達は潜った

透きとおった海水には綺麗な魚がたくさん生息していて

海の中の世界は圧巻の美しさだった

綺麗な模様の魚達は何故か私の近くに集まってくる

私が聖女だからなのかヒロインだからなのかわからないけれど

明らかに異様に多く集まってきて

身動きも取れないほど私は魚達に囲まれてしまい

軽くパニックになる

助けを求めてインストラクターのお姉さんを見ると

何故か両手を叩いて爆笑していた

そしてお姉さんが持っているホワイトボードに

“魚達にも愛されていて人形姫のようですね♡”

とメッセージが書かれていた

プリンセス補正するなら動物と会話出来るようにして欲しかった

ただよってくるだけなら慣れてないし普通に怖いんだが

怯えながらインストラクターのお姉さんに手を引かれて海の中を泳ぐ

お姉さんが上を指刺すので上を見ると

マンタが泳いでいた

マンタはゆっくり泳いできて私に近づいてくる

挨拶するように私の頬をすりすりとしてきた

“マンタに会えるなんて流石聖女様ですね”

とインストラクターのお姉さんのメッセージが書いてある

マンタは出会えたらラッキーだと言われているようだ

スキューバーダイビングが終わり

次のアクティビティに移動しようとすると

目の前に水龍がやってきた

黄緑色の大きな体に

巨大な角を生やしていて

神秘的な美しさをしている

「すごい…!!神の使いと言われている水龍に会えるなんて!!こんなに間近で見れたのは初めてですよ!!」

とインストラクターのお姉さんが興奮して説明をしてくれた

水龍は私の前でピタッと止まり

頭を近づける

「これ…もしかして乗れってことじゃないですか?」

とミメットが言う

「全員乗せてくれるのかな?」

と私が言うと

水龍が

「構わない。乗りなさい。」

と喋った

「わ!喋った!!」

「聖女様に出会えるなんて光栄です。是非このマチャマチャ島を私に案内させて下さい。」

と水龍が言う

なんて礼儀正しい水龍なんだろう

「ありがとう。じゃあお願いしようかな。」

私達は水龍に乗り立て髪を掴んで落ちないようにする

「では出発します。」

水龍がそう言うと空高く水龍は舞い上がる

「凄い…!!」

こんなに神秘的な体験初めてだ

最高の景色に心地の良い風

気分が高鳴る

「きゃーーーー!!すごーーーーい!!」

「お気に召して頂いてよかったです。」

「ありがとう!水龍さん!!」

「こちらこそありがとうございます。この世界は貴方の為に作られたものです。私はこの世界が好きです。それは聖女の貴方がこの世界を守ってくれているおかげです。ありがとうございます。」

「私だけの力ではないですよ。」

「それでも…この世界が美しいのは貴方が喜ぶように神が作ったからです。だから…貴方は神に1番近くて崇高な存在です。」

「この世界を守っているのはこの世界を愛している全ての生命体ですよ。私はきっかけにすぎません。」

「謙虚ですね。聖女様。」

「そんなことないですよ。」

「私はこの世界が好きですよ。だから…魔王も助けてあげてくださいね。ひとりぼっちは寂しいですから。」

同じドラゴンだからだろうか

この世の全てを水龍も見えているのかもしれない

魔王が復活していることも

魔王孤独でいることも知っているようだった

「私はこの世で1番愛しているのは魔王なんです。たとえ世界が崩壊しようとも魔王だけは助けますよ。」

「私が出来ることならお手伝いします。聖女様。いつでも呼んで下さい。世界の裏側にだって飛んで行きますから。」

「フフッ。ありがとう。とても頼もしいわ。」

空の旅も終えて私達はマチャマチャ島へ降ろして貰った

「ありがとう。最高の思い出になったわ。」

「こちらこそ出会えて光栄でした。必要なら時はいつでも呼んで下さい。」

水龍は空へと消えていった







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