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第218話 修学旅行出発

いよいよ今日から南国リゾートマチャマチャ島へと修学旅行に出発だ

豪華客船で1日で到着する

豪華客船のレストランで私達の班5人一緒に食事をすることになった

「マナはいつもお弁当を食べているからレストランで食事をする姿は新鮮に見えるね。」

とクリスが言う

「たしかに普段は自分で作った料理しか食べないから。新鮮かもね。」

「どうして俺には手作りのお弁当作ってくれないの?」

「クリスだけにお弁当作ってきたら不公平でしょう?」

「フェイには毎日お弁当作ってきてるじゃないか。不公平だろ!」

「だって…可愛い後輩がマナ先輩のお弁当食べたいな♡とか言われたら断れないよ。」

「俺のは断るくせに!!」

「俺…マナ様の手作りお弁当食べたことありますけど。」

とシガーレッド・アレクサンダーが言う

「あ!!ちょっと!!今それ言う!?」

「おい!!マナ!!どういうことだよ!!」

「この前の課外活動で水族館に行った時にレストランは混むからベンチでサンドイッチを食べようと言われてマナ様特製の手作りサンドイッチを頂きましたよ。魔塔の近くの畑で育てている自家製の野菜を使っているとても美味しいサンドイッチでしたよ。」

「バカ!空気読んでよ!今そんなこと暴露したらクリスが…」

「おい!!どういうことだよ!!アレクサンダーだけ特別なのか!?いつも班を決める時にマナが指名しているし…!!」

「シガーレッド・アレクサンダーは私のことを特別扱いせずに普通に接してくれるから気に入ってるだけだよ。」

「俺だって普通に接しているだろう!?」

「どこがよ!!私のこと毎日ストーキングしといて!!」

「それはアレクサンダーもそうだろうが!」

「シガーレッド・アレクサンダーは仕事なの!」

「絶対不公平だ!!」

「そんなことないもん!ねぇ!ローズ様!ミメット!」

「いや。普通にアレクサンダーは優雅されてると思うけど。」

「マナ様が2回も同じ人を同じ班に選ぶなんてVIP待遇ですよ。」

「ほらみろ!満場一致じゃねぇか!」

「俺も自分は優遇されていると自負しています。」

なんということだ私以外全員シガーレッド・アレクサンダーが優遇されていると意見が一致してしまった

完全に劣勢だ

自分の非を認めざるを得ない

「じゃあもう平等主義は本日で終了します。これからはシガーレッド・アレクサンダーをVIP待遇していきますのでよろしくお願いします。」

「なっ…それはアレクサンダーを恋人にするってことか!?」

「いいえ。シガーレッド・アレクサンダーは今日から大親友に昇格しました。他の人とは違って特別に仲良くします。」

私がそう宣言すると何故かみんな静かになってしまった

「私は?マナの何?」

とローズ様が言うので

「推しですね。」

と答えると不服そうな顔をされた

「私は?」

「ミメットは友人だよ。」

「俺は?マナの何?」

とクリスが言うので

「ちょっと面倒くさいけど、憎めない人かな。」

と答えると

「フフッ。嫌われてなかったんだ。よかった。」

と少し安心したように笑うから

あぁあ…可愛いなぁ

好きだなぁと心で悶えてしまう

顔に出さないように必死に堪える

「じゃあマナ。俺をVIP待遇してみてよ。」

とシガーレッド・アレクサンダーが言う

「今?」

「そう今。」

私は少し考え込み

「マナビーーーーム!!」

と言いながら両目にピースサインをして目から架空のビームをシガーレッド・アレクサンダーに飛ばす

「うびびびびびびび。」

とシガーレッド・アレクサンダーがのっかってくれた

「アハハハハ!!」

私はシガーレッド・アレクサンダーがのってくれたことが嬉しくて大声で笑う

「目の前で堂々とイチャイチャするな!!」

とクリスが言う

「ただの親友同士の馴れ合いだよねー?」

「そうですよ。恋愛なんて発展しませんから。安心してください。」

「うるさい!俺は男女の友情は成立しない派だ!目の前で修学旅行中に毎回イチャイチャするなら俺は耐えきれなくなって暴走するぞ!」

「やっぱりVIP待遇は争いを生むからやめましょう。マナ。私達は平等に友人として接すること。いいわね?」

ローズ様が威圧的に言う

「うーん…でもいい子でいるのも疲れたし、この班をぐちゃぐちゃのドロドロの争いにしてやろうかな。」

と私が言う

「…どうするの?」

とローズ様が聞くので

「全員に色仕掛けして全員堕とす。」

「地獄になるわよ。」

「フフッ。冗談に決まってるでしょう?平和が1番。平等が1番。そうでしょう?」

「別に私にだけ特別待遇するならいいわよ。」

とローズ様が言う

「おい!抜け駆けするな!マナ!俺だけ特別待遇しろ!」

とクリスが言う

「ずるいですよ!私だってマナ様信者なんですから!私だけ特別待遇されないなんて不公平です!」

とミメットが言う

「俺は普通に接して欲しいですね。マナ様には。」

とシガーレッド・アレクサンダーが言う

「ほら。だからシガーレッド・アレクサンダーの隣が居心地良くなるんだよ。」

と私が言う

ギャーギャーと揉めながらレストランで食事をして楽しく過ごした





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